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GAFAな時代のSNS的読書法      蜜蜂と遠雷の楽しみ方


2017年の直木賞、本屋大賞 W受賞 は 皆さん書いてるけど
2度目の本屋大賞受賞ってほうも、凄いと思うんだけど。

見てから読むか、読んでから見るか

僕は、見てから読む派です。
だって、その方がハッピー。

読んでから見て、満足したことがない。
キャスティングがダメだ、なんで、そこをカットする・・・とかね。

なので、蜜蜂と遠雷も映画を見てから読んだ。
本が出版されてから、4年ぐらい経ってからの映画化だから、
よく読むの我慢してたなぁ。というか、分厚さに圧倒されて手がでなかったのかもしれない。

小説を読んでから、映画見てたら激怒してたと思う。
なんで、奏ちゃんを出さない。 とかね。

感想文というより、このメディアミック(最近言わない死語?)の時代の小説の楽しみ方。 僕のやったこと&やろとしていることをご紹介します。

で、GAFAご存じと思いますが、
G……Google 検索エンジン 含むYouTube
A……Apple デジタルデバイス、itune
F……Facebook SNS
A……Amazon ネットショップ 含むkindde

そして、SNSはsocial networking service と思われたでしょうが、
僕の場合
Spotify 音楽配信サービス
note  そう、今お読みのここ
Sony  Sonyのパソコンとスマホを愛用してンるんで。
    Blue-layプレーヤもSonyでした。

つまりのところ、昔は読書って紙の読むだけだったんですが、
今は上記のインターネット絡みの便利なもの達のおかげで、紙時代と
比べ物にならないくらい、深ーーーく楽しめて、おまけに自分で発信できて、同好の士とつながることもできる。
で、村上春樹さんの感想文を書いた、岸田奈美さんなんて、著者からサインが送られて、はたまた、お仕事までゲットしちゃえる時代なんですよね。

と言って、僕は彼女ほどの文才というか、人間的魅力はないんで、これが恩田さんの目に入ってくれればなぁと、かすかな望みで書いてます。

と言って、ヘビーな恩田ファンではなく(ハルキストみたいな呼び名ないんですかね、リキストは短いし、リクエストはゴロが似てるけど、意味がねぇ)
蜜蜂と遠雷の前に、読んだのは、夜のピクニック(これも映画先にみました。)とブラザーサン・シスタームーンだけ。
 でもね、ネットで内田善美さん調べてたら、恩田さんのブログがひっかかって同年代と知る。
https://www.shobunsha.co.jp/?page_id=1956

そして、ブラザーサン・シスタームーンのとこで、書いたけど同じ小学校に通ってたみたい。(ご興味あればリンク先ご覧ください)

https://note.com/papao1206/n/ne87ebb424f04?fbclid=IwAR1JomTfpMj15viRVqCcHGlUhommRKv3HunvqbDdcSVZyWfhXqtsfcCXHI0

僕のやったこと
前置きがすっごく長くなりすみません。お薦めの読書法と僕のやったことを書きますね。

実は、まだ小説は読んではいけない。
なぜならば、僕のお薦めの順番は

映画→ コミック→ 文庫本(下)の解説→ 小説→ ネット検索 

*連載との比較 →祝祭と予感 をよむ

映画がDVD化、またネット配信でみれるので、見ちゃっていいです。

次に、コミックを読んでいただきたいが、これがまだ連載中というか、連載が止まってるみたい。
https://comic-boost.com/series/133

ですので、ほんとはコミックが完結してから、読みだしてほしい。
が、いつになるかわかんないんで、既刊の1巻だけでも読んで欲しい。

映画では、説明不足で?だったのが、コミックではよくわかるし。
コミックはストーリーの流れを登場人物ごとにエピソードを説明してくれているんで、よく整理されているんで、映画でクエスチョンだったとこがすっと理解できる。
あーちゃん。まーくんのとことかね。映画では登場しなかった人もちゃんと描かれている(今のところは)

