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【新しいことを知る】無洗米ってほんまに栄養ないん?

日常生活を送る上で家事は結構な負担になりますよね。
体力的にも時間的にも負担を強いられる作業です。かといって疎かにすると暮らしが破綻してしまうのできちんとしなければなりません。

私たち夫婦は共働きでどちらも帰宅が遅くなることがあります。また仕事が立て込んでくると家事をする余裕がなくなってきてしまい、洗濯物が畳めないまま積まれてしまったり、掃除が行き届かなかったりします。
その中でも特に困るのが食事です。遅くなってくると外食をするわけにもいかず、かと言ってコンビニやスーパーの惣菜ばかりでは体に良くありません。そのため夫婦で協力しながら自炊をするのですが、案外面倒なのが炊飯です。

お米は食事をするときに欠かせませんよね。ほとんどの日本人がそうだと思います。ただお米は炊き上がるのに時間がかかるだけでなく、炊く作業が案外面倒です。
といっても炊飯器にセットすれば、全て機械が行ってくれるので料理をしたりするよりも工程数は少ないです。ただそのセットが私には煩雑でなりません。

我が家のルーティンは以下の通りです。

晩御飯を食べる&炊飯器にあるご飯を食べきる
   ↓
炊飯器の釜を洗う
   ↓
米櫃から米をとる
   ↓
米を洗う
   ↓
炊飯器にセットし、朝に炊き上がるように予約

1日分のご飯を毎回炊くのであれば、この流れを基本的に帰ることはまずできないと思います。大量にお米を炊いておいてそれを冷凍保存する方法もありますが、それは冷凍室のキャパ的に難しいと思います。
そのためこのルーティンを改良するとなれば、米を洗う作業を減らすということになります。
ということで長い前置きになりましたが、今回は無洗米について調べてみたいと思います。

無洗米とは?

はじめに無洗米とはどのようなものであるのかを調べていきたいと思います。名前の通り、使用前に洗う必要のない米だというぐらいしか私には情報がありません。

【無洗米の特徴】
精米した白米の表面には、通常の精米装置では取り切れない肌ヌカ(精白米の表面に残っている粘着性の高いヌカ)が残っています。この肌ヌカを取り除くために、精米した白米を炊く前は研ぎ洗いが必要となります。
「無洗米」は、今まで研ぎ洗いしていた肌ヌカをほぼ完全に除去したお米のことです。
肌ヌカを除去する方法には、肌ヌカの粘着性を利用して除去する方法(ヌカ式)や肌ヌカと水が混じったとぎ汁をタピオカ澱粉で吸着させる方法(タピオカ式)、肌ヌカを水で洗い落として乾燥させる方法(水洗い式)などがあります。

普通の米についているヌカは肌ヌカというんですね。

実は、精米した白米の表面には、従来の精米機では取りきれない、粘着性の強いヌカ(肌ヌカ)が残っています。
この肌ヌカを取り除くために、精白米を炊く前にとぎ洗いが必要でした。
洗わずに炊くと、ヌカ臭いご飯になってしまうからです。

なぜ肌ヌカを取り除かねばならないのかというと、味が悪くなってしまうからのようですね。無洗米ではない米を洗わず炊いたことがあったのですが、確かに独特の臭いがあったように思います。それがヌカの臭いだったのでしょう。

無洗米のメリット・デメリット

無洗米は通常の精米されたものから肌ヌカを取り除いたものだということはわかりました。そのため通常肌ヌカを落とす工程であった米を洗うという作業を省略することができるのです。
しかし無洗米というと栄養素が抜け落ちてしまっている、という印象があったりそのような話を聞いたりすることがありますが、実際はどうなのでしょうか。

上記にある農林水産省HPには以下のことが書かれています。

無洗米は炊く前に洗わずに済むため、
1.調理時間が短縮できる
2.水の使用量や排水を低減できる
3.洗米による栄養価(水溶性ビタミンやミネラルなど)の流失が低減できる
等のメリットがあります。

逆に栄養価を維持することができるようですね

環境面において、米ヌカにはリン酸や窒素などが含まれており、精白米のとぎ汁は水質汚染の原因となります。

逆に精白米(普通のお米)の方が環境に悪いということのようです。米のとぎ汁は普通に植物性のものなので水質汚染の原因であるというのは意外でした。

これが、家庭では水洗いで落としている肌ヌカです。栄養分が豊富なので、天然の有機肥料「米の精」として活用されています。では、この肌ヌカが除去された直後の無洗米も見てみましょう。

とはいえ食べるときに美味しくなくなるというデメリットはありますが、肌ヌカにも栄養はたくさんあるんですよね。そのため米ヌカ商品は多くありますからね。

【最後に】

無洗米は栄養素がないというというのは偏見だったようです。
ただ調べたHPは全て無洗米を販売する会社や、無洗米協会といった無洗米を世間にアピールしたい立場の方々からの引用ですのであくまで参考程度にすべきなのかもしれません。
値段的には数百円高くなってしまうので、その差額で面倒なひと手間を省略できるのはいいかもしれませんね。


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