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早く失敗するべきだ

ほとんどの人が「成功したい!」と思っている。生き残りの本能のように思っている。

しかし、本来人間は理性というものが付与されているように思える。
そこから考えると、「成功したい」という気持ちは動物的に考えると当然だけど、人間的に考えるとおかしな思考のようにも思える。

「成功したい」という気持ちの反対は「成功したくない」ということだが、言い換えると、「失敗したい」ということになる。そういうと、「何じゃそれ?」と思うかもしれない。

しかし、成功したいのなら、成功しない要素を取り除かなくてはならないはずだ。
そのためには、なるべく早く失敗しておかないといけない。

つまらない例でいうと、恋愛で良い人と付き合うなら、早めに変なところを見つけ出しておかないと、後から「こんな人だったっけ」となる。

最初はお互いに良い人を演じるから、良い面しか見えない。これくらいのことは誰でも知っているし、経験もあるはずだ。

キレやすい性格なのに優しい人を演じる。
太りやすい体質なのに、一時的なダイエットする。
貧乏なのにお金があるように振る舞う。
そういった演技は長続きしないので、いずれバレる。

キレやすい人はいくら演技しても、何かの局面で兆候がある。
太りやすい人は食べ方や好みでわかる。
見栄っ張りは価値観でわかる。

そういったことに早く気づくと、自分が成功へ進んでいるのか失敗の道へ進んでいるのかわかるものだ。

人間の良い面を見ることは大切だが、自身にもあるように悪い面は悪さするものだ。そこから生まれる軋轢は深刻になることも多い。

ぼくはキレやすい人が苦手だ。話してもわからないからだが、解決の仕方は限りなく少なく、大概最悪の結果をまねく。
キレやすい人は、会話でのリアクションや日頃の言動に表れる。隠そうとしても必ず表れるものだ。「おやっ?」となる。それを見過ごしたり許していると、当然のことが起きる。

「早く気づいていれば…」そのためには失敗を早くすることだ。そうすれば成功だけが残る。簡単に書きすぎたけど、失敗は悪くないということがいいたいのだ。

昔から、自分が逆境の時に残る人が真の友人だ、みたいなことを言うのはそんなことなのだろう。