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Pacific Metaの「Company Deck制作プロセスの全て」を大公開します!!!!

株式会社Pacific Metaの代表の岩崎(@iwasaki0614)です。私たちPacific Metaは、グローバルに強みを持つ、Web3特化の総合コンサルティング・マーケティング支援を行うスタートアップです。

Pacific Metaはこの度、Company Deckを作成・公開いたしました!それが、こちらです!!(かなりの自信作となっています!!!)

私たちは今回、明確な目的意識と熱烈な想いを持って、このCompany Deckの制作に取り組みました。本noteでは、その制作プロセスを大公開しようと思います!

【このnoteは、2分でさらっと雰囲気を愉しむこともできますし、20分かけて熟読することもできるようになっています。あなたのその貴重な時間を、たった2分で良いので、どうか私たちに下さい。そして、あわよくば、20分下さい。】

<このnoteは、以下の方におすすめです!>

  • 今後、Company Deckの制作を予定しているスタートアップ経営者、採用・広報担当の方

  • スタートアップのデザイン・クリエイティブの制作に関わる方

  • スタートアップ、特にPacific Metaで働くことを検討している方

<このnoteを読むと、以下の効用を得られます!>

  • Company Deck制作がもたらす経営への経済的インパクトを理解し、経営判断に繋げられる

  • Company Deck制作のプロジェクト・マネジメントの全てを理解できる

  • 気づいたら、Pacific Metaに応募してしまっている

このnoteは、特にCompany Deckの制作における"プロジェクト・マネジメント"にフォーカスを当てたnoteとなっております。

参考なったという方は、ぜひ「いいね・拡散」をよろしくお願いします!


1. まずは、制作物のご紹介!!!!

今回は、デザイナー様と共に

  1. Company Deck

  2. デザインガイドライン

の2つを作成しました!ご覧下さい!!

1-1.Company Deck

⇩クリックすると、ページをめくることができます!

<外部リンク>
https://speakerdeck.com/pacificmeta/pacific-meta-company-deck

Company Deck(一部)

1-2.デザインガイドライン

⇩クリックすると、ページをめくることができます!

<外部リンク>
 https://speakerdeck.com/pacificmeta/pacific-meta-design-guideline-for-company-deck 

デザイン・ガイドライン

急速な企業の成長に伴い、Company Deckの中身は、日々進化を遂げていくものです。

外部のデザイナーでなくとも、同じデザイン・クオリティを保ちながらCompany Deckをドンドン更新できるようにしたいと考え、デザイナー様に発注する際、「デザインガイドライン」もセットで納品頂くように依頼をしました。

アジャイル型プロジェクト・マネジメントを前提とし、その環境構築に重きを置くという方針は、経営効率化に重点を置くPacific Metaの「モジュール経営」の思想に基づいております。

2. 背景・目的

2-1.Deck制作PJ発足の背景

Pacific Metaは、爆速でのIPOを目指すスタートアップです。創業2期目にも関わらず、国内外で総勢60人ほどの組織まで成長してきました。

事業計画

上場を見据えた本格的な事業計画を描き、将来の組織図ロードマップ・採用計画やを練ったとき、「向こう4年間で100名以上の採用をしないといけない!」という事実が判明致しました。(汗)

「採用、経営上めっちゃ重要じゃん!!採用にもっと予算かけた方が良くない!?!?」となったのが、この採用Deck制作のきっかけです。

2-2.採用施策の目的

施策の目的は、「会社の時価総額の向上」にあります。会社の時価総額の向上に寄与しない施策は、存在してはいけません。

では、Culture Deck制作は、どのようなロジックでPacific Metaの時価総額にインパクトを与えるのでしょうか?

Pacific Metaは事業成長のキーファクターとして「案件数 × 案件単価」を積み上げていくゲームとなります。

つまり、

  • 新規で数多く・高単価で案件を受注できるセールス人材

  • 受注した案件を効率よく回し、顧客の満足度を高め、顧客のLTVを高められるデリバリー人材

を効率よく採用し、かつ離職率を下げることが極めて重要だと考えられます。

2-3. KPIと費用対効果シミュレーション

 Culture Deckの期待効果

採用ファネルは、以下の通りに分解できます。

  • 採用人数=imp数×応募率×採用率。

    • Company Deckは、採用ファネルの上流の「①imp数」「②応募率」の変数に大きなインパクトを与える。

  • 採用予算=採用単価×採用人数。

    • 1名あたりの採用単価を100万円と仮定すると、100名採用を達成するには、100万円×100人=1億円オーダーの大きな予算を用意する必要がある。経営マターである。

