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きゅうりに火を通す

初めてきゅうりを炒めたのはナムルのレシピを発見した時。ごま油・にんにく・塩を入れてフライパンで炒めた時はある種の禁忌を犯しているかの様な、ものすごく嫌な気持ちになりました。食べてみれば心配無用。漬物の様な身の詰まったコリコリ食感が非常に美味で、教室では地味なあの子が放課後はライブハウスでドラム叩いてたぐらいの、違った一面を知ることができました。以来よく炒めてます。

自分が感じる、きゅうりを炒める利点を挙げてみます。

・体を冷やしがちなきゅうりを、暖かく食べる事ができる。
・独特な、他に無い食感。
・塩もみしなくても(塩味を付けないで)水分を抜く事が出来る。
・1人暮らしが1人前炒める時にちょうどいい量。

以上の理由で、寒い時やなんかちょっと足りないんだよな〜って時でも使い勝手の良い食材となってくれます。トライした事なかったら是非ぜひ。今日は家に新ごぼうがあって、せっかく柔らかいしどうやって食べようかな〜と悩んだ結果、茹でてナムルにする事にしました。その時にきゅうりも入れてみたんですが大正解!(きゅうりを茹でたのは10秒ぐらい)生ほど主張しすぎず、塩もみじゃないからごぼうとの調和も取れて良いアクセントになってくれました。冷麺に乗っけて食べたぞい。

先日書いたレモンパスタもそうだけど、きゅうりに火を通すことも大人になってから習得したもので、己の知見の広がりを感じられて嬉しいですね。

今『信長のシェフ』という、戦国時代に現代のシェフがタイムスリップした漫画を読んでいるのですが、今では当たり前になっている調理法がまだない所が興味深いです。例えば「炒める」とか(え!?って思いません?)。それに触れる当時の人々の様子やその気持ちを想像すると、限りなく広がる知見への喜びというか、もうなんか食べたいと言うか、いやぁ食事って幸せを追求する為の文化なんだなと実感させられます。

子供の頃から何でも体験できてた方がいいよなぁと思う反面、大人になってからカルチャーショック受けるのも、人生における探究心を刺激させられていいですよね。今日もきゅうりを炒めた時の気持ちを思い出しながら、文化を探したり創造したりしようと思います。

#料理 #健康 #ライフスタイル #ぱねかみの節約ごはん

UberEatsの配達を雨の日でもできる様なグッズを買いたい(具体的には、さすべえと、レインブーツと、ゴアテックスの上着)ので、何卒〜!!!