見出し画像

1枚で安心!香港旅行・生活に欠かせないオクトパスカードの全貌を紹介します。

こんにちは、香港支店です🐼今日は私たちの生活に欠かせない「ICカード」事情をお伝えします。キャッシュレスの文化で言うと、香港は早くからクレジットカード/ICカードが普及しています。

日本でもSuicaや、ICOCAなどのICカードが浸透しているように、香港ではオクトパスカード(八達通卡/ハッタットー)が主流になっています。

オクトパスカード

オクトパスカードはMTR(香港の地下鉄)の乗車だけでなく、コンビニエンスストアや雑貨店、さらにはレストランでも導入していることもあるので、非常に使いやすいです!オクトパスカードにたくさんお金を入れて持っておけば生活できるということです(落とし物には注意…)
また、オクトパスカードを利用するとMTRの乗車料金の割引もあります。

名前の由来は?

オクトパスカードですが、お気づきでしょうか。ちょっとした遊び心が入っています。由来には諸説ありますが
・置くとパス(通る)=ダジャレ
・オクトパス(英語でタコ)=四方八方行けるから、様々な使い方ができるから

という説があります。
広東語の発音では「ハッタットー」となります。漢字でも「八達通卡」というように、色々な用途があることがわかりますね!

このカードは、もともと日本の会社(ソニー)が開発したICカードシステムを用いたものとなります。同様のシステムはSuicaの他、シンガポールで利用されているICカードのEZ-linkなどにも使われています。日本の技術が高く、世界に浸透していることが分かります。

画像3

(シンガポールのEZ Linkカードです。)

どんな種類があるの?

日本のICカードは地域によって名前や種類が異なりますが、香港のオクトパスカードは使用者によって変化します。(その他細かな区分で分かれていますが代表的なものは下記となります。)

・通常のオクトパスカード
・旅行者用のオクトパスカード

通常のオクトパスカードにはキーホルダー型や、特別限定デザインのものもあります。好きで集めるもよし!新しく買うのも良し!気に入ったものに出会えるといいですね。

画像1

下記のウェブサイトから様々な種類のオクトパスカードが確認できます(英語サイト)

通常のオクトパスカードと旅行者用のオクトパスカードの大きな違いは
払い戻しのタイミングとカードのデポジット料金の有無、カードの料金になります。

購入はMTR駅の他、コンビニエンスストアなどで行うことができます。

通常のオクトパスカード:
デポジットHKD50 + チャージHKD100
旅行者のオクトパスカード:
最低料金HKD39 ++ (チャージ額などによる)

通常のオクトパスカードの場合はデポジットのHKD50(約670円)と
HKD100(約1,340円)のチャージが必要です。そのため初回のお支払い金額はHKD150(約2,010円)です。

旅行者用のオクトパスカードはHKD39(約525円)が最低限必要となります。購入場所によってはその他、別途チャージが必要なお店もあります。
その場合はチャージ額のご利用ができます。
※セブンイレブン、サークルKではチャージなしにてご購入いただけます。
もし更に追加でチャージをしておきたい場合はその旨もスタッフにお伝えください。

カードへのチャージは?

カードへのチャージは、MTR駅の自動チャージ機やカウンター、コンビニエンスストアなどでチャージができます。手数料込みでスーパーなどでも行っていることもあります。

画像4

チャージ料金はHKD50(約670円)ごとになるので、注意ください!また、自動チャージ機ではHKD50の紙幣とHKD100の紙幣のみしか利用できないため、さらに大きな紙幣のHKD500やHKD1,000を持っている場合は、事前に崩すかカウンターでチャージしてください。

使い方は?

タコ足のように様々な使用用途があるオクトパスカードですが、利用方法は下記となります。香港のほとんどの場所で利用することが出来るので、とても便利です。

1)MTRをはじめとしたフェリーやバスなど公共交通機関の支払い
日本でのIC交通カードを同様の利用方法です。※ピークトラムでも使えます!
2)タクシーでの支払い
※一部のタクシーのみ利用が可能となります。
3)レストランにて
ファストフード店や香港の大衆食堂(茶餐廳)、カフェなどでご利用がいただけます。ミシュラン獲得レストランやラグジュアリーレストランではご利用いただけないこともあります。
4)映画館
映画のお支払いなども可能です!
5)ショッピング
アパレルショップや、その他スーパーなどでも取り扱っております。ディズニーランド内のワゴンやショップでもご利用いただけます。

2)~5)の場合は利用前にスタッフに「八達通(ハッタットー)」というとスムーズです。

チャージの金額上限は?マイナスにはできる?

さて、1枚あるとなんでもできる便利なものですが上限が決まっています。そしてなんとマイナス利用という独特の使い方もあるのです。これは緊急時のみとして、悪用禁止です!

通常のオクトパスカード:
HKD3,000(約40,000円)までチャージ可能
もしご利用後マイナスHKD50まででしたらご利用できますが、使用前からマイナスの場合はご利用できませんのでご注意ください。

例:
A駅の改札でタッチすると表示はHKD5、
B駅まではHKD10かかるのでB駅の改札を抜けることはできる。
B駅での改札ではマイナスHKD5の表示がされる。

しかしその後マイナスHKD5のまま、
C駅の改札は通れず、チャージが必要になります。

旅行者用のオクトパスカード:
HKD1,000(約13,400円)までチャージは可能です。
HKD0以下にはできませんのでご注意ください。

払い戻しは?

通常のオクトパスカードの場合:
購入時より3か月以内の払い戻しの場合はHKD11の手数料が必要となりますが、3か月以上ご利用の場合はカードのデポジット料金HKD50を含めチャージ額全額が返金となります。

しかしマイナスとなっている状態で払い戻しを行う場合、キーホルダー型の場合は払い戻し不可となります。

旅行者用のオクトパスカード:
カード代HKD39を除いたチャージ額が返金となります。

有効期限は?

通常のオクトパスカードは払い戻しを行わない限り、半永久的にご利用いただけます。
※2017年10月1日以降に発行のオクトパスカードをお持ちの方は最終入金より3年以上が経過している場合は自動的に休止状態となります。(残額の移行は可能です)

休止状態になりますと、自動的にチャージ額より毎年1年ごとにHKD15(約200円)が管理料金として引き落とされます。チャージ額がなくなってしまった場合は再度のカード利用はできかねます。
※旅行者用のオクトパスカードは管理料金は必要ございません。

休止状態になってしまったら、2020年10月1日以降に関してはオクトパスサービスポインツ(機械)やMTRカスタマーサービスセンターへ行き、再度手続きが必要になります。

まとめ

どちらのカードを買えばいいのか?と悩む方も多いと思います。払い戻しを希望しているかどうかも判断の一つになりますね。もし滞在が3か月以上の場合で払い戻しを希望する場合は、デポジット分も帰ってくるので、通常のオクトパスカードがいいですね。

旅行者用のオクトパスカードはいつ払い戻しをしても返金額は変わらないので、3か月以内の滞在の場合は旅行者用のオクトパスカードを利用するのがいいと思います。

しかし!!!香港在住の方はもちろんのこと、日本からも近い香港に皆さんが何度も頻繁に来ていただけることを願い、、、

通常のオクトパスカードをお勧めします!!!!

とにかく生活には欠かせないオクトパスカードですので、追加の料金でかわいいカードを買って、また香港に来るぞ!という意気込みと共にお土産にもなりますね。

それでは香港でお待ちしております🐼
最後まで読んでいただきありがとうございました。

- Fin -

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?