さらに、他社様のCompany Deckを見ると、思いの外imp数が大きいことが判明しました。

imp数は、そのまま応募数、ひいては採用数に比例すると考えられます。つまり、Company Deckをぶち上げれば、採用がぶち上がるということ。

Company Deckによる獲得imp数から、見込み採用人数をざっくり推定することで、Company Deckの制作PJの費用対効果の概算を行いました。

結論、「Company Deckは、経営上超重要な施策である」と言うことと、「①imp数」と、「②imp後の応募率」のKPIにインパクトを与えるため、「①バズるDeck」ことと、「②引き込まれるDeck」を作ることをCompany Deckの制作PJでの目標としました。

2-4. 採用ペルソナの設定

「何人採用するか」という変数と同様に「どのような人を採用するか」が、極めて重要です。

採用ペルソナは、キャッチーかつ、エッジを効かせるような強い言葉で言語化をすることを心がけた結果、「①オキシトシン・ドリブン」、「②ディープ・オタク」の2つに、「③グローバル人材」を加えた、3つのペルソナ像に落ち着きました。

ペルソナ

鋭利なペルソナを想定することで、その後も強い目的意識を持って、Company Deckの企画・設計を行うことが出来ました。

3. 企画・設計フェーズ

3-1.他社の事例調査

Deckの企画・設計に入るにあたり、まずはスタートアップ界隈でよく名前を聞く他社をpick upしてDeckの事例の調査することにしました。

その上で、「イケてるスタートアップの第一想起」をとっていそうな会社のDeckを研究することにより、「私たちのDeckも、スタートアップ村の世界で第一想起されるクラスターに仲間入りし、imp数を爆上げできるのではないか?」と考えました。

「採用と言えば、パシメタだよね〜」と、巷で話題にしてもらえるような世界を作るイメージです。

具体的には、下記の企業様のDeckを研究しました。

<参考にした企業様>
Nstockさん
LayerXさん
Any Mindさん
CaDDiさん
10Xさん
SHEさん

ちなみに、このnoteの執筆に至ったきっかけも、Nstock宮田さんの採用Deckの記事を拝見したのがきっかけです。

「採用と言えば、Nstockだよね〜」と言うことで、Nstockさんの手法をトレースさせて頂いております。

Pacific MetaのCompany Deckも、他のスタートアップにパクられることを狙っています。どんどんパクって下さい。

3-2.「センターピン」の設定

経営においては、何事もセンターピンが大事。それ以外は誤差であるという考えのもと、Company Deck制作のセンターピンはどこかを考えました。

結論としては…

・デザイン、超重要!!めちゃくちゃレバレッジが効く!!!

・特に、1枚目のデザイン、超重要!!!!!!!!ここでコケると、中身を読まずに大半が離脱する!

・他は、誤差!てか、テキストとか、結局みんな読んでない!(このnoteも、みんなきっとテキストは読み込まず、デザインの雰囲気と目次だけ見て、なんとなく感じ取っているに違いない!!!てか、chatGPTに、要約させて要点だけ拾われてるに違いない!!一生懸命、文章書く意味とは!!??!)

ということで、「デザイン」に重点的に投資をし、「情報設計」は、ガチガチに詰め切らず、後から気になったら修正すれば良いくらいの精神で着手しました。

3-3. コンセプトの作成

Deck制作のデザインに入る前に、デザイナーとのイメージをアラインするために、プロジェクトのコンセプトを設定しました。

コンセプト

今回のDeck 制作のコンセプトは、「Ocean × Global」です。

Pacific Metaの社名は、「Pacific = 太平洋」「meta = 超越する」から来ています。

Pacific Metaは、Web3事業を展開しております。Web3は、国境も言語も関係ないグローバルでの勝負が前提となる領域です。Pacific Metaも、メンバーの約半数がバイリンガル・トリリンガルで構成されています。

「グローバル、すなわち海を超えるような組織を創る」と言う想いを込めて、このコンセプトを策定しました。

コンセプトを決めると、デザイナー様とのデザインイメージのアラインが取れる以上に、自分たち自身の気持ちがアガるので、おすすめです。

ちなみに、こちらは勝手な推察なのですが、Nstockさんは、「Urban」というデザインのコンセプトでやっていたのかな?と想像していました。金融領域ですし、都市っぽいイメージもよくマッチしているなと感じます。

NstockさんのDeckのコンセプト(推察)

3-4. 情報設計

情報設計においては、下記の3つのポイントを重要視し大枠を決めました。

  1. どの情報がどこにあるかを、読者が容易に想像できるか(検索性)

  2. 前から流れるように読めるか(ストーリー性)

  3. 重要な情報は、前の方にあるか?(センターピン理論)

情報設計が大切なのは言うまでもないですが、先ほどのセンターピン理論に則ると、「本当に大事なのはデザイン、テキスト情報は二の次である」ということで、まずは大雑把に8割の完成度で情報設計を行い、素早くDeck制作に着手するという方針で進めました。

ものづくり一般に言えることですが、「制作物が完成に近づくにつれ、その制作物を見て、新たな着想が生まれ、付加したいアイディアが後からポンポン湧いてくる」ということが必ず起きます。

