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夏は排毒の季節!

「✳︎業病(ゴウビョウ)を得たら、断食をして、土の中にもぐれ」とはお釈迦様の教えです。
動物は、怪我をしたり病気になると食を断ちます。治るまで餌を与えても食べず、自然の環境の中でお腹を地べたに接して回復を待つそうです。

私たちは病気になるといつにも増して「栄養だ、薬だ」と身体に何かを入れることばかりを考えます。
ダイエットに関してでさえ「何を食べたら痩せるのか?」と聞かれるのですが、健康のカギは、空腹の時間を長くすることにあります。

夏は排毒に最も適した季節です。
気温も湿度も高く、暑い、陽性な季節には、陰性な身体のデトックスには恰好の時です。秋冬の陰の季節は寒いので運動不足になり血液循環が悪くなります。
特に日本人は年末からお正月に食べすぎ、飲みすぎの傾向になりますが、食べすぎや間食は、前に食べたものを消化している間に次の食べ物が体内に入ってきますので、内臓は休むことなく働き続けています。
すると内蔵は疲弊し、疲れた胃や腸、肝臓などは働きが鈍くなり、栄養をしっかり吸収できず老廃物も溜まりやすくなります。
腸内環境も悪化するため、免疫力が低下し、体調不良になったり、病気にかかりやすくなったりすることもあります。

そこでおすすめの健康法は『1日10時間の断食』です。
1日24時間を陰陽で考えると、12時間は陽の時間(仕事、活動時間)、そして12時間は陰の時間(休息、睡眠時間)です。
現代人は働きすぎで、睡眠時間が少ないといわれていますので、陰の時間を12時間、確保すると良いでしょう。その中で10時間何も食べないで過ごします。
まとまった「空腹の時間」を作ると、内臓は十分に休むことができるので、まず働きがよくなります。
休憩をとった内臓は、疲れがリセットされて、しっかり働いてくれるようになり、代謝が上がります。

断食の歴史は古く、紀元前から始まり、宗教の信仰で精神面を鍛える修行として行われてきました。
ムスリムが断食を行う月としてラマダーンがあります。
お祈りなどと並んだ義務の1つが断食(サウム)で、日の出から日没にかけて約一ヶ月、一切の飲食を断ちます。
飲食しないことで改めて日頃の感謝を振り返るなどの祈りが始まり、空腹や自己犠牲を経験し、飢えた人や平等への共感を育むことを重視します。
また人への親切心を重んじたり、他人へ物を寄付する行為も盛んになるといいます。
飲食を断つだけではなく、喧嘩や悪口や闘争などの忌避されるべきことや、喫煙や性交渉などの欲も断つことにより、自身を清めて信仰心を強めるといいます。

私は20代の頃食べることが大好きで、つい食べ過ぎてしまうので毎年お寺の断食道場に出向き、3日間水だけで過ごすことをしていました。

決まり事として
常用薬がある場合は入道はできない
携帯などの電子機器は目覚まし時計以外持ち込み禁止
仏教関連の本以外は持ち込み禁止
化粧品やサプリメント、飲食物の持ち込み禁止
断食中は敷地から出てはいけない
などの厳しい制限があります。

早朝のお掃除から1日が始まります。決まった時間にお参りに行き、境内を散歩したり、読書や写経、座禅をします。電磁波から完全に離れるので、外で何が起きているのか全く知る由もなく、のんびり過ごします。
1日過ぎるのは意外とあっという間で、空腹は3日程度であれば辛くありません。
だんだんと尿が透明になり、五感が冴え渡るのがわかりました。
体重は3日間で-1〜1.5kg程度の減少ですが、毎回感じることは、「心のスッキリ感」でした。

断食とは「体と心を使った祈り」、「心身の浄化」です。

陽気が盛んな夏に、
身体と心の浄化に、
1日10時間の断食を習慣にされてみてはいかがでしょうか。

✳︎業病(ゴウビョウ)... 前世の悪業(あくごう)の報いでかかるとされた、治りにくい病気。難病。

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