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個人と組織の幸せと成長を育む方法。

4回目のテーマは
待ってました!『心理的安全性』

私が『働くのが楽しい!!』と思ってイキイキとしていた頃を思い返すと、理由を全てポジティブ心理学で説明できるのではないか?

そう思った事が、ポジティブ心理学にハマるきっかけでした。

ポジティブ心理学はエビデンスに基づいている。ということは、再現性があるし、私だけでなく、多くの人に当てはめることができるんだ!!
そう思うと、学ぶことが楽しくて仕方ありません。

ポジコンの講師である、はしけいさんが『心理的安全性』はポジティブ心理学が全て詰まっている。とおっしゃいました。

まさしく、『心理的安全性の高さ』は個人の幸福度と組織のウェルビーイングを高める土台であると思います。

そして、学べば学ぶほどに、私がイキイキできたのは私の力や偶然ではなく、周りの上司が用意してくれた貴重な場だったということに気付かされます。


心理的安全性とは

ハーバード大学組織行動学者のエドモンドソンDr.によれば、

『たとえ対人的なリスクをとっても、このチームは安全である』という共通の認識をメンバーが持っていること。
つまり、人間関係の質であり恐れを乗り越えて挑戦しやすい環境。

そう人がリスクを取っても挑戦しようとするために必要な人間関係の土台なんですね。
挑戦の先には成長があることはいうまでもありません。


松村先生による心理的安全性のモデルは
『強み』を中心に『関係性』『自己効力感』『自律性』『目的と意味』『多様性』を高めることで、幸せと成長を高める。というもの。

今回は特に
『目的と意味』『多様性』について取り上げようと思います。

(まとめは最後に)


【目的と意味】って??

この二つ。
考えれば考えるほどに頭がおかしくなりそうなので、一旦整理したいと思います。

【目的】とは『成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。』つまり、最終的なゴールですね。

【意味】とは『言葉が示す内容。概念。理由。』であったり、『意義』という意味があります。
今回の場合『意義』が、それにあたると思うのですが
【意義】とは『物事のもつ価値。重要さ。』

ちなみに、
【目標】とは『目的地に達するまでの道標』です。


つまり
私に置き換えると
自分も含め、周りの人がイキイキと生きられる。
もしくは、活力を持って働ける。【意義】

そのために
ポジティブ心理学を取り入れる。【目的】

そのために
ポジティブ心理学コンサルタントを目指している。【目標】


となるわけです。(むずっ!)


さらに組織となると、組織が持ち目指している【目的と意味】と、個人の【目的と意味】を合わせキャスティングしていくことが、個人のウェルビーイングを高めるために重要になってきます。

私のかつての上司は【CSを向上させる】という会社の目的に対して、【CSよりESに興味がある】という私を『CSに関わる委員会のリーダーにする』事で、私のウェルビーイングを高めてくれました。
(当時は、そんなことには気付きもせず、『なんでリーダー?』と思っていた。)
(そもそも『CSよりES』と言える関係性こそ、心理的安全性が高い!!)


組織と個人の【目的と意味】をすり合わせるためには、組織の一方的なトップダウンでは叶えることができず、個人一人一人と向き合う体制が重要になってきます。

給料を払っているのだから会社の言う事を聞け。という姿勢では、個人の社会的ウェルビーイングが損なわれ、問題行動や離職。心身の不調による健康保険料に係るコストが高まることにつながるのです。


【多様性】とは??

多様性とは、集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在することをいいます。

一見、同じ属性の人間が集まる方が、意見が一致しやすく、連帯感が生まれそうに思います。

しかし、なぜあえて多様性が心理的安全性につながるのでしょうか?

それは、『私は皆と違ってよい。あなたと私は違って良い。』という、ありのままを受け入れて貰える安心感に繋がるためと考えられます。

松村先生は『ゆるい繋がりが多様性を受け入れられる』と言っています。
確かに、全てを知っていると思っている友人たちの中では、新しい意見は言いづらいかも知れません。知らないところがある方が、相手に対して寛容で居られることは多いように思います。

仕事終わりに度々行われる、『飲みニケーション』という文化は必要ないと言う事ですね。


心理的安全性を高めるために

心理的安全性は、人が勇気を出して挑戦・成長するために欠かせないものであり、人間関係という土台です。


失敗を悪とせず、プロセスにフォーカスする事で個人や組織の自己効力感を高め。
個々が考えを尊重される事で自律性を促し。
組織の目的と意味、個人の目的と意味をはっきりさせ。
異なる性質、考えがある事を受け入れる多様性が根付かせる。

そのためには、弱みではなく強みをみる事が重要で、それぞれにつまづいた時の解決の糸口があります。

どんな意見に対しても非難されない関係性こそが、個人と組織の幸せと成長を高める鍵となります。

組織とは会社だけにとどまらず、家庭も一つの組織だと思います。子どもの勇気を育み、家族として幸せになることも私の望むところです。

さぁ。職場や家庭の心理的安全性を高めるために何ができるでしょう?

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