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「なりたい職業」について思うこと

凄い久しぶりの投稿となりました。高校生のなりたい職業ランキングで、女子の1位が看護師の理由として「コロナ禍で働いてる医療従事者に感銘を受けた」などが多いと聞いて、ちょっと考えさせられた医療系学生の津島弥生です。

高校生が医療系を目指す理由として「親が同種の職業」、「ドラマに憧れて」、「自分や家族や友人が病気でつらい思いをしてきたから、同じような病気の人々を救いたい」など色々ありますが、「自分は誰かを助けたい」という気持ちが無いと学生の勉強の時点でなかなか辛い世界だと私は思います。

日々、新たな治療法や薬が開発され、今まで不明だった病態が解明され、医学知識は2~3ヶ月で2倍に膨れ上がっているとも言われています。先輩の先生方も「今の学生は大変だよね。私の時から教科書の厚みも増えてるし。」とよく仰います。特に今は免疫療法や抗体薬、再生医療などが進んでいて、お年を召した先生などは、もう分からないとおっしゃる方もいらっしゃいます。

他にも医療系ではやりたい診療科以外の勉強もしないといけず、またチーム医療が求められ、人間のいのちを背負う世界なので、寄生虫や内臓、血液など見るのも苦手…という人、人間関係をすぐ壊す人、自分のメンタルを保てない人などは厳しいものがあります。

先生方によると医療系の大学/学部は通常、学費よりも多くの費用が教育に掛かっている為、大学としても生半可な気持ちで入学して途中でやめられるのも困るという所があるみたいです。「自分はちゃんと他の人のいのちを背負う覚悟があるか」、今一度深く考えて、無理そうなら諦めた方が私はいいと思います。私は、医療系の学生生活に耐えきれずに逆に病院のお世話になった人を何人か見てきたので本当にそう思います。

私は医療系なので医療系について書きましたが、先生や公務員、SEさんなどもブラックな所がある職業なので、色んな話を聴いて最終決定するといいと思います。学部によっては本当に進路絞られますよ。

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