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画家の日記|7月20日

7月20日。晴れ。

数日前、無性に冷やしうどんが食べたくなって、仕事帰りにセブンイレブンに寄って冷やしうどんを買って帰った。

食べながら、これなら自分で作れるなと思い、次の日、スーパーに寄って、冷凍のうどんと袋のうどん出汁を買って試しに作ってみた。

まず湯を沸かす。そのときに卵を入れておく。お湯が沸いたらうどんをいれて約1分。ザルにあげて氷水で締める。うどん出汁をあらかじめどんぶりに入れておく。ひと袋の三分の一程度で充分だった。そこに冷たいうどんを入れて、ネギはなかったので、天かすとかつお節とすりおろした生姜を入れる。最後に余熱で茹でていた卵を入れれば完成。

うん、まずい。まずかった。

まず卵を茹ですぎた。温泉玉子みたいに白身も黄身もとろとろになってくれなくて、黄身硬め、白身は殻にへばり付いてとれない、なんとも不細工な卵。それよりも、なにより一番まずかったのが天かすだった。袋を見ると「プレーン」と書いていた。盲点だった。というか知らなかった。天かすに「プレーン」があるということを。というか、天かすって味付きがあるんだ、とそこで初めて知った。まあ、とにかくまずい。出汁を飲んでもうどんをすすっても無味無臭の油がまとわりついてくる。いやはや、失敗。

あくる日、もう一度作る。今度は卵を入れるタイミングを遅らせて、天かすは絶対入れない。オクラとネギがあったので入れてみる。味の決め手は生姜とかつお節だ。最後に卵を割った。白身がすこし透明のままだったけど昨日よりはましだ。うん、うまい。これにいい感じの天かすがあれば完璧だ。こんどスーパーで探してみよう。

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