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自分との関係性を良くする方法

私は勉強ができない。

『自己肯定感が高いと幸せであると言われてますが、そんな事はないんです。』
そんな言葉から第3回のポジコンは始まりました。

大いに納得。

勉強どころではない。
私はスポーツもできないし、掃除もできない。車の免許は身分証以外の何ものでもないし。美人でもない。

でも、やろうと思えば、なんとなくできる器用さはあるし。無理なものは人に頼んだって全然平気。そこにプライドは皆無だし。楽観的なのも大いに強みだと思っている。(テキトーとも言う。)


そんな私は自己肯定感爆高だけど、
それだから幸せか?と問われれば、
全然幸せを感じていません。

だから納得。

自己肯定感と幸せの共通点は『よい繋がり』。
どう言う事でしょう?


自己肯定感って?

自己肯定感には、他者と比較する『比較型』と
自分を受け入れる『受容型』があるのは薄々と分かるところ。
でも『受容型の自己肯定感』にも『他者との良い繋がり』が必要というのはどう言う事なのか。


それは、自分の事を他者と同じように『受容する』という点だと思います。

周りの人から『勉強ができなくても、あなたには良いところがある。』『車の運転?私だってできないよ!』
そんな関係が、『できない私でも大丈夫』につながるということ。

できる・できないに限った話ではありません。


講座で取り上げられたのは『傷付く心の力』について。

ブレネーブラウン博士の研究を取り上げ、ネガティブな気持ちに対して、『人間としての共通性』を汲み取る事が、自己にも他者にも『良い繋がり』を築くことができるという内容でした。

よく『傷付いた人は、人に優しくできる』というやつですね。
(私の言葉で言い換えると『接客を経験した人は、店員に優しくなる』!!)




ちなみにセルフコンパッションは ネガティブな感情を持ち続けない方法としてすごく有効。

幸せには『自分自身との良い繋がり』が欠かせないと思うのです。(前回の内容に絡む。)


セルフコンパッションのポイント

『まず』感じる。


セルフコンパッションは『マインドフルネス』
自分の感情を受け入れる事から始まります。

私はこの順番がとても重要だと思います。

いくらポジティブ心理学が『ない。よりある。に目を向ける』と唱えても、感情を無視したり否定したりすることは良くないと思うようになりました。

なぜなら個人的にセッションをさせていただいていて、人は『聞いてもらいたい。耳を傾けて欲しい。』が根底にあると感じたからです。

まずは気持ちに耳を傾ける。そこから始まります。


『共通性を見つける』

先述した『繋がり』の事ですが、
講座内では『自分の親友に声をかけるように。』『だって人間だもの。』という感覚と説明がありました。

でも、これが実践すると難しい!

私は鉄道マンとしてお客様の命を預かる立場にありますが、ミスをした時。
それが些細な事でも
『もし、このミスが違うことだったら…とても人間だもの。では済まされない!』とどんどん落ち込んでいきます。

しかし、ついつい考えがちな『どうしてミスしたんだろう』という思考を、『どうして、こんな気持ちなんだろう』という事に目をむけることにしました。

すると、自分の大切な部分がわかり、自然と寄り添えるようになったのです。

例えば遅刻したとして。

『どうして遅刻したんだろう』と考えると、明確な答えは出てきません。
夜更かししたから?夜更かししても、遅刻しない時はあるし…。
時計をセットし忘れたから?どうしてし忘れたの?疲れてたから?うっかり?
なんでうっかりしたの??と。

延々答えは出てきません。

しかし
『どうして情けないんだろう』には
『時間管理なんて初歩的な事なのに。鉄道マンとして当たり前なのに。』というのが出てきたとすると
私は鉄道マンとして時間管理にプライドを持っている事に気付きます。

プライドを持っていたのに、できなかったから情けなくなるのは当たり前だよね。と寄り添う事ができるのです。


これは私の中で大きな発見でした。


自分の名誉のために追記しますが、仕事では遅刻した事はありません。(仕事では。)

立ち直るより大切な事。

自己肯定感を上げても幸せにはなりませんが、自分との良い関係を築く事は幸せにつながります。

自分との関係性を良くするためには、
多様性を受け入れられる社会に身を置くこと。
自分のネガティブな気持ちに蓋をしないこと。
自分の気持ちの理由に寄り添うこと。

自分のことは自分が意外と分かっていないもの。


自分に厳しく、反省という名の追込みをするよりも。
立ち直ろうと無理に自分の気持ちに蓋するよりも。
ネガティブな気持ちの奥には自分の大切なものが隠れているかも知れません。

自分発見のチャンスにしたいですね!

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