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なぜ私は小説が書きたかったのか「私とあなたは似ているね」編
前回の記事で、なぜ生きるのかという内容の短編を投稿したが、今回も懲りずに死と生の話を題材にした自分の作品を紹介したいと思う。
「私とあなたは似ているね」 https://ncode.syosetu.com/n5545dz/
目を覚ますと知らない場所に横たわっていた少女。最後に残っていた記憶はのはトラックに跳ねられた瞬間。そうするとここは天国だろうか、と思い近くに同じように倒れていた少女のところに向かうが……という内容。
生きていることが良いことなのか、善なのか悪なのか。その判断は誰がするのだろうか。死ぬことに関しての善悪は常に議論の的になる。そして死んだほうが良いと言う人なんていないだろう。事実、医療現場では自死で搬送されてきた患者には必ず医療を施す。命最優先である。
しかし生きていることに関しての善悪は考えたことがあるだろう。またその判断を他人がしていいのか。簡単に言ってしまえば、この世には「本人からの明確な意思表示がないまま、生きたほうが良いと判断されている」人がいる、ということだ。そして「本人からの明確な意思表示がないまま、死んで楽になったほうが良いと判断されている」人もいる。なぜここで差が生まれるのだろう。
もし自分が意識がなくなって、それでも生きている状態だとしたら。もしくは意識があってもそれを伝える手段がなかったとしたら。古い小説に「ジョニーは戦場に行った」という作品がある。まさにこの題材を扱った内容だ。戦時中のことなので今に直接つながらない部分もあるが、エッセンスは一緒だろう。
もしよかったら、私の作品と上記の小説を両方読んで頂きたい。
「ジョニーは戦場に行った」https://www.kadokawa.co.jp/product/199999229201/
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