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ホテルアンテルーム滞在レポート @ BitSummit


京都みやこめっせで毎年7月に行われているBitSummitにはなんだかんだで毎年来ていたのだが、BitSummitと協賛していて何かしら面白そうなイベントしてるし参加者の多くが泊まってるしで、前々から泊まってみたかったホテルアンテルーム。

今年は出展側として参加したこともあり、ようやく泊まれたが想像以上の快適さだった。

結論として、出展者であればこのホテルを使わない理由はないと思ったため、せっかくなのでホテルの紹介とオススメのためにnoteにも書いておく。

BitSummit期間の特別運営

まず、BitSummit期間中は全部屋をイベント関係者のために貸し切りにしているらしい。この時期は祇園祭の客も入るはずだろうに、ずいぶん思い切った施策だな。

そしてその利用申請には、基本的にBitSummit出展関係者用のDiscordで案内される申請フォームから行うので、出展しない人がどう申請するのかは知らない。さすがに出展者だけが泊まってるということはないと思うので、どうにかやり方はあるのだろう。
出展しないけど関係者だという人は、他の関係者の人に聞いて下さい!(丸投げ)

18日が準備日、19日がビジネスデイで週末の20、21日が一般日であるため、18日チェックイン、21日チェックアウトの三泊四日のプランが提供される。
太っ腹すぎることに一日分は無料になって、今年は16400円で泊まれた。と言っても一泊が8200円。

事前にBitSummit時期に周辺のホテルを探したときは、特に祇園祭の時期というのもあって、もうみやこめっせ付近のホテルとなると1万を超えたり、というかそもそもその期間に部屋が空いてない。
もしくは民泊とかカプセルホテルとかそのあたりになってしまうため、一泊無料とかしなくても普通にホテルにその値段で泊まれるのは美味しい。

というかなぜ一泊無料にしてくれているのだろう… ビジネスは成り立つのだろうか…と勝手に心配してしまったが、色々なところと協力しているから大丈夫らしい。
毎年このやり方でやっているらしいので、問題あったら「一泊無料無理デース来年やめまーす」となってただろう。なってないということは大丈夫ということだな。

部屋

よくあるホテルだとコンセントが1箇所しかないところ、ここの部屋だと3箇所かそれ以上ある。

広めのワークデスクもあり、部屋の中で作業がし放題。もちろんWifiも強くどこでも効いているので部屋でも良し、ロビーでも良し、ノマドワークやりたい放題!
デスクの端に、小さな指輪置き、アクセサリー置きがあるのも地味にとても嬉しい。

寝る時にピアス外すの忘れがち、
そして外してもどこに置いたか忘れがちな自分に助かる専用置き場

枕元にもちゃんとコンセントがあり、手元でスマホを充電しながら眠りにつけるというのが分かってるなー。

部屋の鍵はオートロックではないので毎回自分で閉めて、外出時には受付に預ける必要があるのが忘れがち。そして鍵を預けるので自分の部屋番号を忘れて、戻ってくる時に受付で挙動不審になりがち。

共有エリア

むしろロビーや共有エリアの快適さはある意味部屋以上であり、共有PCで作業もできるしSteamがデフォルトでインストールされているからゲームもできるしヘッドホンもあるし、作業じゃなくSteamで遊べ!と言ってくるレベル。自分は誘惑をはねのけて作業できた。
期間にもよるが、たまにゲームが展示されていることもある。

また、BitSummit期間中だったこともあるが、周りで作業している人たちがみんなゲーム関係の打ち合わせなどをしており、通常のシェアオフィスとかよりなんとなく心地よい空間だった。ゲーム好きしかおらん!最高!

自分は使わなかったが同じエリアにバーも併設されており、夜は結構アルコールパワーで盛り上がっていることが多い。

レストラン

BitSummit期間中は、通常1500円の朝食ビュッフェがなんと1000円に!
まあ、普通にコンビニで朝ご飯を買うのに比べたら高いと言えば高いんだが、まあ、ホテルですし。しっかりとしたご飯をゆったりと食べれて、しかもなぜかこのイベント期間中だけコーヒーをテイクアウトできるという地味ホスピタリティが嬉しい。

また、このレストラン空間自体がオシャレでとにかく落ち着く。おかげでバスに乗り遅れそうになるレベル。

延泊時の完全ビュッフェ飯。1500円に戻るけど満足。
BitSummit期間朝食@オシャレ快適空間

送迎バス

そう、バス。なんと期間中はホテルから送迎バスがなんと三台も用意され、イベント開始の15分前に到着するようになっている。
15分前到着なので、正直大きめのブースの担当の人だと準備が間に合わない気がするが、インディーブースのような小さめのところなら前日のセットアップでほぼ終わっているはずなので基本的に問題ないはず。
朝食でもらったコーヒー片手に優雅に会場に到着。ホテルを近くに取っていても結局徒歩やタクシーとかになるからこちらの方が圧倒的に楽。
観光バスだから、最終日は撤収用のスーツケースなども問題なく運んでくれるという用意周到さ。

