好きなものを好きでいるということ

わたしのお店には、いろんなお客さんがいらっしゃいます。
そんな中でもわたしが本当にすごいなぁと思う人々のお話です。

その人たちはわたしのコーヒーや飲み物、またはお店を好きでいてくれます。
そして家が近くなくても、職場が近くなくても時間を見つけて（作って）お店に来て、
楽しそうにカフェを過ごしてくださいます。

わたしのお店には、そういうお客さまがたくさんいらっしゃいます。

わたしはコーヒー業界で有名人でもなければ、実績が特別にあるわけでもなく、ミシュランに載るような店でもない（当たり前だ）。
それなのにこういうお客さまたちは、自分自身で、出会ったわたしの店を「美味しい」とか「良い」と思ったり考えたりして何度でも来てくださる。
これがなんて素敵なことなんだろうと。

わたしは作品を観ても「これってどういう意味〜？どう評価されてるの〜？」とかすぐ周りに評価を求めてしまいます。
でもこういう風に来てくださる方々は、自分で決めて自分で選んで来てくださってる。
きっとカフェ以外のものも、自分で選んだり楽しんだりすることが上手なんだろうな、素敵だなぁといつも思います。
誰かの意見や感想やランキングを頼りにしてはいないでしょうか？
（わたしはすごく気にしちゃうタイプです）

近くの良さそうなカフェに行ってみてください。
きっとそこには「その店を楽しみにきているお客さん」がいるはずです。
その人たちの行動はきっと人生を丁寧に生きる方法を教えてくれるんだろうなといつも思っています。