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潔白。

「正直者は馬鹿をみる」
そういう
言葉がある

「賢人は損だ
馬鹿なら
何も気づかない」
そういう
言葉がある

ボクは嘘つきなので
馬鹿はみない
そう思ってる

ボクは馬鹿なので
何も気づかず得だ
そう思ってる





ボクの仲間が
疑われてる

ボクは信じている
それを誰にも
話していないが
べつだん
話す必要性も
感じていない

信じてるに
決まってるから
仲間もボクが
信用してること
理解してる
そう思ってる

そして
この週末
大問題になった
犯人捜しに
やっきになる人々

とうとう
仲間が
犯人であると
云い始める

犯人が
わからないからと
決めつけはよくない

デリケートな
仲間は
正直に何もかもを
ぶちまけて訴える

せっかく決まった
仕事先
これでまた
施設に返される

ボクは仲間の潔白を
証明することにした

「証明したところで
どうにもならないよ」

そういわれた
そんなことは
わかったる

だけど
「障害があるから」
それだけで
つまはじきにされ
仕事させてもらえないことは
心外だ

上司の都合だけに
合わせるのが
障害者の役目と云われなきゃ
ならない理由がききたい

そんなこといってない
証拠出せといわれなきゃ
いけない仲間のキモチを
考えたことあるのか

障害あるから
頭おかしいと云った
その言葉は何故
防犯カメラに
収められてるのに
再確認して
いただけないのか?

ボクの仲間は
確かに障害がある
しかし
いっしょに働くひとの
モノを盗んだりしない

ボクは断固
潔白を証明する

キミの味方だ

ここに証明する
キミの味方だ

暴力暴言に屈しない

キミをひとりにしない


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