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境界性パーソナリティ障害

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境界性パーソナリティ障害(BPD)関連の話を書いた記事をまとめています。当事者さん向け・周囲の人向け色々あります。
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#恋人

すぐ別れてばかりの私が8年付き合えるようになった、恋人と長く続くための工夫・後編

気づいたら1月最終日でビックリしました。 情緒不安定がんばりすぎ女子向けマガジン、最低でも月4回は配信すると公言していますから、ギリギリで4回目をお届けします。 さて今回の記事は、情緒不安定女子の心に突き刺さりまくった(らしい)「すぐ別れてばかりの私が8年付き合えるようになった、恋人と長く続くための工夫」後編です。 このテーマは、過去の私のように ・男性と付き合っても長く保たない(数ヶ月、半年、1年以内) ・別れたくないのに別れたくなってしまう ・相手も私に段々うんざり

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すぐ別れてばかりの私が8年付き合えるようになった、恋人と長く続くための工夫・前編

多くの人は、自分の能力や魅力を自己認識することが苦手です。 なので私は「自分のまだ認識していない才能とか、誇れるものって何かな〜」とよく考えます。 そうやって先日気づいたのは、「私が誇れるものは、“パートナーとの関係性(を構築するための工夫)”ではないか」ということでした。 ◆すぐ別れてばかりの自分が変われたので、必要な人に届けたくなった私は、元・精神疾患の当事者です。病気全盛の若い頃は、恋人と付き合ってはすぐ別れ付き合ってはすぐ別れしていました。 現在のパートナーに出

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なぜいつも恋愛がうまくいかないのか?—恋愛を邪魔する“奪う思考”

オリジナル記事掲載日:2019年8月27日(一部加筆修正あり) 「いつも恋愛がうまくいかない」 「今度こそいい恋愛がしたい」 とお悩みの方、多いですよね。 ネットには沢山の恋愛テクニックが あふれていますが、 自分に合わないテクニックを 無理したり背伸びしたりして実践するより、 心理のほうへ目を向けてみてはどうでしょう。 心理学とは、相手の心を操る魔術ではなく まず自分の心に向き合ったうえで、 相手も自分も幸せになる方法を考える学問だと私は考えています。 いつもうまく

恋人・夫婦間トラブルの原因は「二人とも他人軸」

オリジナル記事掲載日:2019年12月24日 「他人軸」というのは 自分の感情や行動を、 “自分自身”ではなく “他人”を軸にして決めている 現象のことを言うんですが、 ま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 恋人・夫婦間トラブルの ご相談を聞いていると、 「あなたも私も他人軸」 状態がとにかく多いです! 「えっ自分のこと!?」 と思ったあなた、 あなただけではありません! めちゃくちゃ! いろんな人が! そうなのです!!!!!(力説) 彼も私も他人軸! 彼女も俺も他人軸! 夫も私も

パートナーと長続きできるのは、小さな違和感を放置しないから

オリジナル記事掲載日:2021年1月6日 昔の自分は 「嫌われたくない」一心で “小さな違和感”を 見て見ないふりして、 結局捨てられる女でした。 現在のパートナーと 長く続いているのは、 “小さな違和感”について すぐ話し合うように しているからかもしれません。 * * * 今回は、この記事の続きみたいな話です。  ↓ わたしはこれまで、 「自分のやりたいこと、 自分が楽しいと思えることを 大事にしながら、 大切な人と仲良く 豊かに暮らす! それがわたしにとっての

年上男性に「ウザいキモい」となってしまう女子の気持ちを考察してみた

私のカウンセリングは境界性パーソナリティ障害という、女性に多い精神障害を主に扱っているためか、年下彼女から突然ナゾに「ウザい」「キモい」「二度と連絡してくるな」と言われてしまった年上男性からのご相談がまあまあ多いです。 そう言われて精神を病んでしまい思わず迷惑行為(盗聴・盗撮・GPS追跡など)をしたくなってしまう人もいますが(犯罪ダメゼッタイ)、基本的に彼らは「良かれと思って」「彼女を助けたくて」生きている人が多いのです。 なぜ、こんなすれ違いが起きてしまうのでしょうか。

