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教えたくない。

独り占めしたい
名店たくさんある

イタリアンのお店も
床屋もカフェも

ボクの知る限り
予約いっぱい
すでに2か月後の予約しか
とれない名店

うちの親族は
そんな名店をいつも
上手に探し出し

予約した日がくるまで
ジッと待つ

行く場所
行く場所
ジャンルは違えど
素敵なところで

ボクがブログで
紹介するというと

その場に居合わせた
他のお客様や
店のオーナが

予約採れなくなる
ことを理由に反対する

オープンした時から
予約待ちだった
素敵なお店

雑誌やWEBサイトから
掲載しませんか?と
問合せがあり

まさか影響あると
思いもよらず
了承したら

さらなるお客様に
恵まれ

まったく
予約の取れない
名店に。

どんな地域にも
良くある話なのかもしれない



ボクの今朝きいた
相談内容

他人に個人情報を
「教えたくない」

という相談

ボクの施設には
それなりの暮らししか
できないひとが
当然多くいる

施設の仲間や
先輩が雇用される
仕事先は
やはり
それなりの仕事だ

雇用する側は
障がい者枠で
雇用するメリットがある

雇用された側は
他に行く当てもなく
どんな仕打ちに
遭遇しても
退職もできず

理不尽な仕打ちを
受け続けてる人
とてもたくさんいる

声をあげないのは
仕事先がなくなるからだ

仲間や先輩たちにとって
死活問題

我慢してる
暴言に耐えてる
理不尽な事柄に
目をつぶってる

汚い仕事
キツイ仕事
不当な扱い
それでも
声をあげない

今回もボクにむかって
云ったこと

誰にもいってないけど
愚痴を吐かせてほしい

という悲痛な言葉から
始った

そのひとの
勤め先では健康診断や
出勤簿など
個人情報の記載された
書類が誰にでも
閲覧できるところに
貼りだしてあるという

個人名や住所
何日に休み
電話番号や既病履歴

などなど
さまざまの情報が
誰にでも閲覧可能

中には「悪気無く」
自分の出勤日を知るために
スマホ写真で
撮影する人もいる

相談のそのひとは
一応
上司にあたるひとから
ストーカーのような
行為をうけ
悩んでる

しかし
出勤日がまるわかり
住所もそういうところから
知られてしまって
毎日スマホに
直接電話がある

最初は上司だから
なにか特別に
用事があるのか
そういうものなのかと
電話にでてしまったら

いつもかかってくるように
なってしまった

職場では職場用の
スマホが渡されるので
個人のスマホは
使用しない

教えたくない
知られたくない
個人情報を
会社は会社内に
おかしな人はいない
という考えで

閲覧し放題

そのひとの会社は
誰もが知るような
大手企業の名前のつく
小さな会社

やっと見つけて
入社できた
そのひとは
仕事を辞めたくない

だから
とても悩んでる
先日
個人面談もあって
その時にも
少し話をしたそうだ

すると
相談受けた側は
当然重大に受け止め
スグ対応してくれたようで

その日のうちに
個人情報は社内から
なくなったが

翌日そのストーカー行為の
上司がまたもや

会社は仕事が
不便になること
わかってないという
理由で
各個人の出勤日などを
わざわざパソコンから出して
事務所内に
貼りなおしたという

その上司はさらに
面談してくれた上司の
家族の個人情報を
作業者の前で
あれこれ話

個人情報に煩い奴だ
と罵った

ボクに相談にきた
そのひとは
声を殺して
急いで帰宅したという

「会社はいい会社
きっとまともな会社」
「だけどコワイ上司
もうどうしたらいいのか」

他人にわざわざ
知らせたくない
教えたくない
個人情報

ボクの目のまえで
涙ながらに話す

わかった
いい方法考えたよ
任せて

ボクはあることを
思いつく

ボクにはボクにしか
できないこと

ボクらの施設の
施設長が職場の見学に
回ることは別に問題ない

ボクらは一緒に
見学に行ける

突然の訪問は
教えたくないことも
まるわかり

同行したボクらも
質問は自由だ

「個人情報の取り扱いは
どうなっていますか」

できること
やっていこう

予約の取れない
人気店も
2カ月先の
予約入れなければ
辿り着かない

何事も
できることから
はじめてみよう

教えたくないこと
誰にもあるね

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読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました