愛のお裾分け

最近ときどき「人から愛をお裾分けしてもらえてる」ような感覚になることがある。

友人が恋人を紹介してくれたり、幼馴染が結婚したり、知り合いが生まれたてのわが子と会わせてくれたり。そういうとき、とても心が満たされる。

仲良さそうにしてたりあかちゃんかわいかったり、そんな様子を見るととても心があったかくなって愛で満たされるような感覚になる。

今の私の生活はほぼ仕事だけだし出不精だから他にコミュニティがない。友人も数少ないし人間関係ほぼ身内で完結してるようなもの。恋人もいないし好きな人もいない。

たぶん、もうこの先の人生で誰かを好きになったり恋愛したり、そういうことはないんだろうなぁと思っている。一人が好きというのもあるかな。

友情や家族への愛は貫けるけど、誰か一人の人を愛したり、そこから新たな家族や命へと繋げていく経験は、おそらく私には来ないだろうと。

だからこそ、自分が経験できないであろう愛や幸せを目の当たりにすることは、とても貴重でありがたいと思う。

新婚さんの仲睦まじい雰囲気や、あかちゃんをみんなで愛でるなんて、友人や知り合いがいなければ目の当たりにはできなかった。

その様子を見て「こんなに愛って素晴らしいものなんだな。こんなに愛されて自分も生まれてきたのかな」と感慨深くなる。

みんなに私は救われている。

みんなが愛する恋人や家族や我が子を、私に会わせてくれることがとても嬉しい。

私も良い人生を送れてるのかもしれないと思える。妬み嫉みを少しも感じることなく、素直に嬉しいと思えることがとてもありがたい。

みんなのおかげで、私の心はあったかさを取り戻せる。ありがとう。


ぱんなこった

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