鈴木ベルキ

ざらっとした空気、ざわっとした瞬間、まとわりつく既視感、そんな言葉を書き留めてみます。…

鈴木ベルキ

ざらっとした空気、ざわっとした瞬間、まとわりつく既視感、そんな言葉を書き留めてみます。フォロー、コメントありがとうございます。「『スキ』されました」って良い響きですよね。自分も積極的に「スキ」してます! 2024年の目標は私家版の歌集を作ることです!

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  • 短歌

    雑誌や新聞に掲載された短歌をこちらに綴っていきます。

  • 日記

    日記です。

  • ことばのスナップ

    ふと心にとまる。何気なしに思い出す。既視感がある。そんな言葉をまとめていきます。

  • 週末古書店をひらくまで

    (本文より)「古本屋になるには」系の本も色々と読んでみた。ネットの記事も色々あたってみた。そこで自分にとって大きな出合いがあったのです。 内沼晋太郎さんの「これからの本屋読本」 のこのパート(生計を立てなくても本屋)を読んで、そうかそういう考えもあるのかとハッとさせられた。本屋をやって収益をあげ、生計を成り立たせないとならないと考えてなかなか一歩踏み出すことを躊躇っていたけど、やりたいのは本を並べて販売することで、本が好きな人と交流できることで、探している本を届けてあげるということだったら、悩まなくてもいいじゃん。ってそう思えた。

最近の記事

私家版の歌集について考えるときに考えていること-2

試し刷りの一冊が届いた。 もうこれでいいんじゃないか。 自分だけの歌集。 と満足してしまいそうな気持ちをおさえつつ、本入稿に進もうと思う。 少し気になったのは、本文の位置のずれ。 本文の紙を薄めにしたので、裏写りが若干発生している。なので裏のページの行が少し見えているので合わせることで目立たなくなりそう。 数ミリの調整が必要そうだ。 あとは、あとがきの言い回し。 これは終わりがないやつなので程々にする。 奥付けに入れる短歌の推敲。 これも終わりがないので程々にする。 表

    • 塔短歌会掲載歌 2024.8

      作品2 山下泉選歌欄にて後鍵7首の掲載でした。 ありがとうございました。 若葉集が終わると自分の歌がどこに載っているか見つけるのが大変だと聞かされていて、実際そうでした。 まず目次からみて、前鍵の前の方ならここで見つけることができますが、今回は残念ながらそういうわけにいかず……。 それでも7首とっていただけたのは自身になります。 若葉集、少し厳しめでしたね…

      • 私家版の歌集について考えるときに考えていること

        ※これはしばらくTwitterにはあげないでこっちだけに置いておこうと思います。 「私家版の歌集」という言葉には魅力的な響きがある。個人的に、趣味的に、自分の身の回りに配るために作成する。そういってしまえば簡単だけど、「限定的」というニュアンスも感じ取れる。感じ取れるというか、実際に感じている。例えば、(−書いたけど、考えて消した−)が欲しいなと思ってももう手に入らない。本人が再販を決めない限り手に入らない。私家版という形態はいつか手に入らなくなるものという刹那性をまとって

        • 塔2024年7月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔の会誌を読みながら、ああいいなと思った歌に印をつけています。印をつけただけだと忘れてしまうので書き写すようにしています。 こちらではそのうち10首を紹介します。 後輩の妙な敬語が抜けてゆき北口はいつも眩しいところ/石田犀 淡々としながらもうねりを感じる。 学生か職場かわからないが、ぎこちない後輩が徐々に慣れてきてタメ口に近くなってきたのだろう。 妙な敬語と言うところに関係性が滲む。 北口は南に比べて薄暗そうなイメージがある。昼間ではなく夜のネオン的なものだろうか。 そん

        私家版の歌集について考えるときに考えていること-2

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          塔短歌会掲載歌 2024.7

          若葉集(真中朋久選)にて鍵前7首の掲載でした。選歌後記でも大岡山の歌に触れていただきました。ありがとうございました。 今号で若葉集が最後です。 1年間欠詠せずに続けられました。 塔誌の「若葉集を終えて」にもエッセイが掲載されています。 1年間、平均何首載ったかという集計はしていたものの、あんまり意味がないなと思い始めています。数じゃない。 自分が納得できて、誰かに届いたかどうか、どっちもではなく、どっちかで。なんだろうな。 選歌してもらうとより好きになる。 選歌されなかった

          塔短歌会掲載歌 2024.7

          塔2024年6月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔の会誌を読みながら、ああいいなと思った歌に印をつけています。印をつけただけだと忘れてしまうので書き写すようにしています。 こちらではそのうち10首を紹介します。 わたくしの臓器はこんなにピンク色 明るい服を着ようと思う/片山裕子 臓器の色を意識する、実際に見る機会は稀である。そんなタイミングを捉えて気持ちを乗せた一首。検査や病状の説明などで、必ずしも明るくない話題につながってしまうかもしれない不安な気持ちとそれでも自分の中の無垢な可能性を信じる気持ちが伝わってくる。

          塔2024年6月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔短歌会掲載歌 2024.6

          若葉集(栗木京子選)にて5首の掲載でした。ありがとうございました。 今回は『泣きそうにそっと両手を振り合っている引力のあいだを通る』の歌が 初めて「百葉集」に掲載いただきました。 百葉集はひとつの目標だったので嬉しいです。 これが落ちてしまうのか…という驚きがあった。それも糧にしていきたい。

