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<長洲 Cheung Chau> ~ 饅頭祭だけではない! |香港の離島と山々をめぐる会①<5分読み切り>

こんにちは パンダバスです🐼今週からは香港支店より「知らなかった香港」をテーマにお届けしていきます!「美食・夜景・都会」といったイメージのある香港ですが実は山も海もきれいな場所。旅行では訪れにくい場所もありますが「住んでいるからこそわかる」情報をお伝えします!

最後までぜひお付き合いください👏

▶長州へ出発

2020年6月10日水曜日記念すべき第1回 HIMA会の目的地は饅頭祭で有名な長洲島。広東語で「州」は島の意味ですので、正確には長州(チョウンチャウ)です。
※ HIMA はHong Kong Island and Mountain Associate の略称です。有志で作ったグループとなり、公式的なものではありません。

まんじゅう

(お饅頭~。おいしそうですね。おなかすきますね…)

長洲は香港島と、香港国際空港のあるランタオ島との、中間地点に位置します。マカオに行かれた方は近くをフェリーで通過したことがあるかと思います。

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アクセス方法は主にはセントラルの離島行きフェリーターミナルからとなります。長洲行きは5番乗り場です。

このフェリーターミナルはスターフェリーのセントラル側の発着所(7番乗り場)に隣接しておりほかにも、南Y島(ラマ島)、坪洲(ピンチャウ)、ランタオ島の梅窩(ムイウォー)やディスカバリーベイ、馬湾(マーワン)に行く船があります。

船のタイプは2種類あり、通常フェリー(所要時間55~60分)と高速フェリー(所要時間35~40分)があります。

画像は今回利用した高速フェリーです。

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料金は、

・通常フェリー 月~土曜 HKD13.60、日・祝日HKD20.20
(デラックス席 月~土曜HKD21.30、日・祝日HKD31.00)
・高速フェリー 月~土曜 HKD26.80、日・祝日HKD38.80

離島航路を運営するファーストフェリーの英語サイトはこちらです↓ 長洲までのタイムスケジュールをご確認いただけます。

高速フェリーの船内は1階席と2階席があり、全てエアコン付きの室内席となります。室外には出られません。

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さあ、出発です。

途中、右手には一般人が立ち入りのできない喜霊洲(ヘイ リン チャウ)を発見。

ここは刑期の軽い犯罪者が収容される刑務所や、薬物更生施設などがある島だそうです。

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5分もすると目的の長洲に到着。

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▶島に到着

島内をめぐる前に長洲の概要を説明します。

地形は南北の岩山二つとそれを結ぶ細長い砂州で、ダンベルのような形をしています。

面積は246ヘクタールで、東京ドーム約50個分です。

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島の人口は約25,000人で、結構住民が多いこともあり、島内にはスーパーマーケット数軒、飲食店、ウェットマーケットなど、生活に欠かせないファシリティーが充実しています。

その他、特に有名なのが、毎年太陰暦4月8日前後に行われる長洲太平清醮(俗称、饅頭祭り ~ まんじゅうまつり)は、高いまんじゅうタワーに登り、取り付けられた饅頭を取り合う祭りで、1年で最も島が賑わう一大イベントとなります。

この「饅頭祭り」のみどころは、深夜にはじまる饅頭争奪レースと、昼に島民総出で行われる華やかな饅頭祭りパレードとなります。

その他、海水浴や海鮮料理なんてのがキーワードとなります。

宿泊ですと、ちゃんとしたホテルは数軒のみで、その他は、日本で言う民宿に近い簡易宿泊所の渡假屋(ドーガーオッ)と呼ばれる宿泊施設が大半です。

なお、香港女性を「長洲に行こうか!」なんてお誘いすると、ひっぱたかれるか、恥ずかしがられるかの2択なるそうですので、気を付けましょう。

さて、この島では、自転車が便利ですから、まずは、レンタルサイクル屋さんに向かいます。というのは、長洲ではなんと、車がありません。警察車両以外一切車はなく、徒歩、自転車、運搬用のトラクターのみ。

