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お役立ちブームは終焉を迎え、創作の時代がやってくる(気がする)

今、何かを発信してお金を得たいなら、「お役立ち系」がいいと思う。
というより、何年か前から「お役立ちブーム」がずっと続いている。

けれどいずれブームは終焉を迎え、創作の時代が再びやって来る気がする。
なぜかというと、私自身がもうけっこう「お役立ち投稿」に飽きてきたからだ。

SNS、特にTwitterでバズりたいなら、共感が大事だとあらゆる人が言ってきた。共感ネタにお役立ちをプラスしたりなんかしたら、もう最強だ。

私もそれを狙って、Twitterで「共感+お役立ち」系の心理漫画や図解をたくさん描いてきた。確かに、ややバズる。
noteの記事もたくさん売れた。

でもちょっと、「もういいんじゃないか」という気がしている。
お役立ち投稿を全くやめる気はないが、前よりは明らかにトーンダウンしている。

なぜかというと、自分自身が「お役立ちネタ」を必要としなくなったからだ。以前は心理学、自己啓発、マーケティング、フォロワーを増やす方法、バズる方法、お金を増やす方法、絵の描き方など、ありとあらゆるお役立ち情報にお金を払いまくっていた。
(もちろん無料のものも集めまくった)

しかし大量にお役立ち情報を仕入れて気づいたことがある。
「根底は全部一緒」なのだ。
けっきょく最後は

・自分の心と体を大切にしろ
・まず試せ、とにかく行動しろ
・継続しろ

のいずれか、もしくは全てに集束する。

知識(情報)の差分はあれど、根底のことはもう全部やっているので、新しくやることが何もない。「お役立ち情報」にはもうお金を払わなくていいんじゃないか、と思った。

そして私が今お金をつぎ込んでいるのは、「創作物」だ。

特に漫画とCDにお金を払うようになった。
前々から漫画も音楽も好きだったが、「お役立ち情報収集家」の頃はその辺を買うのをおろそかにしていた。

創作物は各作家・アーティストによって「根底」が違うので、何を買って読んでも聴いても面白い。いつも新鮮な楽しみが得られる。

「お役立ち情報」を購入しまくって人生が快方へ向かった人は、おそらくこれから「創作物」にお金を使うようになるのではないか。

今まではたくさんの人が同じような不安にさいなまれ、少しでもそれを解消しようと「お役立ち情報」を必死で集めていた。
しかし、それらのお陰で人々の人生や生活が良くなったのなら、もう必要ないはずだ。

良くなった人たちはきっと「創作物」にお金を使うようになる。
それは文学でも絵画でも演劇でも音楽でも映像でもお笑いでも何でもいい。

逆に、いつまでたってもお役立ち情報にお金をつぎ込み続けている人は、人生が何も快方へ向かっていないことになる。何のための「お役立ち」なのだろう。

私はもう十分良くなったので、創作物にお金を使う。
ただし、自己啓発的であってもエッセイは買う。
(実際、よしもとばななさんの有料マガジンを定期購読している)

それは「創造」ではないかもしれないが、その人の人生や文章はその人だけの「創作物」だからだ。

ごきげんよう、さようなら。

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