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映画監督の言葉③『もうろうをいきる』西原孝至監督

「GWはうちでドキュメンタリーを観よう!」略して「#うちドキュ」特集記事、第9弾は超豪華★自撮りトークの内容を一部ご紹介しちゃいます。

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ドキュメンタリー映画ファンはもちろん、映像作家やクリエイターを目指す方には、テーマの設定や問題意識のとらえ方など、参考になること間違いなし。ここでしか聞けない映画制作の裏話です。


「もうろうをいきる」 2017年/西原孝至監督/91分


盲ろう者とは目が見えなくて耳が聞こえない人のこと。
盲ろう者の人たちと周囲の人々の関係性から、人と人とのつながりや生きることの原点を見つめる。

自撮りトーク:西原孝至監督(約23分)

西原監督自撮りトークの画像 字幕「盲ろうの世界を見ることで現代の社会が見えてくる」

西原監督のトークはうちドキュ最長の23分!映画に登場する9人について、それぞれエピソードを語っていただきました。

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洗濯物を干すシーンがすごく印象的で
当然 見えて聞こえていない遠目塚秀子さんですけど
ああやって体の感覚で
洗濯物をつかんで干して確認してっていうところが
こう何かこう日常のルーティンになっている。
すごくこう あの…
生きるっていうことはやっぱり単調な生活の繰り返しなんだなと
すごく感じさせられたシーンでした。

===

(福島智さんは)
皆さんもご存じのとおり盲ろう界のスーパースターというか
僕も撮影に入る前に福島さんの本を
繰り返し読んで勉強させてもらいましたし
何か映画を通しての真ん中に福島さんの言葉というか
言葉の強さを持っていきたくてインタビューさせていただきました。

もうろうをいきる場面写真_指点字をするもうろう者と介助者の手

映画っていう表現が視聴覚を通して訴えるメディアで
盲ろう者の方は直接それをキャッチできないというジレンマがある
そこの上で盲ろう者を撮影するのはどういうことなのか
インタビューを撮影したあとは強く さらに感じました。


西原監督自撮りトークの画像 字幕「今回の映画は音声ガイドを 私 西原がやらせてもらいました」

今 音声ガイドや字幕がついてる映画が増えてると思うんですけど
すべての映画がどの時間に行っても
障害のある方が映画を楽しんでもらえる、
毎週水曜日の午前中がバリアフリー上映って限定されるんではなくて
どの時間に行っても楽しんでもらえるような状況が来る日が
ベストだと思いますので、そこに向かって微力ながら
映画のバリアフリー化ってことに関しても
できることはサポートして活動していきたいと思っています。


西原監督の音声ガイドに関するインタビューはこちら!


ドキュメンタリー映画5作品全てを日本語字幕付き・音声ガイドはUDCast(ユーディーキャスト)アプリを利用してお聞きいただける、今までになかった映画配信、「#うちドキュ!」では、監督&プロデューサーが、この企画のために撮り下ろしていただいた、ここでしか見られないトークを本編終了後にご覧いただけます。


今回ご紹介した『もうろうをいきる』のほかに、『東京干潟/蟹の惑星』『オキナワへいこう』『まひるのほし』をあわせた全5作品を5月10日(日)まで配信中!
鑑賞後はぜひ「#うちドキュ」を付けて感想をお寄せください!

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