恋人が遊びに行くと情緒不安定だったが、快く送り出せるようになった話

オリジナル記事掲載日: 2020年 10月 10日 (アイキャッチ画像は今日描き下ろしました) 今年(2020年)の初め頃、 パートナーが夜に遊びに行くのが 耐えられなかったのですが、 今日は快く送り出せました。 気持ちが冷めたわけじゃなくて(笑)、 自分が好きなことをやり始めたからです。 * * * 9年ぶりの自主的な連休を取りましたが、 初日は特に 「いつもの休日」と変わりませんでした。 ひとつ大きく変わったことは、 パートナーが半年ぶりくらいに 「今夜ちょっ

パートナーの問題は、自分の問題—心理学用語「投影」 をわかりやすく解説

オリジナル記事掲載日:2021年3月29日(少し加筆修正しました) 恋人や夫(妻)の中にある 問題に気づいたら、 それを何とかしてあげたく なるのが人情だと思います。 しかし、パートナーの中に 見える問題は、 実は自分自身が 抱えている問題なのです。 * * * 心理学用語に「投影」と いうものがあります。 これはヒトが自分を 守ろうとする時に起こる、 心の反応の一種です。 自分自身のコンプレックスや 認めたくない悪い面などを 感じた時、 自分以外の誰かに それを

恋人/夫/妻の「そんなことないよ」に腹が立つ・落ち込む精神障害の人々

オリジナル記事掲載日:2020年5月11日 精神障害 (主に境界性パーソナリティ障害) を患っている方のパートナーさんから ご相談を受けることが多々あります。 大体みなさん、知らないうちに 「そんなことないよ」で 相手の心に負担を かけているんですよね。 * * * 「元々は明るくて 優しい人だったのに、 急に激怒する人に なってしまったんです」 「元はすごく 穏やかな人なんですが、 何かのきっかけで 異常なまでに怒るんです」 という話を めっっっっっっっっっっ

境界性パーソナリティ障害に悩む恋人同士がやるべきこと

オリジナル記事掲載日:2021年9月7日 別に境界性パーソナリティ障害に 限った話ではないんですけど、 特にカップルの片方が同障害を 持っている場合は 「話し合い」「確認」が 大事だと思うんですよ。 なぜかって、 「決めつけ」が強いからです。 「自分がない」からこそ相手の心を決めつける過去の記事で解説しているのですが、 境界性パーソナリティ障害は 「自分がない(自己像が曖昧な)」 精神障害です。 で、そのうえ「他人との境界性があいまい」 (他者と自分を混同してしまう)

怒鳴る・試し行為・自殺行為など問題行動を起こす彼女(恋人・妻)へ、周囲の人ができる対応策

【2021.2.24:1000文字ちょっと加筆修正しました】 わたしは24年間「境界性パーソナリティ障害(略称・BPD)」という精神障害を患っていました。 自力で克服し、現在は心理カウンセラーとして活動しています。 境界性パーソナリティ障害に起きる症状の中に ・怒鳴る(急に激昂する) ・愛情の試し行動をする ・自殺をほのめかしたり、自殺未遂を行う ・その他、心理的距離の近い人(主に親やパートナー)が困る問題行動を起こす があるため、類似の症状が起きる方々からよくご相談

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「自分を苦しめるあの人」から離れられないと思い込んでいないか

人間は周囲の人間の影響を受けやすい。 心理カウンセリングなどやっていると、「急に感情が爆発したり死にたくなったりする、この感情の起伏をなくすにはどうしたらいいですか?」という相談をとてもよく受ける。 話を聞いていると、大概「恋人が暴言を吐いてくる」とか「家族が自分を全否定してくる」とかで、「感情を平坦にする方法を探すより、その恋人(家族)と離れる方法を探した方がいいのでは?」と思ってしまう。 まあ、それを言ったところで「でも……でも……」となり、「いかに離れられないか」