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新人教育プログラムは子育てスキル満載

こんばんは、キヅキ屋ヒデシです。

前回、育児について少し語りました。まだの方はこちらから。

子供を育てるって本当に会社での「新人教育」に似てるな〜って思います。

新人教育で使われるスキルと育児ですることをを照らし合わせて比べてみればわかると思います。

それでは早速参りたいと思います!


コーチング

コーチングとは部下の自己実現を支援するための対話型の手法です。
上司が部下に対して、質問を投げかけながら部下自身に気づきを促し、自発的に行動を起こすよう促進する手法となります。

現状を把握して
目標を設定して
行動計画を策定して
行動させて
フィードバックする

はい、これは子育ても同じですね。
コーチが親で、子供がクライアントです。

例えば、うちで言うと「マラソン大会で1位を取りたい」と
息子が言い出しました(内発的動機)。
どうしてでしょうか?ってたずねたら
「早く走れるのがかっこいいと思ったから」ってことで。
この場合理由なんてどうでもいいんですよ。
でも、本人が挫けそうになった時にこの「理由」を声かけすると
じわじわと本人に効いてくるので、聞いておきました。

現状把握するために、ちょっくら走らせました。
スタートポジションがダサいとか
走ってる姿勢がなんか変とか
もっと手を振ろうとか

陸上をしていたわけではないので、頼みの綱はYouTubeです。
それで「良さげなこと」をピックアップします。

それで、とにかく体力をつけるために「毎日走る」を行動計画にして
3ヶ月、近所をひたすら走りました(行動)。

走りたい気分じゃない時もあります。
グズって泣き出す時もあります。
タイムを測って思うようにいかないと途中で投げ出すことも。

でも、続けました。試行錯誤しながら。
結果、見事1位を取りました。
出来過ぎですが、ホントなんでw

な〜んてことがありまして、コーチングって育児にも役立つな〜ってことが
いろいろな場面で思います。

OJT

会社でのOJT(On the Job Training)とは、実際の業務を通じて部下を育成する手法です。部下に実際の仕事を任せながら、上司が側で指導・アドバイスを行います。

  • 部下の経験・能力に合わせて徐々に難易度を上げる

  • 実行後は必ずフィードバックを行う

  • 部下に考えさせる質問を投げかける

  • 失敗を許容し、失敗から学ばせる

  • 部下の強みを生かせる業務を任せる

はい、これも子育てで使えます。

例えば、家事を手伝うこと。
うちでは、「料理がしたい」と言ってきたりします。

最初は「プチトマトを冷蔵庫から探して取り出す」
なんてことからはじまります。

最初から「野菜室」を知っているとは限りませんからね。
そして、「プチトマトのへたを取って洗う」なんてことをします。
その時「何個食べるの〜?何人かな〜?いくつ食べたいかな〜?」
なんて質問を投げかけると、より効果的です。

洗ったプチトマトを拭いて、お皿に盛って完成。

丁寧なところもあれば、慣れていないから雑な部分もあります。
そこはうまくフォローしながら、やってもらって学んでもらう。

それが出来るようになってきたら、次のレベルに移っていきます。

まさにOJTです。
現場で子供の成長を感じながら、成長を促すことが重要です。

Off-JT

Off-JTとは、職場外での研修やトレーニングのことを指します。
企業内外の専門家による講義や演習、ケーススタディなどの集合研修が一般的です。部下育成においてOff-JTは、以下のようなメリットがあります。

  • 体系立った知識やスキルを習得できる

  • 最新の知見や手法を学べる

  • 業務からの一時的な離脱で気づきを得られる

  • 他部門や他社の人々との交流ができる

これも子育てでよく使いますね〜。

近所の公園に遊びに出たり、ちょっと遠くにお出かけしたり
見たいものや、やりたいことをしに旅行したり。

これが子育てのOff-JTです。

会社での研修やトレーニングほどスキル習得が出来たりはしないかもしれませんが、家の中で出来る遊びとまた違った「刺激」をたくさん受けることができるので、いろいろな場所に行けたら良いですね〜。

1on1

1on1とは、上司と部下が定期的に1対1で面談を行う手法です。
通常、週次や月次で行われます。

  • 部下の業務進捗や課題を共有し、支援することで成果を最大化する

  • 部下の成長を促進するフィードバックを行う

  • 部下の満足度や働きがいを高め、モチベーションを維持

これはもはや「ワンオペ」は常にそうかもしれませんが
うちでは定期的に「父親との1on1」が開催されます。

その内容は大体「母親に叱られたこと」です。

「どうして叱られたのか?」
「次からどうしたら良いのか?」
「息子自身はどう思ったのか?」
など、コーチングのスキルにも似てますが、あくまでも
失敗に対するフィードバックをメインに行うことが多いです。

eラーニング

eラーニングとは、パソコン、スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器、インターネットを利用して実施される、教育・学習・研修を指します。

時間や場所を選ばずに受講者個人の事情・習熟度に合わせて、自分のペースで学習できる点が特長です。

これは子育てにとって「やりすぎ注意」な部分もありますが
効果的に使うといいと思います。

うちでは、大好きなポケモンを見ることも大切な学習だと思っています。
スマホはまだ持っていませんが、タブレットを使っての学習や
パソコンのキーボードを「寿司打」というゲームを使って親子でやることもあります。

ただ「やる、みる、さわる」だけでなく
ここでもやはり、本人が「どうだったのか?」みたいな
軽いフィードバックをすることをおすすめします。

ポケモンを見たらたまに「こんな内容だった」と教えてくれることで、
ストーリーを説明する力もつくんじゃないかな〜なんてことも思ったりしています。


いかがだったでしょうか?

スポーツの世界でも、スーパープレイヤー=名監督ではないように
仕事ができる人=いい教育者とはなりません。

仕事で失敗をしてきた人ほど、いい教育担当者になったりもします。
つまり、どれだけ「言語化」できるか、体験談を語れるかだと思います。

ただ、こうして比べてみると、仕事で使うスキルが子育ての中で自然とやっているスキルなんだなってことに気付くと思います。
誤解を恐れずに言えば、良い母親は良い上司になり得るってことなんですね。

確かに外に出てお給料もらってくる父親も仕事はできるのでしょうが、実は専業主婦で子育てをしている母親の方が父親より「部下教育」は出来たりするのかもしれません。

そう考えると、子育ては最強の教育システムになり得るんだな〜って思いましたし、家庭環境が良好だった人は母親の真似をすれば、仕事も出来るようになるのかもしれません。

そう言う意味でも、子育ては大切ですし、父親も部下にする前に自分の子供に対してしっかりアプローチするチャンスなんだと思いました。

それでは、また。


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