マガジン
画家の日記【パイロット版】
Bori
- 1本
このマガジンは僕の過去の日記（『画家の日記』）をもとにして創作した小説です。ぜひご覧いただき感想などいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
記事一覧
画家の日記｜8月3日
8月3日。晴れ。
僕には大切なひとができた。時間はかかったけど、大切なひとができたのだ。人生にとってこれほど素晴らしいことはないと思う。ほんとうに素晴らしい人生だ。
画家の日記｜8月2日
8月2日。晴れ。
冷凍のうどんが余っていたので、釜玉うどんにして食べた。
画家の日記｜8月1日
8月1日。晴れ。
一日一食ガッツリ食べて、あとは小腹が空くとナッツやドライフルーツでしのぐ生活をここ一ヶ月続けている。なんだか肌の調子がすこぶるいい気がする。変なできものができなくなった。寝起きも良い。とりあえず続けてみることにする。
画家の日記｜7月31日
7月31日。晴れ。
運転免許証の名前を変更するのに警察署へ行くと、中からやたらスタイルのいい若い女が出てきた。白いショーツからはみ出した長い足をこれ見よがしにと歩いてみせる。そしてなにかこう「色気」の奥に「悪」のようなものがほのかに漂っていた。というか「悪」につねに纏わりつくものが「色気」のようなものなのか。でも、それはただ彼女がたまたま警察署から出てきたからそう見えただけなのかもしれない。
画家の日記｜7月30日
7月30日。晴れ。
技能実習指導員講習のため労働基準協会へ。クーラーが効き過ぎで寒いと思ったら、外へ出るとトロけるぐらい暑くて気持ち悪くなってきた。昼ごはんに近くのラーメン屋に行くも、なんだか塩辛いだけのラーメンにやたらチャーシューがのっていて、食べてる途中で気持ち悪くなってきた。講習が終わって、家に着いてアイスクリームを食べた。ミルク味と書いてあるわりに全然ミルク感が無い、薄っすい牛乳みたいな
画家の日記｜7月27日
7月27日。晴れ。
太陽が昇るまえに洗車をしたくてめちゃめちゃ早起きした。なんとか暑さのピークを迎えるまでに洗車を終えて、その勢いのまま畑の雑草を抜く。もう今日はやめにしようと思ったのが１０時ごろで、汗だくのまんまシャワーを浴びて、クーラーの効いた部屋でキンキンに冷やしたビールを飲んで倒れ込むように寝た。
起きてもまだ１２時で、そこから昼ごはんを食べた。また一日が始まったみたいだ。とりあえずゆ
画家の日記｜7月26日
7月26日。晴れ。
ツバメが電信柱のまわりを飛んでいた。ぐるぐると小学生と正面衝突しそうなほどの低さで。ツバメが低く飛ぶと雨が降るという言い伝えがあるけど、一日中ずっと晴れていた。
画家の日記｜7月21日
7月21日。晴れ。
先輩と先輩の奥さんがお祝いを持ってうちに遊びに来てくれて、お祝いとは別に、京都の料亭がネット販売している山椒ソースのローストビーフまで頂いた。めちゃ美味そうだ。先輩たちが以前その料亭に行ったときに食したもので、それがめちゃくちゃ美味しかったらしく、この機会にプレゼントしてくれた。白ワインとケーキでも買って、今週末はパーティーだな。
夜。花火を見に行った。息子がまだちいさいの
画家の日記｜7月19日
7月19日。晴れ。
四国は梅雨が明けたらしい。これからが夏本番。夜勤の週で、仕事は夕方の四時から。胸と腹のあたりにかいたじっとりとした汗のせいで肌着が皮膚にへばり付く。
Amazonのプライムセールで買った浴衣が届いていたので、かるく袖を通してみた。肌がチクチクするので、下にタンクトップかなにか着ようと思った。