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脳のために趣味はできる限り増やすべきだ!

「好きなことしたい」「ストレス解消」「いろんなことしてみたい」と言う人は多い。実際は、大したことはできないし、やらない。

漠然としたそういった思いは誰でもあるものだが、自分が思っているほど何もできないものだ。できそうには思えるが…。

仕事を現役でやっている時は、「退職したら、あんなこともこんなこともやりたい」と言うが、退職してみると何もできない人は多い。特に男性。

昔から「やりたいことは現役中に!」と聞く。それなのに、なぜその助言をきかないのだろう。「自分は特別である」という心理傾向がそうさせるのだろうか。

たとえば、「日本一周する」それもいいだろう。で、その次は?と問われると、次がない。日本一周なんてすぐに終わる。半年もいらないのだ。

そんな小さなことを大きなことと考えずに、もっともっと興味の幅を広げるべきだ。やりたいことは自分だけのものだ。迷わずやるべきだ。できるならだけど。ほぼできない。ネタがすぐ尽きるのだ。

noteの記事を書き続けている人なら、この意味がよくわかると思う。ネタは無尽蔵のように思えるが、アウトプット出来なくなるものだ。

ヒトは老齢になると、「一年のうちで、これまでやったことないことを三つでいいからやってみて」と言っても、一つもできない人もいる。365日分の3個ができないのだ。

現役の人でも、趣味がない人もいる。ストレス解消がパチンコ、釣りは、男性の定番だが、女性は、食べる、買う、旅行だ。それはそれでいいが、それ以上増えないのが面白い。

定番は心理的な傾向なので、誰でもやることが趣味といえるかどうかむずかしい。それ以外が必要なのだ。少し意思の力を要する。

ぼくは趣味や好奇心は、増やせるだけ増やした方がいいと思っているし、そうしている。

こういうとあなたは、「そんなに趣味を増やしたら大変なことになる!」というかもしれない。安心して欲しい、増えないから。

試しにやってみればいい。思ったほどできないのは、時間やお金の問題じゃない。心の問題だからだ。

仕事の辛さや苦しさから逃れようとする心の代償作用も趣味とはいえない。仕事をやめれば趣味もやめてしまうからだ。

代償行為ではなく、好奇心を満たすことを目的とする行為が大切なのだと思うのである。

それは、脳の栄養は刺激だからだ。栄養を与えなければ、脳は死あるのみだ。

(仕事を辞めてゆっくりしたいという人の脳が萎縮していく症状を見ながら思った)