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Emerson Lake & Palmer / Pictures At An Exhibition

■Emerson Lake & Palmer / Pictures At An Exhibition
■収録曲:Side 1 - 1.Promenade 2.The Gnome 3.Promenade 4.The Sage 5.The Old Castle 6.Blues Variation // Side 2 - 1.Promenade 2.The Hut Of Baba Yaga 3.The Curse Of Baba Yaga 4.The Hut Of Baba Yaga 5.The Great Gates Of Kiev 6.The End 7.Nutrocker
■パーソネル:Keith Emerson(key) Greg Lake(vo,b,g) Carl Palmer(dr)
■リリース:1971年
■カバー・アート:William Neal
■Matrix : HELP 1 A - 1U PORKY, B - 1U PECKO

 最初に買ったELPはこれでした。当時はワーナー・パイオニアのアトランティック・レーベルのものでしたが、何年か前に、格安でオリジナル盤を発見。今ではこれで聞いています。レコ番号Help1です。

 オリジナル盤っていうのは、気のせいなんでしょうけれども、いい音に聴こえるんですよね。リマスターされたヴィヴィッドな音とはまた違う、いにしえの音ってやつでしょうか。

 展覧会の絵は、もともとムソルグスキーが作曲したピアノ曲で、ラヴェルがオーケストレーションしたものが近年一般に聞かれているものだそうです。もともと、ムソルグスキーが友人のヴィクトル・ハルトマンの遺作展で見た10枚の絵をもとに作曲したものですが、ELPはこの中から、プトムナード、小人、古城、バーバヤガの小屋、キエフの大門を選び、これに、オリジナルの賢人、バーバヤガの呪い、ブルースバリエーションなどを加えたロック組曲にしています。

 小人の抑揚の付け方などは、ラヴェルのオケ譜とはかなり異なりますので、興味のある方はオケ譜を眺めて見るのも面白いかもしれません。プロムナードは、採譜されたものを見るとかなりの変拍子なのですが、B1などなかなかロックな演奏に消化していて面白い出来栄えです。

 エマーソンもレイクも逝っちゃいましたが、今からすると随分と前になりますが、ブラックムーンツアーでギリギリ、生展覧会の絵が観られたのでラッキーでした。

カールパーマーは、まだまだ元気!

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