プログラムの外での出会い

みなさん本は買いますか？

時々Amazonで本を買いますが、そうするとおすすめの本がたくさん出てきます。これはとても便利。

でも本屋さんに行くのもとても楽しいです。

本屋さんでは、目的の本以外のおもしろい本がたくさん見つかるのです。

タワレコに通っていた音楽好きの30代以上も分かってもらえるかなと思います。

でもこれは決して「昔はよかった」という話ではありません。

プログラムの外での出会い

AmazonやSpotifyのおすすめプログラムは正確性が高く、わたしの好みをきちんと突いてきてくれます。

興味のある情報にすぐに辿り着けるようになって助かっている部分はとても大きいです。

でも認識しておきたい事実としては、それは「プログラムの中」なんです。

わたしが見つけたんじゃない。

余談ではありますが、自分でふとした時に見つけた好きなものって、大人になっても自分の大切なものになっていることが多くないでしょうか？わたしだけ？

つまりどういうことかというと、わたしたちはプログラムされたものから外へ出ることが難しくなってしまったということです。

今後本屋さんやタワレコに於けるような「偶然的な出会い」は、自ら「プログラムの外」へ積極的に求めていく必要があるということ。

これは良い悪いの話ではなく、ただそうであるということ。

だからどうやったら人力で、自分の興味により近いものを見つけ出すことができるのかということは大きな課題になってくると思います。

カフェへ行くこと

わたしたちが今の生活の中でプログラムの外に出るにはどうしたら良いでしょうか？

それはきっとみなさん各個人でご存知の方法があるのではないかと思いますが、

わたしがおすすめするのは、カフェに行くということ。

それも、あまり「意図のない」店に行くということです。

できれば好きだと思える店に。

わたしたちは生活にそういう「カフェに行く」ことを挟むことで、

ただコーヒーを飲みにきた不特定多数の見知らぬ人の人生の一部に介入することになる。

そこではなにか起きるかもしれないし、起きないかもしれない。

芸人さんがネタ探しにルノアールに行くのも、なにか頷ける話だなと思います。

そしてそれのなにが大切かという話を次回はしたいと思います。