人生はドラクエのようなものである。

わたしは、自分が主人公のドラクエのようなゲームを、24年間ずっとプレイしている。

ゲームの目的:
プレイヤーの目的は、伝説の勇者「ロト」の血を引く勇者として、「竜王」にさらわれた姫を救い出し、そして竜王を倒すことである。その目的を達成するためには、敵キャラクターであるモンスター(魔物)を倒して経験値と通貨となるゴールドを稼ぎ、レベルを上げ強い武器・防具を購入してプレイヤーキャラクターを強くし、探索範囲を徐々に広げていき、また、町の人々から情報を得て、それをヒントに重要アイテムを手に入れて謎を解く必要がある。—Wikipediaより

ドラクエとは、いろんな経験をして、自分をレベルアップさせていくゲーム。人生はそんな、ドラクエみたいなものであると、わたしは思っている。


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子供のころからわたしは、人にとんでもなく気を遣いまくる子供だった。親しくない人の前では、ずっと「いい子」で、いるのがあたりまえ。学校で気を遣いまくっていたから、家ではずっと歌って騒いで、よく怒られていた。

たまに昔の友達に会うと、「こんなに明るかったっけ?」って驚かれることがある。実際、私は暗かったわけでも、突然明るくなったたわけでもない。ただ、そのままの自分でいれるようになった。わたしは、前の自分より、断然今の自分が好きで、わたしはいつのまにか、レベルアップをしていた。


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自分の人生について何かを語るとき、絶対に欠かせない話が7つある。既に多いけど、減らせない。おそらくこれから、またどんどん増えていくんだろうな。そりゃそうか。それも楽しみ。

①小学校時代、転校生のミクリに出会ったこと。
ミクリはだいぶクレイジーで、人生の楽しみ方をたくさん教えてくれた。わたしたちは、毎日の学校から家までの帰り道をアドベンチャーに変えていた。そのせいで湖やドブに落ちて、水浸しで家に帰ることは日常茶飯事だったわけだけど。

②高校時代に陸上部でインターハイに出場したこと。
自分の可能性を広げてくれた。400mをすすめてくれた先生には今でも感謝。先生はいつもわたしを褒めてくれて、だから毎日頑張れていたな。単純。

③大学で徳田ゼミに入ったこと。
経済学部3大ゼミといわれる徳田先生のゼミに入って、周りの優秀な仲間から刺激をたくさん受けた。

④大学3年生の夏休みに、古宇利島に行ったこと。
大親友のマユと突然思い立って行った沖縄。そこでの出会いが今の私の「人との出会いを大切にする」っていう考え方を作っていると思う。ここに関しては今度詳しく書きたい。

⑤塚田農場でアルバイトをしたこと。
ここで出会った「エー・ピーカンパニー」という会社の素敵さと、店長のミクさんの影響でとんでもなくポジティブ人間に成長した。プラスの雰囲気であふれる塚田農場狛江駅前店が大好き。

⑥セブのサウスピークに留学をしたこと。
英語を話すことができるようになった。=出会いの幅が広がった。
今まで日本人の総人口の1億27,094,745人としか話せなかったのが、世界の人口76億人の中の英語話者17.5億人と出会えるようになった。素敵すぎない?活気がある東南アジアが大好きになって、今ベトナムで働いているきっかけにもなった。

⑦浅草のゲストハウスで働いたこと。
あんなに楽しい世界が日本にあるなんて、知らなかった。日本人で生まれてよかったと思う。世界の面白い人たちが集まるIZA浅草ゲストハウスで出会った人たちは、わたしの人生の幅をこれまた大きく広げてくれた。

そして今、ベトナムで働いている。社会人になって初めての会社。あたたかくて、笑顔があふれて、大好き。


ドラクエの中でたくさんイベントがあるように、人生の中にもたくさんイベントがある。1つ1つこなして、クリアして、どんどんレベルアップしていく。いつのまにか道具をたくさん身に着けていて、強くなっている。先のことはいつだって未知だけど、後から振り返ったときに、強くなっていたことに気づくのだと思う。


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本当は、本当のドラクエみたいに、大事な場面の前にセーブができたらなとも思っている。失敗したら、電源オフして、またやり直せばいいから。そしたら、無敵で完璧な人生が送れるのになあ。

でもそれができないから、毎日を大切に、慎重に、生きれるのだと思う。
完璧に生きる必要は、ないか。

これからも私はセーブできないドラクエをプレイし続けるわけだけど、そう考えると、ちょっと楽しみで、にやけてしまう。



いつも見てくださっている方、どうもありがとうございます!こうして繋がれる今の時代ってすごい