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こんにちは、不妊治療 No.3

こんにちは、オズマジョです。
前回はこちら→ No.0. No.1. No.2. 

3回目の受診。

私は前回の検査の結果が出ていて、大体問題はなかった。
ただ、風疹麻疹の抗体検査で、麻疹の抗体がなくなっているので、今のうちにワクチンを打つべしと言われる。
ただ、ワクチンを打った場合、二ヶ月避妊する必要があるとの事。

風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。(厚生省HPより引用)

妊娠中にワクチンは打てないので、子供を作ることを意識したら、打っておくべきである。

一つ返事で打つことを決め、次回の受診の際に打ってもらえるように手配してもらった。

その日は夫の内診の際に同席させてもらい、夫が手術が必要かもしれないことについて詳しく話を聞いた。

詳しい内容については、前回書いた通り、夫のことについては詳細など詳しく書かないことに決めているので、正確な名前なども書かないこととします。
(本当は男性不妊について詳しく知りたい事もあると思うのだが、どうしてもこれは自分の事ではないので、勝手には書けないな…と思っているからです。ごめんなさい。)

とりあえず、夫は手術を受ける事になった。
ただし、この手術を受けたとしても、劇的に治るとかそういうものではないらしい。
良くなるかもしれないし、ならないかもしれない。
だが、今のままでは、絶対に良くなることは皆無だ。
保険も効く。
それなら、もしかしたらにかけて、やってみたいと夫が言うのでそうしましょうという運びとなった。

ただ、その手術は受診してる病院では受けることができないので、その先生が所属している大きな病院で受けることになった。
また、大変混んでいるので、おそらく1ヶ月か2ヶ月後。
夫としても会社に休みをもらわなければならないので、時期などの都合を合わせて予約することに…

混み合う待合室にもどり、会計を待つ間2人で椅子に掛けた。

「このままでは絶対に自然妊娠はありえない体外さえ難しいかもしれない…」

夫はあっさりとすぐに手術を決めてしまったが、内心相当ショックであろう…
そう思って、しんみりした気分でいると、
ふと夫が「どうしよう…」と言った。

「え!どうしたの?(やっぱりショックなのかな…)」

「俺ってさ…毛とか薄いじゃん…」
「?」

「…ヒゲとか胸毛とかめっちゃ生えてきたらどうしよう…!」

?!!!!

ん、んなわけあるかーい!!!!

確かに彼は、髭もあまり生えないし、腕も足も脇も毛が薄い。私よりツルツルしてる。
その代わり、髪は毛量が多い。

その手術で今まで出ていなかった男性ホルモン的なのが噴出されたりする訳がないが
(そもそもそういう手術なのかその部位がそういう構造なのか分からないけど)
想像して吹き出してしまった。

本当は腹を抱えてゲラゲラ笑いそうなのをグッと堪えた。

周りには、不安を抱えていたり、もしかしたら残念な結果を聞いたばかりの人もいるかもしれないから…

「ちょっと!もーやめてよ。笑っちゃうでしょ!」と笑い堪えながら小声でささやいた。

だが、しばらくして、
隣に診察を終えたカップルが座った。

すると、旦那さんの方が
「どうする?◯◯ちゃん、俺が病院に泊まる間、近くにホテル取る?」

声が大きいので丸聞こえだ。

ん?と思って聴いてみると、おそらく我々と同じ状況のようだ。
我々とは違う病院で手術する事に決めたようだが、そこは都会から少し遠いところになる。

「せっかくだから、この際美味しいものとか観光できるところ探そうよ!
楽しみになってきたなあ…って、俺は入院じゃん!◯◯ちゃんだけ食べれるのかー
いいなあー。まあしょうがないかー…」
と旦那さんとその奥さんがケラケラ笑い始めた。

私たち夫婦は目を合わせて、思わず笑ってしまった。

うんうん。
お互い頑張りましょうね!!

と、そっと心の中で握手した。(勝手にですけど)

その日は問診と検査だけだったので
お会計は3000円ほどだった。

それでは、また次回。

おつきあいいただき、ありがとうございました。

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