つぎに、文庫本の解説を読んで欲しい。
幻冬舎の担当編集者のかたが、この小説がどれほどの紆余曲折をもって書き上げられたかがわかる。映画・コミックを見た後、小説を読む前に編集者のご苦労と熱意でこの小説が書きあげられたのを知ってからよむと、読書熱がワンランク上がると思う。
あと、ここもね。
https://naxos.jp/news/nycc-27303-4_interview03
このインタビューの中。

取材に行ってすぐに書き始めるのかと思いきや、結局2年以上もまったく書かなくて…。これだけ時間を費やしたのだから、いつかは書くだろうと思いましたが、ようやく書き始めたと思ったら毎月雑誌にして2~3ページしか進まないので、歩みは本当にちょっとずつ。
 今までの恩田さんの作品の中でも、こんなにちょっとずつしか進まなかった作品は初めてじゃないでしょうか。普通はもっと早く終わるものなので、この作品はとにかく書き進めるのが大変だったんでしょうね。連載時は読者からの反響もほとんどありませんから、本として発売されるまでの8年間、ひたすら原稿を催促して掲載して…まさに、作家と自分だけの“密やかな対話”でしたね(笑)。



そして、小説へ、 ここは単行本で2段組み、507ページを一気に読んで欲しい。 できれば、正月休みとか3連休とかまとまった時間が取れる時に。
この読むときに、メデァミックスを大いに楽しんでほしい。
GAFA時代といったのは、ここ、
蜜蜂と遠雷(本文登場順) YouTubeで曲が聞けるんですよ、残念ながら削除されているのもありますが、そこは、検索すればでてきますよ。

tomomi yoshidaさん、ほんとにありがとう。

https://www.youtube.com/playlist?list=PL4Z5dUqbFA9l_pmYK_SjQBi814SEbAcqh

あっ、でも春と修羅は そう鋭いあなた 心配ありません、Spotifyで検索すればほら。

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リンクは風間塵
https://open.spotify.com/embed/playlist/5ltFoLmvuy67DzT3mwX84r

Blue-lay豪華版だと、特典ディスクにロングバージョンが入ってますし。
https://mitsubachi-enrai-movie.jp/bluraydvd.html

この時がね、最高に幸せでしたよ。この時代にこのメディアミックスで文字と音楽が堪能できるなんて。 

映画を先に見ているあなたはいろいろな疑問がまたでてくるでしょう。そしたら、読んでいる途中でもいいんですが、いろいろググってみてください。

まず、こことか
https://www.gentosha.jp/article/7081/
監督さんとこは大事
https://hibiclassic.com/special/mitsubachi/7578/

で、本を読み終えると最後にこれ。

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ここで、大幅に加筆・修正した って気になったのは僕だけ?
はい、私、とんでもないことをやっちゃいました。
連載を全部コピーしました。 
これがね、苦労したんですよ。国会図書館で全部コピーできるかと思ったら、揃ってなくて。で、どうしたかというと、国会図書館の職員さんが探してくれて、都立多摩図書館にあるって。 ここら辺の苦労とかも含めて、
単行本と見比べてどこがちがうかnoteに書きました。 連載1回分づつ。 最初の写真の上にあるコピー あれは最終回のコピー。

今年の1月にはじめて、4月まで。毎日やりたかったのが、途中、コピーし忘れが発覚し、再度図書館へコピー依頼したりして。

でね、つくづく思ったのはやっぱり人だよなぁと。
ネットですごく便利だけど、コピーを入手する際はネットだけで自分だけじゃ、揃えれなかったもの。両図書館の司書さん、ほんとありがとうございました。
ご興味あれば、こちらから
https://note.com/papao1206/n/nb3f4cca8fdf7

