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総合型選抜(AO入試)って、将来の道がはっきり決まっている人のためのもの?

noteをご覧いただき、ありがとうございます!

みちとつながるコミュニティPAddle(パドル)」の運営元であるエイションワン合同会社のインターンシップ生であり、大学1年の花です。

いきなりPAddleという名を出してしまいましたが、実際に私たちがどのような活動をしているか等、興味のある方はこちらの記事をお読みください。


突然ですが、大学受験の方法で、今急激に割合が増加している入試形態があります。それは、総合型選抜(旧AO入試)です。アメリカで主流となっている総合型選抜が初めて日本に導入されたのは1990年のことです。それから30年経ち、2020年度入試で総合型選抜で大学を決めた大学入学者の割合は11%まで増加しています。驚きですよね。

(出典:文部科学省 大学入試のあり方に関する検討会議(第17回)資料3)

大学側、そして入学者側双方からの需要が高まっている総合型選抜とは何なのか、そしてどのような人に向いているのでしょうか。


総合型選抜とは?

総合型選抜とは、もともとAO入試と呼ばれていた入試方法が、2020年度に「総合型選抜」と文部科学省が改称したものです。現代の高校生のみんなはどちらの方が聞きなじみがあるでしょうか?

そもそもAO入試とは、「アドミッションズ・オフィス入試」の略称です。学校側が入学時に求めている学生像、いわゆるアドミッション・ポリシーを基準に合否を決める、という入試方式です。アメリカの大学では一般的に見られる入試制度です。

各大学で独自の組織をつくるので、入試の形態もさまざまです。ある学校では面接をしたり、小論文を書かせたり、生徒同士でディスカッションをさせたり、プレゼンテーションを課したり、学科試験がある学校もるようです。

AO入試ないし総合型選抜は、受験生の個性や適性、何よりその大学で学びたいという意欲が重要視されるのが特徴です!


総合型選抜の「メリット」

メリットはずばり、一般入試より時期が早いこと、自分のやってきたことや描いている将来のビジョンを活かせること、そして何より志望校入学のチャンスが増えることです。

まず入試や合否発表の時期が早いことで、大学入学前に時間ができます。総合型選抜で受験を終えることができれば、高校生活最後で勉強以外に自分のやりたいことに時間を充てることができるのです。

またAO入試では志望理由書を丁寧に作成する必要があります。志望理由書や面接で、自分の高校生活でやってきたこと、将来のビジョンとその大学でやるべきことなどを大学側に直接アピールすることができます。

また、単純に志望校入学のチャンスが増えることは最大のメリットです。絶対に行きたい志望校がある人には特にお勧めです。志望校・志望学科で総合型選抜を行っているか否かは、事前に必ず調べておくべきですよ!

このように、様々な点から総合型選抜の受験にはメリットがあります。高校生活で課外活動や部活動を頑張ってきた人、将来の道や大学でやりたいことがはっきりしている人にお勧めです。

そんな、高校生活の充実に焦点を充てた記事はこちらです。


総合型選抜の「デメリット」

一方デメリットは、一般入試より時期が早いこと、時間がとられることの二つです。

一般入試より時期が早いことは、メリットであると同時にデメリットでもあります。もちろん一般入試より早めに準備を始めなければならず、周りが受験モードではない中入試の時期に突入するためメンタル維持が大変です。

またAO入試で絶対合格するわけではありません。一般入試も視野に入れるとなると、一般入試一本で勉強に臨んでいる人より時間面において大きくハンデとなってしまいます。


総合型選抜が向いている人

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先ほど総合型選抜のメリットの章では、高校生活で課外活動や部活動を頑張ってきた人、将来の道や大学でやりたいことがはっきりしている人にお勧め、と書きました。

世間一般の認識でも、総合型選抜はこのような人に向いていると思われています。しかし、実際にそうなのでしょうか。将来の道がはっきりと決まっていない人は、総合型選抜を受けないべきなのでしょうか。

答えは、NOです。

総合型選抜は、将来の道がはっきりと決まっていない人にも、ぜひ志して欲しい入試方式です。

ここで私自身の体験談をお話します。私は実際、総合型選抜を志していましたが将来の道がふわふわとした高校生でした。しかし高校在学中の留学経験を活かしたかったため、総合型選抜で大学受験を戦うと決めました。総合型選抜に特化した受験塾に通い、その場や学校、両親や友達と話し合い、そのようにして受験勉強を進める過程で、自分の本当にやりたいことを見つけることができました。

総合型選抜を志す過程では志望校を決め志望理由書を丹念に作成する過程で、自分の興味や将来についてじっくりと考えなければならない時間がたくさんあります。総合型選抜を志すことで、逆に自分のやりたいことを見つけることができる可能性も大いにあるんです。

高校生にとっての「キャリア」について書かれた記事はこちらです。


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PAddleでは、昨年11月から高校生に対して、新サービスのトライセッションを実施しています。コンテンツは大きく2つです。

・AO入試体験談
・PAddle式対話セッション

実施にAO入試を選択した大学生の体験談を織り交ぜたコンテンツに加え、仕組みにこだわった対話セッションで、参加した高校生や大学生と気軽に深く話しあえるコンテンツを用意しています。

3月からは「オンラインコミュニティ」として有料化を考えていますが、現在は試験期間中ということで無料で参加することができます。ぜひこの機会を使って、あなたも一歩踏み出してみませんか?

もし興味があれば、以下のリンクにアクセスし、申し込みフォームを送信してください!


最後に

このように、総合型選抜にはさまざまなメリットがあります。総合型選抜の需要や枠が増加している近年、受験生の皆さんには選択肢の一つとしてぜひ視野に入れてほしいと思います。

将来の道をはっきりと見据えている人ももちろんですが、将来に漠然とした不安を抱えた高校生のみんなにも、ぜひ考えてみてほしいです。さまざまな方のトライセッションの参加、ぜひお待ちしております!

最期まで読んでいただき、ありがとうございました!

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