          塔短歌会掲載歌 2024.6

          塔2024年5月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔の会誌を読みながら、ああいいなと思った歌に印をつけています。印をつけただけだと忘れてしまうので書き写すようにしています。 こちらではそのうち10首を紹介します。 提灯のともる喪の庭杏実(あまんど)の木は小さなる花芽もちをり/横井典子 暗い中にもこれから伸びていこうとするものがある。 暗い中の提灯と、小さい花芽だけにぽっと灯りが灯っているようで美しさを感じた。 ゆっくりとやさしく話す私より母の言葉が父に伝わる/片山裕子 高齢の両親なのだろうか。 自分もつい老人扱いして

          塔2024年5月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔短歌会掲載歌 2024.5

          若葉集にて5首の掲載でした。ありがとうございました。 5月号は、特集・豊穣祭で10年目、20年目、30年目、50年目、70年目の歌人が紹介されている。70年、すごい。 まずは1年詠めたので10年の時に載せてもらえるように長く続けていきたいと改めて思いました。 今回は半分だけの掲載だった。自信があったものが掲載にならなかった。こういうときが見つめ直す機会なんだろう。

          塔短歌会掲載歌 2024.5

          塔2024年4月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔の会誌を読みながら、ああいいなと思った歌に印をつけています。印をつけただけだと忘れてしまうので書き写すようにしています。 こちらではそのうち10首を紹介します。 死神に見えるだらうかおもちやからたましひのごと抜き取る電池/小金森まき 他のおもちゃに使うためにまだ動けるはずの電池を抜かれてしまったのだろうか。死神、たましひと言うドキッとする言葉選びとおもちゃの電池であると言うギャップが面白い。 このひとはきっと人間を好きなひと私はそれがひどく寂しく/石田犀 この人に好

          塔2024年4月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          5/10(寝湯)

          ・終日在宅 ・朝ごはんはコーヒーだけ ・お昼は、TKGにした ・家にいるとそういうのは楽でよい ・金曜日だけど仕事はヘビーな日だった ・肋骨の左下や背中が痛い ・きっと何かのストレスだろうと思う ・夕食はスーパーへ買い出しに行き、汁なし坦々麺(冷凍)を買う ・夜中に妻が出張から帰る ・うたの日に久々に出詠する ・記念回みたいで楽しい ほんとうに寝湯って寝湯ってよむのかな瞬く星の瞬きかたで /鈴木ベルキ お題「寝」

          5/9(仙台っ子ラーメン)

          ・終日出社からの移動 ・朝ごはんはお味噌汁だけにしてもらった ・お昼ご飯は、セブンイレブンのチャーハンと唐揚げ棒 ・18時半過ぎに出て、駅に向かう。 ・恒例の新幹線前の仙台っ子ラーメンチャレンジ。 ・19:30の新幹線に間に合うように食べられるか。 ・18:55に食べ始められれば間に合うんじゃないかと時計を見ながらチャレンジをする。 ・成功 ・新幹線の中では、ブレイキングダウンオーディションの動画を見ながら帰った。 ・仙台っ子ラーメンは、ネギのトッピングが最近気に入っている。

          5/9(仙台っ子ラーメン)

          5/8(夜中のカップヌードル)

          ・終日出社 ・お昼は、会社の近くのとんかつやさんでランチ。 ・行くと行列になっていて、30分くらい並んで待った。 ・13時から外部とのMTGがあったので、出てきてから急いで食べる。 ・本来は、チームの歓迎ランチということだったのでゆっくり話をしながらランチをしたかったけど、先に食べ終えて出てきてしまった。 ・ダッシュでオフィスに戻ると、そのMTGはスキップになっていた。 ・うまくいかないものだなあ ・夜は、会社行事の歓迎会を兼ねたピザパーティ。 ・しっかりめに食べたつもりだっ

          5/8(夜中のカップヌードル)

          5/7(ドラマ)

          ・終日出社 ・お昼はセブンイレブンのあんかけ焼きそば ・通勤の電車で塔4月号を読む。 ・夕ご飯は、ご飯、お味噌汁、生姜焼き、ひじき、トマト。 ・忙しかった気がする。 ・帰ってから、光る君とアンチヒーローをスマホで見たな、たぶん。 ・あとドラマはDestinyを見ているけど、まだ3話まで。

          5/7(ドラマ)

          5/6(宮城へ移動)

          ・連休の最後 ・お昼過ぎに息子が友だちを新横浜まで迎えに行き、寮へ向かった。 ・毎日が楽しそうでよかった。 ・来週は戻らないらしい。 ・自分は午後から仙台へ移動。 ・夕ご飯の前には宮城の家に着いた。 ・夕ご飯は、ご飯、お味噌汁、餃子、鮭、かぼちゃ、ひじき、ブロッコリー。 ・(日記を溜めてしまうと、思い出せなくなる…)

          5/6(宮城へ移動)

          連作『フィリックスガム』

          『西瓜』第12号 ともに欄に投稿した連作です。お読みいただけると嬉しいです。 連作『フィリックスガム』鈴木ベルキ しっとりとするまで握った十円と交換をするフィリックスガム 空想のロープに振れば夕暮れてきみにやさしく打つラリアット 仰向けに細い肢体を投げ出せばスピニングトーホールドの近さ 振り向いた顔はおそらく笑ってて逆光さえもわがままだった フィリックスガムいつまでも噛んでいたころの匂いのする花曇り

          連作『フィリックスガム』