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22.12.03 文化の違いを飛び越える

おはようございます。
今日は『文化の違いを飛び越える』について書いてみようと思います。

1.ウクライナ戦争に見る国家観

ロシアがウクライナに進攻して10カ月が経とうとしています。軍事力で国を攻めるのはあってはならないことですが、現実問題として現在でもそういうコトがあるということを認識させられました。

このことに関して、COTEN RADIOで豊島晋作さんが解説されていますが、本当にその通りだなと思ったことがいろいろあります。

解説の中であったのは、国家間同士の争いが僕たちの生活を劇的に変化させ、その争いに僕たち自身は抗えないということ。これを国家間のリアリズムとしてお話されていました。

国同士の争いがなぜなくならないのか?といった時に話されたのは、国には歴史があり国同士の争いを経てそれぞれの国が出来ているので、これまでの経緯を踏まえると、その国にはその国の正義があるということでした。

また、ひとりの人間として考えたとき、侵略という行為が悪であった場合でも国という大きな組織になった時には、国を維持するためには悪手も使わざるを得ないことになります。

今回のウクライナ戦争に関して、ロシア側からすると急激なNATOの拡大によるロシアへの圧力という側面もありますし、他国が全てロシアを非難しているのか?というとアフリカ諸国などはそうでもないということでした。

アフリカ諸国は大航海時代をへて帝国主義によりヨーロッパ諸国から植民地支配され、その後独立を果たしましたが、独立に際しては軍事面や資金面からロシアの援助があったそうです。

そういった経緯を踏まえると、ロシアがやっていることに対してそれぞれの国の歴史によってバイアスがかかることが分かります。

では、こういった国家間の争いを乗り越えた事例はないのか?というと、豊島さんは「ある」と答えられました。

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