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かつて新社会人だった私が伝えたい、たった1つのこと

新社会人のみなさん、おめでとうございます。
4月1日といえば、ツイッター上では新社会人のみなさまへ伝えたいことがあふれる日よね。私自身がダメダメな新社会人だったものだから、それらを読むと結構胸にくるものがあるわ。

思い出すわあ。私にもあったのよ、学校卒業して最初の4月1日。同期と一列に並んで、全社員の前で挨拶したわねえ。

「一生懸命働きます!」

炭子そっくりだったと思うわ。

メーカー勤務。最初の半年は研修のような感じで、工場ラインで働いたのよ。つまり、現場を知れってことね。その工場でつくっている品目全てのライン工程をやらせてもらったわ。どうやってモノがつくられ、市場に出ていくのか、多くの学びがあったわね。特に、失敗から学んだことは大きいわ。

そんな私の1番の失敗は、怪我よ。

あれは、まだ働き始めて1か月くらいだったと思うわ…

やる気が焦りになっちゃってね、業務中に指先の肉をえぐってしまったの。程度だと中傷くらいだと思うんだけど、出血がすごかったわね。工場を血まみれにしてしまったわ。すぐに病院へ連れて行ってもらって、指先5針縫ったわ。

もちろん、労災がおりたわよ。すごくすごく申し訳なかったし、情けないしで、落ち込んだわね。おばさんになった今でも指の先はえぐれたまま。神経もちょっとやられてしまって、若干しびれが残ってるわね。若干よ。

その怪我の前にも怪我未遂があってね…
ガガガガガガ!って ものすごい勢いで動いているライン機械の間に、あやまって落ちちゃったり。先輩が大慌てで助けに来てくれたわ。ラインはもちろん止まったわ。無傷だったから良かったけど、先輩には本当に申し訳なかったわねえ。私も死ぬかと思ったわ。ヒヤリハット事案よ…


やったことのない事を全力で一生懸命やろうとして、空回ってたわね。え? 私がただのおっちょこちょいなんじゃないって?! それは… あると思います。

そんな私が新社会人に少しだけ伝えるとしたら、ただひとつよ。

最初のうちはコマンドは「ガンガンいこうぜ」より「いのちだいじに」にしておいて欲しいわ。

気合いがあるのはいいことだけども、いろいろわかってないうちの行動は体力・精神力 温存ぐらいがちょうどいいと思うの。慣れてきたら、ちょっとずつレベル上げをがんばればいいのよ。

周りの先輩たちも、新入社員には大して期待してないから安心してちょうだい。最初は毎日出社してくれるだけでもいいと思ってるものよ。その姿は初々しくて、キラキラ輝いてみえるんだもの。職場の癒しになっているのよ。きっとね。

新社会人のみなさんの未来に幸あれ!



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