９．栄光浴の対処法

９．栄光浴の対処法
栄光浴はよく考えたら、人物や出身のことだけじゃない。人は、訪れた場所や実際に本物
の作品をみたことに対しても栄光浴を知らず知らずのうちに使っていることが多い。
土地や作品に関しては、場所(観光地)が美しく素晴らしいのであって、美術品が素晴らし
いのであって、そのもの自体に感動や素晴らしさがあるのだ。
そこへ行った“私”、本物を見た“私”がすごいのではなくて、そのもの自体に価値があると
いうことを覚えておくとよい。そのものたちも称賛する人がいることで成り立っているの
である。
栄光浴はなににもならない。自分にとっても社会にとっても。
なので、栄光浴をするんだったら、そんなことより有名でも無名でも心から感じた素晴ら
しいことを見つけてその内容を人に伝えたほうが少なくとも人のためにはなる。独りよが
りではいけない。
結局は、自分が社会に対して何を役に立つことをしたのかが、栄光に結び付くと思う。
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※ “栄光浴”…社会的に評価の高い人物やものごと、所属先などのことがらとのつながりを
強調することで自分の価値を高めたり、印象や評価を高めようとすること。
(○○さんと知り合い、私は日本一になった○○高校出身、テレビに出た○○の親友など)