元々BitSummitのためにアンテルームに泊まってみたかったが泊まっていなかった最大の理由であった、「みやこめっせから遠い」という問題をこんな簡単に解決していたとは全然知らなかった。

パーティ

自分は友人との約束があったので参加できなかったが、18日の準備日夜にはパーティがある。毎年あるのかは知らないが。
他の会社と協賛していることもあり、かなり豪華でハイソな感じのイベント。上述のDiscord経由で案内が来て、それに応募さえしていれば無料で参加できる。ホテルに泊まっていなくても参加できた、はず。

その他施設

タバコ吸わない人には関係ないが、エアコン付き、柔らかい椅子が設置されている豪奢な喫煙所があるのもナイス。
100円のコインランドリーと乾燥機もあり、それぞれ30分で終わる。使いやすい。どちらも2台しかないので混むときは混むのかも知れない。自分のときは毎回空いていた。
自販機も別にイベント価格ではなく通常価格。
水は毎日サービスでペットボトルをもらえるが、更に自販機エリアで冷たい水が汲み放題。猛暑の時期はほんと助かる。

ロビー展示

ゲーム関係のイベントが多いこともあり、ロビーでの展示や受付横のグッズ販売もゲーム関係、もしくはアート関係の物が多く、それが好きな人にはたまらないであろうこと確実。でも筐体からずっと鳴ってる同じBGMがちょっと耳に残るので、近くのソファエリアでずっと座ってると気になってしまうのだった。

BitSummitでも出展していた、カセットを殴ってバグを起こして進めるという、
任天堂のお膝元で展示して良いのか気になるゲーム

近辺施設

ホテルそのものの施設ではないが、個人的に最強に感じたサービスは、徒歩一分の銭湯で使えるバスタオル、フェイスタオル、シャンプーリンスボディシャンプーと風呂桶のセットをなんと無料で貸し出してくれる!
更に通常490円の料金も受付でチケットを買えば470円になる。なぜそこまでやるのかと思うくらい手厚い。

もちろん部屋に風呂はあるのだが、徒歩一分で銭湯に行けるのはとても嬉しい。
銭湯自体はかなりレトロで、みんな大好き木札の靴箱システム。
風呂場は余り大きくなく、でもかなり熱い通常風呂に加え、電気風呂、薬湯、水風呂にサウナと色々揃っている。コーヒー牛乳も完備。完璧。
なにより、自分ではあまりやらない、桶を持って銭湯に行くという体験ができるのが素晴らしい。特に外国人なら垂涎ものなのではないだろうか。

あとローソンも徒歩一分にあり、ホテルの目の前にある居酒屋ではランチや、夜でも定食を提供しており、酒飲みじゃなくてもご飯を食べれる。普通に美味しく、真夏に歩きたくないとき助かる。
というか自分たちはそこに3日連続でお邪魔し、最終日は全然気づかないまま閉店後に当たり前の顔して入店してしまい、なぜか追い出されずそのまま定食を食べさせてもらった。あのときはすいませんでした…

豚の角煮定食が美味しかった

また、今回余り役には立たなかったが徒歩10分程の場所にドンキもあり、ブースに必要になった小物とかを買える。そこになければ駅近くにはヨドバシカメラやニトリもあり、自分はそこでA4ポスター用クリアスタンドや、折りたたみ椅子を購入してから一般日に備えることができた。

これはどこのホテルでも似たような状況だとは思うが、駅近くということもあり、周囲でなんでも揃えられる印象。特に真夏に外をあまり出歩かなくていいのはとても助かる。
BitSummitが真夏開催をやめてくれればもっと助かるんですけどね…

延泊

これはいつもうまく行くかわからない、というか普通の会社勤めなら無理だとは思うが、個人開発とかでスケジュールに問題ない人は、イベント後にそのまま延泊して京都観光するというのがオススメ。
チームメイトが数日滞在すると言っていたのでダメ元で聞いてみたら同じ部屋で2日延泊できて、更に値段も一泊7000円というリーズナブルな価格。

BitSummit最終日翌日は疲れ果てていたのか、気づいたら終わっていたが、休み二日目は京都国際マンガミュージアム、京都文化博物館、京都絞り工芸館と、ちょうど烏丸御池周りに固まっているナイスな施設をまとめて回り、満喫した。クソ暑かったけど。

まとめ

受付の人もとても丁寧で、銭湯帰りの濡れたタオルと風呂桶も嫌な顔せず受け取ってくれたり、延泊とか宅急便とか、滞在中色々とめんどくせえことをお願いしてしまったがすぐにサクサク対応してくれた。

シーズンオフのときは更にリーズナブル値段のようなので、イベントのとき以外にもまた泊まってみたい。でもまあ、自分にとっては京都まで行くのがまず割と長旅なんだよなぁ…

BitSummit出展する人や関係者は四の五の言わずにここを宿泊場所に使うことをオススメする。

レストランのアンケート裏を飾っていた謎のナスビで締める

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