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野に放たれた…?

何故そこに居たんだろう。



新卒で入ったのは所謂、町医者が理事長の社会福祉法人で、グループホームとデイサービスと小規模多機能型居宅介護を経営しているところだった。

そこで満を持して作る特別養護老人ホームに、オープニングスタッフとして採用して頂いた。私も含めて20人近く同期がいたかなぁ。本部の隣の寺の研修室に集まってオリエンテーションしたねぇ。懐かしい。高卒から大卒、中途採用まで色んな人がいた。後にも先にも中々ない貴重な出会い、体験。

入社式をやったのは5/1。震災後に本部長や施設長が内定者に電話して回っていたようで、只でさえ利用者さんのことで大変なのに大変だなぁと思った←語彙力



入社したのはいいけど建物がまだ出来ていなく、半年は2ヶ月おきに既存の施設へ回り、研修をするとのことだった。そして私が1番最初に研修に行ったのはグループホーム。そこが本当に最悪だった。笑笑

週3回出勤し、あとの日程は当時のヘルパー2級養成講座に通ってたわけだけど、聞くことなすことがぜーんぶ初耳初体験。週に何回か勉強してあと現場に出るの?!何にもわかんない!と、戸惑った。働きながらやるって、結構酷だ。当時強くそう思ったのを今でも覚えている。(私がもう少し楽観的に考えられてれば…の問題?笑)

でも初めて社会に出て働くんだから、後悔のないようにしたい。

せっかく出来ることをやってるんだから、今やっていることが出来ることからやりたいことに変えていけるようにやろう。それだけ決めた。

しっかり学んで早く役に立てるようにしよう!とは決意したものの。見事に打ち砕く出来事多数。

まずひとつめ。研修先の1番最初のオリエンテーション。

初めて行ったその日、おもむろにキッチンの端にイスを置かれ座らされ、何もしないでそこに座ってて。いいって言うまで動かないで。と指示。何がなんだかわからないが、言われるがまま半日が過ぎた。

そして午後、そこの管理者が出てきて感想を聞いてきた。皆とりあえずちゃんとしないといけないと思ったのか、思い思いに話す。私も疲れた、とは思ったがそう言うのもな…と思い「職員さん達の動きが機敏でした。」みたいなことを言った…と思う。全員話し終わって一言。

「がっかりだ。お前らクズだな。」

と言い放った。

何故そこまで言われんといけんのだ?!笑 と鳩が豆鉄砲くらったような顔をしていると、続けてこう言う。

「ここにいる利用者の気持ちだ。今日体験したのは利用者のリアルだ。暇だろ。座っているだけで疲れただろ。どうしていいかわからずに心細かっただろ。そういう気持ちにさせているんだ。それをわからなかったら介護なんて出来ない。」

だそうだ。

今考えると言いたいことはたくさんあるけど。笑 その人が言いたいことも何となく分かった…気がした。まあそこでクズ呼ばわりするのもどうかと思うが。(結局その管理者はその後問題行動があったため飛ばされてそのまま退職しましたとさ。笑笑)

どうやらそこに所属になった人の名物研修だったらしい。いらない名物ですわ。

そしてふたつめ。プリセプターや職員が( >ω∂ )☆

ついてくれた人がそこのリーダー?だったのだが、まあこの人が後にも先にも苦手な人で。笑 何が嫌だったかと言うと

①なんで出来ないの?と理屈っぽく責めてくる

②○○ちゃんはこう出来てるのに、人(短大卒の介福持ち)と比べてくる

③分からない事があったら聞いて!と言ってくるのに聞いたら聞いたで不機嫌にしてくる

そして現場の雰囲気も新卒ウェルカム!みたいな感じではなかったし、出来る子はすごく褒められていたけど私のようなぺーぺーはあまり馴染めず。やっぱり現場の雰囲気はとっても大事なんだなぁ。常にピリピリしていたし。やっぱピリピリしていると利用者さんも不穏になるよね。

↑↑↑こういう人達には絶対ならない…!と深く心に刻んだ私であった…。


さらにみっつめ。1週間足らずで何故か他の研修先の同期と入れ替わらされた。どうも片方の方が肌に合っていなかったらしく、私に矛先が向かい…。私は別にどこでも良かったので、3回くらいしか行かなかったけど早くも次の研修先に行きましたとさ。

まあそこもそこで中々…笑

これは次回に続く、ですな!

でもほんの2週間くらいで色々感じ、考えるきっかけを与えてくれて、中々経験出来ないことを味わわせてくれたこの施設に今は感謝感謝。もう二度と行かないけど!笑




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