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「自作の物語が読まれる」って奇跡だよ。

わたしが書いた物語を読む人がいる。そしてスキを押し、コメントまでいただける。それは奇跡以外の何物でもないのです。なぜなら、環境がたくさんの人の目に触れる機会を与えてくれ、経験が物語の土台となり、自分の価値観を言語化して文章にする学びをしてきた結果です。何かが欠けても、過ぎても、足りなくてもこの状況はなかったのです。これを奇跡と呼ばずになんと呼べば良いのでしょうか?

白い画面に浮かぶ物語。それは、書き手の魂の欠片。孤独な部屋で、キーボードを叩く指先から、紡ぎ出される言葉たち。それらが、インターネットという広大な海に漕ぎ出し、誰かの目に触れる。

それは、奇跡のような出会い。星の数ほどあるウェブサイト、無数の物語の中から、私の言葉を見つけてくれた誰かがいる。赤いハートのアイコンが一つ、また一つと増えていく。「スキ」という一言。それは、書き手にとって、この上ない喜び。

ある日、コメントが届く。「感動しました」「勇気をもらいました」「涙が止まりません」。見知らぬ誰かの温かい言葉が、心に染み入る。それは、まるで砂漠に降る雨。乾いた心に潤いを与え、新たな創作意欲を掻き立てる。

奇跡だ。そう思う。作家になる夢を抱いたあの日、初めてパソコンに向かったあの日、幾多の挫折を乗り越え、書き続けてきた日々。それら全てが、今この瞬間に繋がっている。

奇跡と呼ばずになんと呼べばいいだろう?
「いいね」。そう、それは「いいね」だ。SNSでの何気ない交流。しかし、その一言が、書き手の人生を大きく変えることもある。孤独な作業から、喜びと感動の共有へ。それは、まさに奇跡の連鎖。

例えば、ある主婦が書いた子育てエッセイ。それが、同じ悩みを抱える母親たちの共感を呼び、大きな反響を呼ぶ。あるいは、会社員の趣味で書いた小説が、出版社の目に留まり、書籍化される。そんな夢のような話が、実際に起こるのも、「いいね」の力。

あなたの物語も、誰かの心に響くかもしれない。書き続けることを諦めないで。

#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #ショートショート #パンダ大好きポッさん #名も無き小さな幸せに名を付ける

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