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会社にキャリアプランを求めてはいけない3つの理由

自分が進みたい方向が分からず、目標管理シートでも目標を書けない人が多くいると感じることがあります。
自社でも目標管理面談をする時に、目標が書けずどうしたら良いですか?と聞かれることが多いです。
ただ、誰かに言われたことを目標にしていたら「自分の進みたい方向」にはほぼ確実に行けないでしょう。
自分のキャリアを築くために必要なことは「自分の心に素直になること」だけです。
前置きが長くなりましたが、会社にキャリアプランを求めてはいけない理由を3つ解説させて頂きます。

そもそもキャリアプランとは?

一般的な定義として、「自分の理想の姿現実の姿のギャップを埋めるための、戦略的行動の策定および実行」のことだそうです。
ちょっとわかりにくいので、要約すると「理想の姿に近づくための手段として、自分の価値を高めて成長する具体的な戦略」のことと解釈しています。
もっと簡単に言ってしまえば、「自分は何になりたいの?どうやったらなれるの?」ってことだと思います。

会社にキャリアプランを求めてはいけない理由(1つ目)

一つ目は、会社が提示するキャリアプランは「会社の利益を基準としている」ことです。
極端な例ですが、「プログラマーとして働いているけど、実はパティシエになりたい」という人がいた場合でも、会社のキャリアプラン内に「パティシエになるためのプラン」はありません。
現実的な例ではないと思いますが、大切なのは「会社内のキャリアプランには自分が理想としている姿はないことが多い」ということです。
もちろん、可能性は0ではないとは思いますが、会社の利益と自分の理想重なることってほとんどないと思っています。
しかし、それに気付かないで会社の枠組みに当てはめられて、「自分の理想とは少し違うけど、これが一番近いからいいかと妥協させられる」のは、「自分の心に素直になること」から離れる行為です。

会社にキャリアプランを求めてはいけない理由(2つ目)

二つ目は、「キャリアプランを会社に求めると、会社に依存せざるを得なくなる」ことです。
会社が決めてくれたことに従ってキャリアプランを決めると、その中だけでしか生きられなくなってしまい、他の可能性を捨てることになります。
今後の時代の流れとしては、1つの会社に終身雇用されることはほとんどなくなり、色んな会社で経験を積んだり、企業・フリーランスなど個人事業を始める方が増えてくるでしょう。
ダボス会議という世界の有識者が集まる会議で「今、生まれてきた子供が働き始める時には65%の人が今はない職業に就いているだろう」という発言がありました。
就職活動をして今ある企業に就職する比率が35%になり、今後新しいビジネスを始める人が65%になるということは、1つの会社にしがみついて市場価値を上げてこなかった人は20年後ぐらいには徐々にリストラ候補になるということにつながります。(現に富士通やNECなど大手企業で大規模な事前退職を募っていることが話題になりました。)

会社にキャリアプランを求めてはいけない理由(3つ目)

三つ目は、これまでの二つの理由より比重が大きいと考えているのですが、「仕事上のキャリア形成と自分の理想の姿はイコールではない」ということです。
一般的なキャリアプランといえば、「課長に昇進する」とか、「Webページを作るために、HTML+CSS+javascriptを使えるようになる」とか「仕事に直接的なメリットがあること」を基準としてプランを考えます。
もちろんそういったキャリア形成をすることが、自己実現のために有利に働くこともありますし、仕事上必要なことだとも思います。
ただ、視点を広くして考えればそもそも人間は仕事をするためだけには生きていないはずです。
仕事に生きがいを見出す人もいますが、プライベートはプライベートで大切にされているケースがほとんどです。
つまり「仕事とプライベートで大切にしていること」を基準にキャリアプランを考える必要があります。
プライベートを置き去りにして、仕事のみの観点」でキャリアプランを作ったら、「半分の理想の姿」しか実現できないプランになってしまうということです。

自分のキャリアプラン

具体的に自分が今考えているキャリアプランを記載したいと思います。
もしキャリアプランで悩んでいる方は参考にしていただければ幸いです。

理想の姿:カッコいいパパになること!!
実現方法:社会に貢献できる人になる!

<社会に貢献するために必要なこと>
戦略1:人材育成を通じて、優秀な人材を育てる
 ⇒自社だけでなく他社の人にも成長機会を作る
戦略2:メンタルヘルス対策を通じて、社会の総労働人口を回復する
 ⇒今後心理相談員資格を取得して、EAP活動を行っていく
戦略3:育児時間を増やす
 ⇒育児の大変さを理解し、家庭内での妻の負担を軽減する
 ⇒育児中のパパママの物理的・心理的負担を理解することでケアに繋げる

もちろん上記以外に、「昇進して給料増やす」とか、「会社の経営企画に携わりたい」という目標もありますし、それをするためのキャリアプランというのも必要だと考えています。
ただ、そういう「会社に囚われたキャリアプラン」は「会社が変わると使えなくなる」ので、ポータブルスキルにならない=市場価値が低いので、あまり重要ではないと思います。

まとめ

キャリアプランを自分の上司とか、専門のコンサルタントやアドバイザーに相談することは一つの選択肢として大切なことだと思います。
ただ、「上司に言われたから」とか「コンサルタントがそう言っていたから」といった理由で「自分で考えることを放棄して他人に委ねる」のはやめておいたほうが良いです。
相談した内容はアドバイスとして受け入れつつ、自分でも本当にそう思っているのか、他の考え方はないのかなど、吟味した決定を繰り返すことで、最終的な自分の理想の姿が見えてくるのかなと思います。
誰も自分の人生に責任を持ってはくれない、自分の人生に責任を持てるのは自分だけという言葉を聞いたことがあります。
本当にその通りだと痛感してます。
だから、他人の意見に振り回されず、自分の心に素直になってキャリアプランを形成できると良いですね。

以上です。最後までお読み頂きありがとうございました。
読んで頂いた方の人生にプラスの影響があれば嬉しいです!

それでは、また!

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