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洗濯槽を洗濯した

我が家の洗濯機は4人分の服やタオルを洗濯しています。

毎日ご苦労さまです。

さて、あなたで洗ったタオルに時たま、茶色いカスみたいなカピカピ君がくっついています。
洗ったのに、汚れがついているではありませんか。
もう、仕方ないですね。手で取りますから、心配ありませんよ。

今日もよろしく。


そんなことを続けていると、茶色いカピカピ君の現れる頻度が増えていく。


カピカピ君なんて、かわいらしい呼び方をしてみましたが。
こいつらは、洗濯槽の汚れ。

水アカ、洗剤カス、カビじゃよ。


20年以上前。

わたしは一人暮らしを始めて「洗濯槽クリーナー」を月1で使用して洗濯槽を洗濯する必要性を知りました。
槽洗浄モードが、そのために付いていることも。

いっけんキレイな洗濯槽のその内側に、汚れがたまっていく。

洗濯槽を汚れたままにしておくと、洗濯物自体が変な臭いを発したり、カビやすくなる。

そうなのか… 定期メンテナンスが必要なのか...


さて。
実家の洗濯機のスペックですが、縦型式5kgの15年選手であります。

現役バリバリのこの子。
毎月、ドラッグストアで購入できる洗濯槽クリーナーで槽洗浄しています。


今月もその時期が来た。というところで。
わたしは、3か月前に購入していたアレを持ってきました。

通称「過炭酸ナトリウム」または「過炭酸ソーダ」と呼ばれる酸素系漂白剤です。(下記を購入しました。)

わたしはこいつを使って、いつか、洗濯槽の汚れを一網打尽にしたかったのです。


購入して3か月経っていました。

すぐに使わんのかい、というツッコミが聞こえてくる…

まぁ、タイミングというのがあってですね。

段ボールに入れたまま部屋の隅にいた彼を使わなかった理由は単純。


使うとおそらく、1日潰れる。


15年もの歳月、月1でクリーナーでの槽洗浄をしていたとはいえ、取りきれていない汚れがあることは予想できました。だって、クリーナーで洗った後も茶色いカピカピが出てくるんだもん...

過炭酸ナトリウムで、汚れはクリーナーより多く取れるだろうと予想。

しかし、とにかく手間と時間がかかるに違いない…


洗濯機を回す予定が無い日。
そして、わたし自身が体力と気力のある日。
そういう日じゃないと、とてもじゃないが出来ないと思っていました。

そうしていたら、3か月経っていたんです。わお。


そして遂に、その日はやって来ました。満を持して。
時間も体力も気力も十分。

さぁ、やるぞ!


まずは、洗濯槽に40~50℃のお湯を満水位まで入れるところからスタート。

洗濯機の標準コースで普通に注水して槽の半分くらいまで入ったら、電気ポットの約90℃の湯と、キッチンで沸かした約100℃の熱湯を混ぜつつ(※やけどに注意しながら)少し熱いお風呂くらいの温度になるように調整。

そこに、500gの過炭酸ナトリウム(ミヨシさんのなら1袋)をザバーッと投入。

過炭酸ナトリウムの槽洗浄のやり方は、ミヨシさんはパッケージに書いてくれてるので、それに沿って行います。

投入すると、シュワシュワと発泡し始めました。

3分、洗濯槽を撹拌。

すると、こんな感じに。

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もう、ワカメのような汚れが現れました。こんにちは。
まだまだシュワシュワと発泡しています。

この状態で、1時間半放置しました。

すると、こんな感じに。

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水が黒く濁っていました。汚い。

この水の色から、過炭酸ナトリウムは汚れに効いてそうな感じがしました。(洗濯槽クリーナーを使うと槽洗浄コースにおまかせしちゃって、途中の様子を見ないので比較できませんが) 

そして、すすぎ工程へ。
この黒く濁った水を抜いて、もう一度水を満水に溜めて撹拌。
ワカメはまだまだ出てきました。

これを3回繰り返して、水を抜いていた時でした。
ふと、排水溝の辺りが光っているのが目に入りました。

...ちょっと、これ、排水溝から排水が逆流してない??

排水溝のフタを開けて見てみると、ここに汚れが詰まっていて、排水が追い付いていない状態でした。※写真はさすがに掃除した後です

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いやいや。
今日は洗濯槽洗浄の日であって、排水溝掃除の日じゃないんや。

完全に予定外です。

ここで時間を使うことになろうとは。

要らない歯ブラシを使って、排水溝の掃除を開始。
(排水溝の臭いは昔の公共プールみたいで、個人的には嫌いじゃない。)

排水溝の掃除が完了。気を取り直して、槽洗浄再開。

ワカメがあまり出てこなくなって、水の濁りもなくなったところで、標準コースで1回まわしてみました。

終了後、さて、どうなってるかな。ワクワク。
フタを開けてみると。

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うわー

ワカメなくなってきたと思っていたのに、予想外に多くの、しかも大きめのワカメがいる。
しかも脱水されて、カピカピでこびりついている... Oh....

脱水工程で槽を激しく回転させることで、ワカメが遠心分離で剥がされたということなのか? そうなのか?

過炭酸ナトリウムの化学の力だけではなく、物理の力も必要だってのか。

すすぎだけでは不十分ということが分かり、脱水も取り入れながら、ワカメが出てこなくなるまで根気よく洗っていきました。


槽洗浄開始から5時間後。

大きめのワカメがあまり出てこなくなったなぁと油断した隙に、急にシュルンと1枚のワカメが現れる感じが続きました。

洗濯ネットにも、中サイズのがかかっています。

ここで、わたしは最終段階に入ったと思い、不意に現れるワカメを網ですくい上げる方法に移りました。

※はじめの段階で大量のワカメをすくう方法を取らなかったのは、単純にめんどくさかったからです。


回る洗濯槽。回るワカメ。回るわたしの目。網に溜まるワカメ。

そして、6時間後。

標準コースで回した後に、ワカメが一切現れなくなりました。

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洗濯ネットもキレイにして、ついに、この状態にたどり着ました。
こころなしか、洗濯槽から臭いがしていないような気が。

よし。もう、これで勘弁しといてやらぁ!


これで、過炭酸ナトリウムによる洗濯槽洗浄は幕を閉じました。
その後、普通に服やタオルを洗濯していますが、茶色いカピカピはまだ付いていません。今のところ。


【過炭酸ナトリウムによる洗濯槽洗浄】

●メリット

ワカメ、めっちゃ取れる。キレイになるのは気持ちいい。

●デメリット

時間と体力が必要。疲れました。


(おしまい)