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育休中のリスキリング⁉

「育休中のリスキリング」が話題になっていましたが、私の経験と考えをまとめました。なかなか時間が取れず、遅くなってしまったものの、ずっと気になっているトピックで。

まず、「リスキリング」という言葉の定義。人によって使い方が異なっています。私自身は、経済産業省「デジタル時代の人材政策に関する検討会」で、リクルートワークス研究所が発表した「リスキリングとは―DX時代の人材戦略と世界の潮流―」の資料の「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」がしっくりきています。また「リスキリングにたいして、一義的に責任を負うのは企業」とあります。

私自身の経験の結論を言うと、「育休中には興味あることを学び・経験し、転職してからリスキリング」ただ育休中の学び・経験が、復職後のキャリア形成に役立っています。

1人目の育休中(2017年5月~12月)

子どもの成長過程が分からない上に、保活でいっぱいいっぱい(20園見学!)。保育園の加点ポイントために、育休を早めに切り上げ、会社の保育園に電車に乗って預けていました。

2人目の育休中(2019年4月~翌3月)

長男が認可保育園の1歳クラスに入れることになり、2人目の産前休暇は、慣らし保育の記憶しかありません、、、
転機になったのが、7月頃に図書館で国保祥子さんの「働く女子のキャリア格差」を手に取って、育休プチMBAの存在を知ったこと。面白そうと思って、育休プチMBAに参加したことがないのに、後期運営メンバーに応募。さらにWSIプチMBAの半年間パスポートを買って、WSIプチMBA18回(内訳:リアル8回、オンライン10回)に参加。育休プチMBA3回(内訳:リアル2回、オンライン1 回)も合わせると、計21回参加しました。詳しくは運営メンバーだったときに、育プチのブログに「育休プチMBA・WSIプチMBAは効果あるの??」に記載しました(名前は仮名です)。

今振り返ると、ここでの一番の財産は「育休中、積極的に活動している仲間に出会い、自分のマインドセットが変わる」だったなと思います。子どもが生またら、子ども最優先の生活をしなければと思っていたのが、育休直後に転職したり、育休中に資格取得(MBA、中小企業診断士等)したりする友人に出会えて、子どもが生まれても、学ぶことでチャンスが開け、キャリアも諦める必要がないと思うようになりました。

3人目の育休中(2021年5月~翌7月)

育休をどう充実させようか、育休に入る前から色々計画を立て、親業やモンテッソーリの講座は産前休暇を中心に受講できるように調整。

●子育て関連
5月 親業訓練一般講座受講
5月~7月:モンテッソーリ AMI 0-3歳 Orientation Online Course受講
9月~12月 親業パートⅡ講座受講
3月~5月 自己実現のための人間関係一般講座受講(親業訓練協会の講座)
※親業のパートⅡ講座、自己実現講座の感想を書きたいと思いつつ、1年以上経過、、、

●キャリア関連
3月~現在 定期コーチング
      当時は3週間に1回、復職してからは1か月に1回
1月~6月 Education Beyondでプロボノ
      復職してからここでの貴重な経験が活きています
4月~6月 転職活動

振り返ると、赤ちゃんの世話をしながらも、興味のおもむくままに、様々なことをして充実した毎日でした。

育休中の学び・経験で得たもの

  • 育児をしていても、キャリアを諦める必要はないというマインドセットと仲間

  • 家事をアウトソースするマインドセット ⇒ルンバ、ホットクック、全自動洗濯乾燥機、食洗器の家電はもちろん、シルバー人材の方に夕食2回分を作ってもらっています。水回りもアウトソースしようか、悩み中、、、

  • モンテッソーリ、親業で子育ての軸ができて、子育てに悩む時間が減ったこと

  • 定期的なコーチングで自己理解が深まったこと

  • プロボノでStartupのような事業の立上げフェーズを経験できたこと


色んな活動ができた背景

  • 上の子たちは、保育園に行っていた(9時-17時) ⇒最重要で、家にいたら何もできませんw

  • 子どもも、私も健康

  • 子どもの成長過程が分かっている ⇒4か月頃まで、あまり動かないから、むしろ行動しやすいなど、子どもの成長過程が分かっていると、計画が立てやすいです。

  • お昼寝を習慣づけた ⇒ベビーモニターを活用し、2-3時間、寝室でまとまってお昼寝をするように習慣づけ、自由時間ができました。

  • 0歳児と一緒に参加可能な講座に参加、または一時保育利用 ⇒育休プチMBA、WSIプチMBA、親業の対面講座は、赤ちゃん同伴で参加しました。また当初、一時保育を利用する予定はなかったものの、9カ月を過ぎたあたりから、動きが活発になって、子どもを同伴して講座に参加するより、一時保育で遊んでいた方が本人にとって幸せだろうなと思い、預け出しました。また転職の面接対策が必要になったときも、預けました。子どもの世話があると、思考が中断されるので、深く考えるときは預けないと難しいと思います。

  • 夫も一緒に家事・育児 ⇒育休中でも共働きのときと同じように分担していました。復職もスムーズに行くし、おすすめです!


まとめ

3人目の育休明けに、新卒から勤めた会社を辞め、新たな職場で働き始めました。新しい職場では、3カ月のランプアップ期間があり、まさにリスキリングをしました。が、育休中は新しい仕事につくために、必要なスキルの取得はしていなかったので、リスキリングはしなかったなと思っております。ただ育休中の学び・経験が、復職後のキャリア形成に役立っています

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