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大人バレエの教科書

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あなたが歳を重ねるほどに、美しく、楽しく、しなやかになるバレエのエッセンスが詰まっています♪
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#ダンス

足裏を鍛えているのに、ルルベが高くならないたった一つの理由。

レッスンのとき、 先生に 「かかとが低い」って 注意される… ルルベを高く しようとしても、 すぐ落ちてしまう… と感じること ありませんか? バレエ特有の つま先立ちの動き… ルルベ!! シンプルな動きのように 見えても 実際にやってみると、 思ったようにカカトが上がらなかったり、 グラグラしてしまったりして、 上手くいかないことも多いですよね。 ルルベが上手くいかない理由として 考えられる要因は いくつかありますが… なかでも、 おとなバレエで 多い

あなたに合ったレッスンを見極める方法。

バレエのレッスンは 基本の流れは全世界共通です。 初めは バーにつかまって、 基本の動きを繰り返すことから 始まります。 これは 有名なバレリーナも 海外の一流ダンサーも同じです。 でも プロと同じレッスン 真似したとしても 同じように踊れるようには なりません。 その理由は、 レッスンの目的が違うから。 プロのバレリーナの レッスンは 舞台で踊るためのレッスンです。 すでに必要な筋肉や 基本の動きは 身につけてた上で 動きの可能性や 技術のクオリティを

大人のバレエはここでつまずく。

バレエのレッスンでは 頻繁に不思議な言葉が飛び交います。 例えば お腹を使って 足を上げて! (お腹と足つながってないのに?) 羽から伸ばすように〜  (羽根生えておりませんが?) 軸使って!!   (軸ってどこ?) などなど。 なんとなく 言わんとすることは 伝わるような気がしますが、 きちんと理解できませんよね。 これこそ、 大人のバレエでつまづく最大のポイントです。 つまり、 注意の言葉の意味がよく分からないまま 自分なりに解釈して

バレエの「内もも」に隠された秘密。

バレエのレッスンのとき、 内もも使って 足を動かして! もっと内ももを 意識して!! と先生から 注意を受けたこと ありませんか? バレエでは よく聞かれるセリフですよね・・ でも、 わかってはいるけど なかなか 上手く動かせない・・ という人には ある特徴があるように思います。 それは、 内ももをまるごと 動かそうとしている!!! ということ。 もしかして、 あなたも 内ももの筋肉が 1つだと思っていませんでしたか? 実は、 以前まで私も、 内も

美しいアームスを手に入れるたった一つの秘訣。

あなたのアームス、 しっくりきてますか? アームスとは バレエの腕の使い方のこと。 バレエでは アームスのポジションは 基本の4つの型によって成り立っています。 (左から en avan アンナヴァン・a la secondeアラセコンド・en basアンバ・en hout アンオーといいます。) ですが、 どんなに基本の型を 忠実にマスターしようとしても なんだかしっくりこない・・ ということ、結構多いんですよね。 もしかして、 あなたも ポジションは合っ

優等生タイプほどバレエが上手くいかない理由。

さて、 今日のテーマは 「優等生タイプほどバレエが上手くいかない理由」。 真面目で頑張り屋さんの 優等生ほど 実は、大人のバレエは 上手くいかないんです。 その理由は、 「一生懸命練習するから」 もしかして あなたも、 なかなか上手く出来なかったり 難しい動きがると 「頑張って練習します!」 「努力します!!」 なんて言ってませんか?? 優等生タイプに 多いセリフです。 ですが、 これをよく言う人って これまでも頑張ってきてませんか? きっとこ

知らないと損をする大人バレエの法則。

20歳をすぎたあなたに質問です。 あなたに必要な バレエの勉強ってなんだと思います? 解剖学? たしかに、解剖学で 体のことを学ぶのは バレエで体を動かすときに 必要ですよね。 私もバレエ指導について カナダの国立バレエ学校で学んでいたとき 必死に勉強してきました。 (当時の解剖学のノートです・・⬇︎) ですが!! 20歳を過ぎたら 解剖学じゃだめなんです!!  なぜなら、 そもそも解剖学とは・・ 生物体の正常な形態と構造を研究する分野のことだからです

筋トレの本当の危険性とは。

筋トレしているから、体幹バッチリ! 筋肉鍛えれば、ケガしないでしょっ と、思っていませんか? もし、 そう思っているとしたら 相当、 キケンです!! その理由は、 大人の筋トレは 筋肉を壊してしまう 可能性があるからっ! 私たちは 歳を重ねると 筋肉の質が 変化してきます。 筋肉をつくっている繊維一つ一つの 引っ張る力が だんだんと弱くなってくるので 無理な筋トレを 続けていると 筋肉が断裂して しまうこともあるんです! お肌だって、 かつては、

ウォームアップとストレッチは違います!!

レッスンが始まる前、 何をして過ごしていますか? まさか、 いきなり床に座って、                            ストレッチしてませんよね?? バレエでは、 体全体をたくさん動かすので レッスン前に 体を温めて動きやすい状態をつくる準備を しておく必要があります。 そのために 大切なのは、 ウォームアップとストレッチを正しく使い分けること!! そうすることで、 体が動きやすくなって 踊りがなめらかになったり 怪我や故障をしてしまうこ

目が回らなくなる「顔の付け方」♪

バレリーナがくるくる回っても 目が回らない理由・・ それは 顔をつけているから! 「顔をつける」とは、 回転しているときに、目が回ってしまわないように あらかじめ、1点の的を絞っておくことをいいます。 【顔の付け方】 (右回転をする場合) STEP1   正面に、的を定め 頭はずっと正面のまま、 体を右に回転させます STEP2 体が90度以上周り、 首が引きちぎれそうになったら すぐに頭を 右に回し、正面の的を見ます。 STEP3 遅れて体も ついて

柔らかい身体をつくるストレッチの秘訣♪

バレエでは体全身をつかって 踊るので、しっかりとストレッチをして 柔軟性を身につけることは 安全に踊る上でも、 美しさを培うためにも必要です。 でも、 欠かさずストレッチを 一生懸命、続けているのに ぜんぜん 柔らかくならない・・と 感じていませんか?? もともと 体が硬いから無理なのかな。 これもきっと 年齢のせい。 なんて 諦めてしまう前に あなたに、 見直してほしいことがあります! それは、 同じストレッチばかり してないか? ということ。

トゥシューズを履くための3つの条件

バレエのイメージといえば 「つま先立ち」ではないでしょうか。 つま先立ちで、踊るときには 「トゥシューズ」という 特別な靴を履きます。 しかし、 この「トゥシューズ」は 正しいトレーニングを重ねてからでないと、 履くことはできません。 バレエを始めてすぐには「バレエシューズ」と呼ばれる ペラペラの靴で練習します。 トゥシューズが履けるようになるためには、最低でも次の3つの条件をクリアする必要があります。 条件 【その1】 ドゥミポアントができる ドゥミポアントとは

一生懸命練習しても上達しないわけ。

はじめて何かを習得するとき、 「なかなか出来るようにならない」 「何回、練習しても上手くいかない」  ・・・と悩んだこと、ありませんか?? 実は、私もピルエット(回転技)が、苦手で 同じように悩んでいました。 しかし、ただ繰り返し練習をしても 上達しないのには理由があるのです。 その理由は、能力を定着させるためには、 【体験的理解】と【知的理解】が必要だということ。 つまり、 ただただ繰り返し、がむしゃらに回転する【体験】だけではなく、 頭を使って【知的】に考えるこ