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食中毒とコロナウイルスとイースト菌

食中毒の感染とコロナウイルスの感染を同一に見る事は、相応しく無いと思って思いますが、パン作りが趣味で家事の一部になっている私が思っている事を記事にしたいと思います。

パン作りと他の料理の大きな違いは、発酵させる工程があることです。糠漬けもしているので発酵の恩恵をたくさん受けています。

注目すべき事は、菌の増えるスピードです。パンを発行させる温度は40度です。イースト菌は糖を食べてアルコールと二酸化炭素を排出してエネルギーにして増殖するのです。40度の砂糖湯にドライイーストを振ると、みるみる増えていくのを見る事ができます。イースト菌の香りが広がります。

パン生地は、捏ねることでグルテンに粘りを与えます。その中でパン酵母(イースト)が活動して二酸化炭素を封じ込めてパン生地を膨らませるのです。

途中でガス抜きと折り重ねを繰り返してより多くの空間を作る事でふわふわのパンになるのです。パンは焼くことによってイースト菌は死んでしまいますが、二酸化炭素と少しのアルコールは残ります。

パンの香りは小麦粉とイースト菌の残り香なのです。

これが、コロナウイルスの場合はどうなるのでしょうか?なんらかの方法で人から人に移ることで増殖して肺炎を発症して死に至らせるのです。

食中毒は原因となる菌や毒素を食する事で腸炎を発症して死に至らせるのです。

イースト菌もコロナウイルスも食中毒の原因となる毒も目には見えませんが、存在しているのです。人は目に見えないからと言って信じようとはしないのです。

パンを食べる時にこの話を思い出してください。目に見えなくても危険は身近にあるのです。直接目に見えていなくても間接的にその存在を見せてくれています。

危険を避けるためには、存在を認めて対策を取るのです。見て見ぬふりをするのは危険を招くことになるのです。