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今一度考える。リハビリテーションは誰のものか。

ふと思ったことを今日は短くまとめようと思います。

タイトル通りではあるのですが。

患者さんからたまに、
「先生のお陰で良くなりました。ありがとうございます」
と言われることがあります。

皆さんもありませんか?

表現の違いはあれど、そういう意味の言葉をいただくことはあると思います。


そういう時の私の答え。

「いやいや。〇〇さんが頑張ったり、努力してくださったからですよ。私はあれしてください。これしましょう。とか指示というか言ってるだけですからね。頑張ったのは〇〇さんです」

とほぼ毎回答えるようにしています。


リハビリテーションは誰のものなのか。

その中での我々の立ち位置はどこなのか。

そこを考えると間違った回答ではないと自負しています。


また、こんな話をすると「寝たきりで動けない患者さんはどうなんだ」みたいに思う方もいるかもしれません。

そういう場合は、こちらが助ける割合が外来や動ける入院患者さんとは違うだけ。
寝たきりの方だって、身体を起こして座位を取ったり、口腔ケアをしたりするときに嫌なのに頑張って口を開けてくれたり、反応しようとしてくれています。

だから、全く頑張ってないわけではない。そういう環境の変化をこちらが提供して、それに対してその患者さん毎に応えてくださる。

だから根本は同じだと私は考えています。


リハビリテーションは誰のものか。

我々の立ち位置はどこなのか。

医療や介護の介入をどうするのか、どう考えるのか。


そこを常に考えながら今日も臨床に挑もうと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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