で、いちばん驚いたのは、連載ではコンクールの審査結果が書かれてないこと。連載中はそんなこと、どうでも良くなってたんでしょうね。

そして、スピンオフの祝祭と予感 これもぜひ読んでくださいよ。後日談と思ったら前日談もありの。 恩田さん、どのくらいの時期にこのキャラ設定とかされてたんかなぁと。

やろとしていること
・ルビ
先のリンク先のnoteでは、ルビについては、省略してました。まぁ、どう表記したらいいか悩んだこともありますけど。 連載にはふられてたのが、本ではなかったり、また、その逆もありで。
時間みつけて、& うまい表記方法みつけたら、どこかで発表します。
noteではないかもしれないけど。

・文庫本のページ
単行本のページで表示してますから、単行本しか持たない人のためにもいるかなと。

・コミックと原作の違い
これは、連載完了してからですが

・映画と原作の違い
じつは、これ悩んでんですよ。あげだしたら、きりがない。かも。
先のリンクの監督のインタビューにもありますが、恩田さんが1本にするように指示されたこと。であれば、数々の削除・登場人物の削除というか兼務させるというか。
でもね、恩田さんが良いて言ってるんだから、つべこべ言うのやめとくかと思いつつ

・田久保さんのセリフ
ステージマネージャーの田久保さん、コンテスタントを舞台に送り出すときの言葉がね、相手にあわせて言われてるんですよ。これを、まとめときたいなぁとこ。

スピンオフ的なものが、いろいろあるようで、これも早くみてみたいなぁと
例えばこれ、とか。
https://www.video.unext.jp/title/SID0039549?cid=D31313&rid=SID0039549&adid=SEP&alp=1&alpad=1&utm_source=google&utm_medium=paidsearch&utm_campaign=google_s_title_others&utm_content=SID0039549&gclid=Cj0KCQiAzZL-BRDnARIsAPCJs70vejHqK4fewlf4L9kniJV4pWrUKNt0WzCn7kNGBkUjbX7agxmKRfQaAiamEALw_wcB

これ、DVD化されないかなぁ。
https://www.youtube.com/watch?v=OYrCoDdNGv0

と、まだまだ蜜蜂と遠雷は、楽しみを与えてくれるんです。

おまけ といか 蛇足
あとね、大幅な加筆という点(というか、カットだが)ではこれは、六番目の小夜子が最終選考までノミネートされた、ファンタジーノベル大賞の第6回受賞作品 鉄塔 武蔵野線
これ、単行本、文庫本 で結構違ってて、さらに再文庫化されて、また違ってるという、違う意味で凄いんです。
こちらも、ご興味あればご参考に
http://elleryqueen.seesaa.net/article/55540521.html

これも映画化されてて、伊藤 淳史君が主演してる。
チビノリダー大きくなったなぁって思ったの憶えてる。

もっと、蛇足。
他の方の感想文とかよむと絶賛ばかりなのだけど、
ひとつ言わせて、恩田先生ずるい。

なぜならば、本選の亜夜の演奏について、書いてないじゃない。
審査結果発表後に、
ナサニエルに
「本選のプロコフィエフの二番も。彼女が優勝していてもおかしくなかった。」

三枝子さんの、
「そうね、まさかプロコフィエフの二番で泣けるとは思いもよろなかったわ。・・・以下省略」

で済まして、まぁ、読者の想像に任せるみたいな感じだけど。

マサルのプロコフィエフの三番はP475から478使って表現してるのに、亜夜はなしかい。だもんだから、映画で入れ替わっちゃってるじゃない。

監督が脚本も書いてるからだけど、どこまで変えていいもんなんだろうな。
宮藤官九郎さんが、流星の絆で、犯人変えてもいいかって聞いて、さすがにそれはダメだったらしいけど。

あと、これは調べきれないかもしれないけど、7年にもおよぶ連載を(隔月のときもあったが)毎月、毎月 2-3Pぐらいづつを楽しみにして読んでいた読者さんてどれくらいいたんだろうかと、誰か調べてくんないかなぁ。



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