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カネ恋をみて思い出したこと

カネ恋を見始めたんだが、あ~お金のことを考えて辛くなる気持ちや、お金に振り回される気持ちがわかるなあと思った。そんななか小さなことで幸せを感じているくきさんは素敵だなと思った。ちょっとしたお菓子で幸せをかみしめているのがかわいくて素敵だった。私もお金というか値段じゃなくて、自分が幸せを感じられるようにお金と仲良くしたいと思った。私なりのお金との仲良くなり方って、すごい表現が好き。あ~なかなかおもしろいドラマだったよ。

このドラマをみて自分が宗教二世で貧乏だったこととか自分とお金について考えてしまった。もっと貧乏な家があったと言われればそれまでだが、私の家は食べるものには困っていなかったけどそれ以外のことでお金を自由に使ったりとかそんなことできたためしがない。普通って何が普通なのか、分からないけど、やっぱり普通の一般的な家よりは貧乏だったと思う。すべての要因は宗教に貢いでいたからと知るのは後々のことだけどね。幼いながらに気づいてはいたけどはっきりと借金があることや献金をしたことでお金がないことを知るのは大人になってからかな。何とも言えない気持ちになったよね。子供の頃は両親ともに正社員ではないことも知らなかった。今考えると3人子供がいるのに正社員じゃなくてよくここまでお金どうにかなっていたなあって思う。でも、お金のせいで両親が喧嘩しているのは見たことがない。というか、両親が喧嘩しているのはみたことがないので、そういう点ではとても両親を尊敬するし素敵だとはおもう。

お金がないということは誰にも相談できないとドラマの中で言っていて、たしかにそうだと思った。私も自分の家が貧乏であることを隠したかったし、嫌だった。それもその原因が宗教のせいだなんて”やばい家”だと思われたくなかった。だから友人にも言えずずっと隠して生きてきた。今でこそ宗教の話は言えるようになったけど、お金の話はあまりできないよね。お金がないってたぶん人によって金銭感覚が違うからなんとも言えない。私は何より宗教によってお金がないという状況が生まれ、自分の進路の選択肢を狭められたことが何よりも悔しくて苦しかった。教育って貧乏な人は受けられないんだなっていう事実。貧乏な家は子供も貧乏で、お金持ちの家は子供もお金持ち。これは永遠にループしていくんだと。まあ別にお金持ちになりたいわけでもない。けどたまには贅沢はしたいし、やりたいと思ったことがあったときにお金のせいで諦めたくない。

私はなにより教育においてお金の格差があるということが許せないし悔しい。少し前まで通信大学でたまたまお金に関する授業を受けていたんだけど、やっぱりそこでも家庭の収入による教育格差があるということが言われていた。私ができる形で何かこの状況を変えたいし教育に関する支援が私自身もできたらいいなと思っている。私は昔から勉強が好き。変わっているのかもしれないけど。勉強したいと思っている子には勉強する環境や教育をちゃんと受けられるようにしてあげてほしいと思う。したくない子は別にしなくてもいいと思う。したい子に親とかお金とか環境のせいで諦めることを選んでほしくない。

生まれた家で人生決まってしまうなんてもったいない。だから、私は自分の稼いだお金で通信大学に行くことに決めたし、自分でやりたいことはやっているつもり。そりゃ生活費の面では親に頼ってきたところもあるけど、高校卒業後からはやりたいと思ったことは自分でお金を稼げば実現できるんだと知ったし、もう自分でやらなきゃ、親のせいにはできない年齢になったんだと実感してからは自分で選択することも増えたと思う。

20歳を超えて大人になって思うのは、たぶん一番どうしようもなく苦しいのは小中学生、高校生くらいまでの学生なんだろうなって。特に小中学生なんて自分の力で稼ぐこともできないから親の言われた通りにするしかないと思う。高校になればアルバイトができる。とはいえ、高校生で稼げる額なんてたかがちょっとだよね。だから、そういう学生たちが進路を選択するときにお金のことで親に言われてあきらめてほしくないと思うの。私はあきらめたうちの一人だから。後悔しない選択をしてほしいの。もっと自分の意志を尊重して生きればよかったなって今になって思うもんね。

高校受験も大学受験も結局自分の意思を尊重できなかった。お金がないので高校は公立しかダメ、大学は国公立しかダメということをひたすら言われ続けた。そうやってお金を基準に選ぶようになってしまった。それって本当に良くない。結局お金のせいにしてしまう。私は親にお金がなくても自分のやりたいことができる道を一緒に探したりしてほしかった。お金がないという事実は分かっているし、私もそれを無理に用意しろなんて言わないから、自分で稼いだら大学だって行けるとか、いろんな道を示してほしかった。当時高校生の私には大学に行く選択肢しかなかったから。みんなが行くから行く。そんな雰囲気にのまれてしまった。まあいまさら言っても仕方ないけど。だから自分の行くべき方向を決めるとき、進路や転職とか。そういうことで悩んでいる人はいろんな人に相談することも大切。とても大切。した方がいいと思う。だけど、だけど、最終的には自分で決めることだから、一番信頼している人に反対されたとしても、自分が納得する道を選ぶのがいいと思う。じゃないと、特に自分がうまくいかなかったとき、その人のせい、環境のせいとか、なにかのせいにしてしまうと思うから。

今回はお金のことでいろいろ思い出したことをまとめてみた。なんか気持ちを言語化したらとてもスッキリ。そして毎週カネ恋みるの楽しみだ~(笑)

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