Fリーグクラブと私の関係を恋愛に例えてみた話
今年1年間、私はとても悩んでいます。
サポーターのみんなは、心のクラブをどうやって決めたのだろうか?
皆さんは、応援しているクラブを何故応援しようと思ったの?
■私が鹿島アントラーズを応援しようと思ったワケ
私は鹿島アントラーズを応援していますが、実は鹿島は私が自分の意思で決めて応援を始めた訳ではありません。
そもそもJリーグとの最初の接点は父親。スポーツ好きの父親は、テレビで色んなスポーツを見ていました。特に野球とサッカーを見ていましたが、私は野球よりサッカーに興味を惹かれ、一緒にテレビを見ていました。というのも、父親が見ているのは鹿島アントラーズの試合。単純な私は、茨城県のチームだから応援しよう! そう思って、父とテレビの前で応援していました。
私がサッカー好きになった大きな要因の一つは、小学校低学年の頃に父が買ってきたゲームソフトが「Jリーグスーパーサッカー'95 実況スタジアム」だったこともあるんじゃないかな? 1995年にハドソンから発売されたスーパーファミコンのソフトで、どんな内容かというと、ウイニングイレブンのようにプレーヤーを動かしてサッカーをするゲーム。
ここで父が野球のソフトを選んでいたら、もしかしたら今頃は、野球のファンだったのかもしれません。
この頃から、私が使用するチームは絶対に鹿島アントラーズで、相手チームはジュビロ磐田。
Jリーグの背景を何もわかっていない小学校低学年の女の子が、ライバル関係にある2チームを選んでいるって……。今振り返って考えると、我ならが優秀なサポーターだなと思います。
ちなみになんでジュビロ磐田を選択していたのかは、一切記憶がないので分かりません……。
■小さい頃からいつも側にいた「しかお」
地元が茨城県ということもあり、私の家のメインバンクは常陽銀行。茨城県民には馴染みの深い常陽銀行は、鹿島アントラーズの選手をイメージキャラクターに採用していたり、カシマサッカースタジアムの入場ゲートに「常陽銀行ゲート」と名前がついていた時代もあるくらい、鹿島とは関わりの深い銀行です。
私は小さい頃から、常陽銀行のノベルティとして頂いたしかおが描かれているお弁当箱を愛用していました。これも自分の意思で愛用していたわけではなく、完全に親の選択。
運動会や遠足など楽しいイベントのお昼の時間は、いつも「しかお」が一緒でした。
ちなみにこのお弁当箱は、いまだに大事に使用されています。物をすぐに捨ててしまう母親が牛耳るキッチンに、20年以上も居座り続ける「しかおのお弁当箱」。すぐに剥がれてしまいそうな印刷なのですが、しっかりとしかおの姿が描かれているところから、大事に使われてきた様子が窺えます。
私が小学生の頃は、今のように携帯電話が一般的ではありませんでした。なので、どこかに遊びに行くときは、親から腕時計を持たされていました。その腕時計にも、しかおの姿がありました。いったい誰が購入して、私に持たせていたのかは分かりませんが、私の身の回りには常にしかおが居ました。
もう彼は、近所の幼馴染的な立ち位置です。
つまり私は、しかおと共に成長してきたのです。
■気がつけばゴール裏に
そんな流れで、Jリーグといえば鹿島アントラーズという認識で育った私は、気がつけばカシマのゴール裏に通うサポーターに成長していました。
雨の日も風の日も、健康な日も風邪の日も、半袖半ズボンでスタジアムに通いました。こっそり学校を早退した日も、塾をサボった日もありました。
私は一生鹿島アントラーズを応援し続けると思います。
勝てなくてモヤモヤする日も、勝って嬉しい日も、推しが泣いたら私も泣くし、推しが笑ったら私も笑うことを続けると思います。
じゃあ、冒頭の悩みはなんだったのか?
私は今、Fリーグのどこのクラブを心のクラブにするか問題を抱えています。めちゃくちゃ葛藤しています。
Fリーグ観戦のきっかけになったアスレくんを要する立川・府中アスレティックFCを応援するのか?
はたまたW杯で愛着が湧いた選手がたくさん所属している名古屋オーシャンズを応援するのか。
そもそも茨城県にはFリーグのチームがないんですが、フウガドールすみだに所属する、田口元気選手は茨城県出身。なんと両親がインファイト! そのエピソードを聞いただけで愛着が湧いてしまいます。
湘南ベルマーレの試合は、いつ行っても「美味しい」と「楽しい」に溢れています。試合会場で食べられる美味しいものだけじゃなくて、選手がプロデュースしたビールも飲めちゃうんです!
大人になってから物頃がついて、改めて応援するクラブを決めるとなると、色んなことを足し算引き算してしまうため、クラブが全く決まらない問題が発生しています。
鹿島アントラーズは、親が決めた許嫁のような存在。だけどFリーグは、自分で選ばなければいけないのです……。
樹木希林さんの名言の中に「結婚なんてのは若いうちにしなきゃダメなの。 物事の分別がついたらできないんだから」というのがあるが、まさにその通りだ。
ということで、今回はFリーグのチームを恋愛対象に例えて、どのクラブと付き合うのかを考えてみることにした。
■デートがとにかく楽しい、友達以上恋人未満「湘南ベルマーレ」
以前のnoteにも書きましたが、湘南ベルマーレくんとのデート(ホームゲーム)は、とにかく「楽しい」で溢れている。Fリーグの試合は今年から行きはじめたばかりだが、数々のスポーツ観戦をしてきた私は思う。湘南ベルマーレの試合は、何回足を運んでも毎回楽しいのだ。
アリーナグルメよし、出店ブースも盛りだくさん、試合後のBELLINK TIMEもめちゃくちゃ楽しい。ハーフタイムを盛り上げてくれるベルロックの演奏もめちゃくちゃカッコいい。とにかく、試合開始前から「また来たい」と思うのが、湘南ベルマーレ。
ただ、何度デートしても楽しいと思えるけれど、決定打に欠ける存在なのだ……。
■気にはなってるけれど、予定の合わない「バルドラール浦安」
夢の国近くにあるバルドラール浦安君のお家は、ずっと昔から気になっていたんだけどデートにの日(試合)と予定が合わずに入れ違っている。
マッチングアプリでマッチングしたのに、ずっと会えない的な存在……。
ちょっと前にデートが決まっていたんだけど、湘南ベルマーレくんからのお誘いに心が揺らいでしまった事があったんだよね……。
■彼のことは好きだけど、遠距離はちょっと……。御曹司「名古屋オーシャンズ」
W杯から帰ってきて「まだFリーグのことがよく分かってないから、まずは名古屋オーシャンズを見てみよう」そう思って、再開後は名古屋の試合にたくさん通ってみました。やっぱり共にする時間が長いと、好意が芽生えちゃいますよね。ただ、名古屋に縁もゆかりもない私が、名古屋を応援するというのも、しっくりきていないんですよ……。
圧倒的な強さを誇る彼のことは好きだけど、遠距離はちょっと自信がないな……。
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