島内には数か所レンタサイクルをやっているお店があり、だいたいはその他の商売のついでにやっているようです。

フェリー発着所から向かって右にでも左にも100mほど進めばレンタルサイクルのショップがあります。

今回は左方向のショップにて。

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料金は1時間HKD20、もしくは1日HKD100(18:00まで)

ママチャリ、マウンテンバイク、子供用、三輪タイプなんでもあります。

借り方はとても簡単で香港ID(パスポートでも可)の提示と電話番号を伝えるだけ。

今回はママチャリタイプをレンタル。

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▶サイクリングで観光

さあ、サイクリングに出発します。

まずは島の南端にある「張保仔洞(チューン ボー ツァイ ドン)」へ。

ここは途中までしか自転車でアクセスできないのでご注意を。

張保仔洞は、むかしむかしの海賊の個人名で、実際にこの洞窟と関係があるかは不明らしいです。

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通常は入り口付近でおじいさんが懐中電灯をHKD20でレンタルしているようですが、本日は平日のために不在の模様。

ライトも勇気もないわれわれは入り口から眺めるだけで満足。

本来であれば、大柄な男性は通過できない程度の洞窟が10m程度続いており、別の出口から出られそうです。

ここで、何を思ったのかわれらがHIMA会長(※社内の中で決めた役割です)が「ドローン飛ばす」と発言。

香港の隣の深セン生まれの世界ドローンシェアNO1を誇るDJI社のMavic Air が登場。パンダバス香港支店ではこのドローンを駆使して様々な動画を撮影しています👏

※香港では特定の禁止地域を除き、周囲50mの半径に人がいなければドローン飛行はOKなのです。日本と比べてもかなりDrone Friendly なんです。

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颯爽と海上へ飛ばすも、一番下の画像はもはや見えなくなりつつ。

この後、会長は前後左右を見失い、更に強風に煽られてどちらに進んでいるかわからなくなり焦り始めます。

最初は爆笑していたわれわれも、どんどん遠くにいくドローンに一抹の不安を感じ、高額なドローンを水没させた場合、会長のその後のテンションの低さを考えると気が気でありません。

5分後に試行錯誤の末に、なんとか、着地させて一安心。

会長は終始、「ヤバいヤバい!」、「ドローンどこ?」「どっちに進んでるかわかんない!」、「電池切れる!」を連呼していました。

どうやら、崖の下付近のGPSも拾えない電波も弱いエリアからいきなり沖までドローンを飛ばし隊員たちにいいところをみせようとしたところ、プロポの映像が切れたり、ドローンが沖合の上空数百メートルでGPS信号をキャッチし誤ってそこをホームと認識したため、たのみのRTH (リターン トゥー ホーム) という機能がドローンを海上に誘導する罠と化し、焦っていたようです。

ちょっとしたアクシデントはあったものの、サイクリングを続行。

続きましては、西園(SaiYean/サイユエン)という施設です。

今回、入場はしませんでした、グランピング、アスレチック、ネイチャーゲームなどが充実した施設。

チームビルディングなんかに最適です。

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英語になりますが、ご紹介します(⇩)

そしてそして、海水浴が有名な東湾(ドンワン)

日本で言う海の家的な施設もあり、便利そうですね。
海の透明度は伊豆の白浜くらいでしょうか。確実に湘南よりは高いです。

ライフセーバー常駐で、沖合にはポンツゥーン(浮島のようなもの)が3ヵ所ほど設置されていました。

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他にもテンプル系やルックアウト的な観光地もありますが、基本は、海水浴 ・街散策 ・軽いトレッキング ・海鮮中華などがメインの観光地かと思います。

香港の離島や山々をめぐるのに便利な離島&山岳専用のガイド手配承っていますので、こちらからご確認ください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは またお会いしましょう🐼👏
体力つくりに、気分転換に皆さんも山へ行ってみてください!

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