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不妊治療経歴その1

こんばんは、ぱちみです。

前回投稿した自己紹介をすこし掘り下げてみます。

まずは、不妊治療経歴について。

(アメブロには病院名や詳しい流れ、治療方法について書いていますが、こちらでは心情や考えにピントを合わせて書ければと思います。)

経歴

①2005年~2015年 15~24歳頃

青春真っただ中といったところでしょうか。

婦人科系はというと、1~3ヶ月に一度『カンジダ』を発症していた。

まじできつい。当時、高校生で制服のまま婦人科に通うのが何だか・・・目立った。ちなみにカンジタは現在も定期的にやってくる。にっくいねえ。


②2015~2017年 24~26歳頃

もともと生理前にだるくなることはあったが、徐々にヒートアップ。あまりにも生理前の症状、いわゆる月経前症候群がひどく、仕事にかなりの支障が出るようになってきた。

頭痛、吐き気、嘔吐、胃痛、ほてり、冷や汗、腰痛、腹痛・・・など。動けない、まさにそう。

カンジタでお世話になっていた病院ではなく、生理について対応している婦人科を探し受診することにした。

結局診断は

『月経困難症、月経過多、子宮内膜症』

(なんか治療したらよくなるらしい)

その頃から、基礎体温計測を開始しピルを服用しはじめた。

加えて、定期的に受診。

ちなみにピルは種類によって副作用がひどく肌荒れや(気分的なのか)体重増加、吐き気があるものもあり、最終的にしっくりくるものまで4~5種類(つまり4~5か月)ためして、時間を要した。

1か月に1シート、保険のきくものもあればそうでないものもあった。

高ければ5000円くらい。1か月。


その頃から、不妊治療専門の病院でないにしろ、婦人科ってのは予約しててもしてないような待ち時間だということを体感したし、

どこかで、ピルを飲まなくなったって子どもって簡単にできるもんなのか?と感じるようになっていたと思う。

ちなみに、問題の生理に関する症状はちょっとは軽減していたと思う。


そうこうしているうち、結婚した。

通っていた病院の先生には、「結婚したしピルずっと飲むのも必要ないのなら辞めたい」って相談した。

すぐに「妊娠希望」ってことになってピルは飲まずに行くことになった。


本当は


ピルは高いから辞めたい。


だったけどそんなこと言えなかった。


仕事の兼ね合いもあって、その頃は「子どもできてしまったら悪い」って思い込んでて積極性はなかったと思うけど(まあそんな心配はいらんのやけど)、

ゆるゆるとタイミングをとり、加えて『タイミング指導』もしてもらっていた。


病院でも、基礎体温はまあ異常ではないし・・・定期的な検査でもひっかかってないし。

なんせ「若い」。


だが、子が出来る様子は一切なかった。

ピルのおかげなのか、ぴったりと生理周期は安定しまじめな体になった。


半年後

検査で子宮内膜ポリープが見つかった。

通水テストだったと思うけど(今思ったら)、どうやら巨大なできものがうつりこんできたらしい。

異常っちゃ異常で、妊娠しようとしてもこの大きさじゃあ無理ですよ

って教えてもらった。


とりあえず、ポリープはこの大きさを残しておくメリットは何もないので、

手術のできる病院に転院することになった。


③2017年 27歳頃

問題の『子宮内膜ポリープ掻爬術』のため転院した。

数回の受診とまた同じように痛い、痛すぎる検査をした。

まあそれはしょうがないから良いんだけど。

手術前日からの処置も、もれなく痛かった。子宮口ひろげるやつね。

当日の腰椎麻酔もちょっと外れたのか、飛び跳ねるくらい痛かった。

その後、高度不妊治療に進んだ今でも、このときの処置の痛みがダントツで1位。おめでとう。

でも、わたしは生きてる。ありがとう。

④2017~2019年 27~29歳

ポリープの処置が終わり、再度通っていた婦人科へと戻った。

子宮の状態確認と『タイミング指導』が続いた。

そして気づけば結婚してから2年が経っていた。

いつまでも結果がでていないことから逃げ回ってはいけないと思い始めた。というのも、夫は子が欲しいとかねてより言っていたし、病院に行こうと実は何度か提案されていたのだ。

わたしはというと、仕事とか、調べてない、とか言い訳ばかりしていた。


うん、


子どもを持つことがだんだん怖くなっていたわけで、

なんとういうか

親になっても良いんだろうかとか、仕事も十分にできていないのに子どもできましたって言いにくいとか

そんな他の人からしたらどうでもいいような、そんなことばかり考えていた。

それからしばらくして

⑤2019年 29歳

意を決して不妊治療専門病院へ転院した。

タイミング療法をしている間に、初級編ともいえる検査をやっていった。

検査が一通り終わるまで2か月くらいかかった。


初級検査で

精子の通り道だったり、卵子と出会うところである卵管が詰まっていた。『卵管閉塞』。

夫の方は『乏精子症』『精子無力症』。大丈夫か、精子。


とくに大きな衝撃は受けなかったが、また手術せないかんのか・・・。


夫とは、卵管が詰まっていても体に支障はないのなら手術はせずにすぐにステップアップして、体外受精に進めばいいのではないか、と話していた。


先生にその旨を聞いてみた。

「若い」し、他も問題がないから(初級編でわかるのはホルモンとか)、手術をして卵管を通してから人工授精をしてもいいと思う。

と返ってきた。


まあ、不妊治療専門病院の先生が、数多く患者を診ていて

その結果そういうのならその通りやってみることにした。

卵管を通す手術、『卵管鏡下卵管形成術(FT)』を行った後、

タイミング療法2回、人工授精1回とやってみた。


いつも通り、生理がやってきた。


その後、卵管がまた半年で閉じてしまうまでに人工授精を繰り返すことを勧められたが、他の先生は精子の状態から体外受精もしくは、顕微授精のほうがいいと思うと教えてくれることもあった。


まあこればっかりは多分絶対的な正解なんてないんだろうし、どの先生がよくて・・・とは考えたことはない。


その後、ステップアップすることにしたが

これ以降のことはまた次回。

思いのほか長くなってしまったようだ。


そして一貫して言いたいことは

「若い」「まだ大丈夫」「病気じゃないでしょ」・・・

どんな形であれ、自分の体を知ることは

自分の人生を知ることになるし

薬やお金でどうにもならないことが自分にも起こっている、ということを

妊娠や出産を望むひと、夫婦に知ってもらえたら・・・。




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