可逆性のあるものは、とにかくアジャイルで作るといいうのが、プロジェクト・マネジメントの原則です。

尚、情報設計においても、他社様の事例(Any Mindさん、CaDDiさん、10Xさん、Nstockさんなど)のDeckを参考にしています。

情報設計

4. 見積もり・発注・制作フェーズ

4-1.ショートコンペによるデザイナー選定

私たちは今回のCompany Deckの制作にあたり、複数者のデザイナー様を募り

  1. Deckの1枚目のカバーページ

  2. サービス紹介ページ(使用頻度の高いサンプルページ)

の2ページのみを制作頂く、「ショートコンペ」を開催しました。

ショートコンペの参加者は、勝っても、負けても制作費用を2万円を貰えるという設計にしました。

Hanakoさんに、ショートコンペの結果をご連絡させて頂いた際のメッセージ

ショートコンペの結果、Hanakoさんに発注させて頂くことになりました。

私たちが押し出したい会社のイメージを汲み取り、素敵なデザインに落とし込んで下さりました。本当に、ありがとうございます!Hanakoさんに依頼したい方は、ぜひFacebook よりご連絡下さい!

4-2. モチベーション・マネジメント

ビジネスにおいて、社員のモチベーション・マネジメントと同等に、社外のステークホルダーのモチベーション・マネジメントが重要です。

今回は、自分たちが発注者側、デザイナー様が受注者側の構図です。

このケースにおいて、私たちが先方を「取引先」として扱ってしまうと、先方も私たちを「取引先」として認識してしまうという状況に陥ってしまいます。

自分たちのことを「取引先」と認識されてしまうことで、先方に「最低限の仕事で、コスパよくこの案件をクローズしよう」というようなマインドセットを抱かれてしまいます。

「受注⇄発注の関係性」というよりは、「共に同じ方向を向き、一丸となって、最高のDeck制作に取り組める関係性」を構築することを意識しました。

ちなみに、このことをパシメタ用語(後述)では、「Bro-Sis(ブロ・シス)」と言います。海外では、友達のことを気軽に、"Brother", "Sister"と呼んだりします。友達になることで、事業を円滑に進めるという思想です。

では、具体的に何をしたかというと、大きく3つあります。

  1. 自分含め、社内のメンバーが、デザイナー様のアウトプットにとても感動していることを共有する

  2. このPJで関わることで、私たちがデザイナー様にどういうメリットを提供できるかを共有する

  3. Deck制作プロジェクトが、私たちの経営上、どれほど重要であるかをお伝えする

Hanakoさんに、アウトプットのコメントをさせて頂いた際のメッセージ

こうすることで、ワンチームでこのプロジェクトを盛り上げていきました。

5. こだわりポイント!

ここからは、今回のCompany Deckのこだわりポイントをお見せします。

5-1. 社風、丸出し。

パシメタらしさを出す。特に、社内でよく飛び交う造語をまとめた「パシメタ辞典」は、会社の目指す方向性やカルチャーを伝える道具なると思い、deckに採用しました。( あたグロ:あたり前に、グローバル は、みんな覚えて帰って下さい。)

パシメタ辞典
数字で分かるパシメタ

5-2. 「グローバル感」全面、押し出し。

クリエイティブで世界地図を多様。ビジュアルと数字で、グローバル感を全面的に演出しました。(バイリンガル・トリリンガルのメンバーが、どんどん増えています!!)

世界中に広がるPacific Metaネットワーク
グローバルチーム

5-3. 写真多用。

人は、初見の雰囲気で大まかな情報を感じ取り、魅力を感じたら詳細の情報を取りに行く。一目見ただけで情報が伝わる写真を多用することを意識しました。(24年4月にオフィス移転したので、ぜひ遊びに来て下さい!!!)

オフィス環境
メンバーの写真だけのスライド

5-4. コンバージョン(採用)最大化!

「魅力を伝える」のがゴールではない。「採用人数のKPIを達成する」のがゴールである。ということで、応募動線を明確化を意識しました。(みんな、応募してね!!!!)

募集ポジション
採用プロセス

6. 最後に、パシメタの宣伝!!!!

Pacific Metaは、当たり前のようにグローバルに通用し、Web3業界に本質的に必要とされる企業を目指します。私たちのビジョンに共感頂けた方はぜひ、ぜひ私やメンバーとカジュアル面談をしましょう!

採用情報は、こちらに記載しております!ご覧ください。

カジュアル面談は、こちらから応募できます!お気軽に、ご連絡下さい。

岩崎のPacific Meta創業秘話のnoteです。「私がなぜ2回目のスタートアップでWeb3領域を選んだのか?」「どういった経緯で2度目の挑戦に踏み切ったのか?」を書きました。

ぜひ、ご一読下さい。