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Ozric Tentacles / Live Underslunky

■Ozric Tentacles / Live Underslunky
■収録曲:1.Dots Thots(7:54) 2.Og-Ha-Be(9:28) 3.Erpland(5:32) 4.White Rhino Tea(5:48) 5.Bizarre Bazaar(4:04) 6.Sunscape(7:50) 7.Erpsongs(3:49) 8.Snake Pit(3:22) 9.Kick Muck(5:18) 10.O-I(4:59) 11.Ayurvedic(14:46)
■パーソネル:Ed Wynne(g,synth) Joie Hinton(synth) John Egan(flute) Mervin Pepler(dr) Zia Geelani(b)
■カバー・アート:Blim
■リリース:1992年4月

 オズリックテンタクルスは、ジャムセッションやストンヘンジ・フェスティバルなどを経て1983年に結成されたイギリスのバンドで、結成から1989年頃までの6つの音源は、カセットテープだけで販売されていました(90年代になってCDでリリース)。

 そんなわけで、初CDは1984年のPungent Effulgentでした。その後、1990年のErplandをはさみ、1991年のStrangeitude、1991年の初期のカセットからのコンパイル・アルバムAfterswishを経て1992年にリリースされたのがこのライヴ・アンダースランキーでした。

 邦盤は見たことがないので出てないのではないかと思われます。彼らの音は、どの年代のアルバムを聴いても金太郎飴を輪切りにしたように変化が無いようにも思われます。もっといえば、どの曲もみんな同じなのかも知れないような気もします。しかし、よく聴くと、飴の直径はじわじわと年を経るごとに太くなっており、また、中の細工も微妙に複雑化しています。

 それが2000年以降極限に達し、2010年以降は、次第にシンプルな音作りに向かっているようです。こうした変化は、器材が充実してゆく過程なのかもしれません。彼らの音は、印象的なメロディーが耳に残るというタイプじゃなくて、究極の疾走感と洋の東西を超えて宇宙までも包括する神秘とでもいうような独創的なインストルメンタルが脳とか体に絡みつく感じで残るような、そんなタイプです。

 独特のキーボードワークと自由に動き回るギターが怪しくてたまりません。後期ゴングの影響下もひょっとしたら少しだけ受けているかもしれないと思わせる中近東的な香りの漂うフュージョンに近接したインストルメンタルのロックです。様々なサンプリング音とスペーシーなエコーの帳の中で繰り広げられる生のテクニカルな演奏が特徴です。

 90年代の音楽で、また、演奏は、かなり緻密であるにもかかわらず、聴感はかなりサイケです。宇宙的で中近東的。そして、ノンストップで聴き続けると、インダストリアルなテクノのようでもあります。スタジオ盤で何がベストかと聴かれれば迷わず「Strangeitude」Dove3ですが、有名所が纏めて聴ける点で初めに聴くならunderslinkyを推します。

 個人的にはこのアルバムの4曲目に収録されているWhite Rhino Teaがこれまで聞いた彼らの曲中ベスト。また、14分にわたって演奏される"Ayurvedic"の怪しさもたまりません"^_^"

 さて、このnoteのOzですが、オズの魔法使いでもオジー・オズボーンでもなく、こんバンドのオズリックからいただきました。このOzric Tentaclesに関する情報は全く持ち合わせていないので、AIのClaudeに聞いてみたところ、正しいかどうかは不明ですが、次のような回答でした。

Claude :
Ozric Tentaclesを直訳すると、以下のような意味になります。
Ozric = オズ(oz)に関連する、オズの
Tentacles = 触手、勢力
つまり、「オズの触手」あるいは「オズに関する/由来する触手」といった意味になります。
このバンド名は、児童文学の名作「オズの魔法使い」シリーズからインスピレーションを得て付けられたと考えられています。
オズの世界を連想させる"Ozric"と、ファンタジー的でサイケデリックな音楽性を表す"Tentacles"を組み合わせた斬新なバンド名だと言えます。
"Tentacles"という言葉は直訳では「触手」ですが、ここでは:
音楽的影響力や浸透力を指している可能性
サイケデリックでユニークな音楽性を象徴的に表している可能性
などが考えられます。
つまり「オズにルーツを持ち、幻想的で強い影響力のある音楽」といったようなイメージがこのバンド名からは連想されるのです。
ファンタジー小説の世界観とサイケデリックな音楽性が掛け合わされた、とてもユニークかつ独創的なバンド名だと言えるでしょう。」

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ちなみに、このNoteのタイトル"The Word of Oz"について聞くと、次のような回答でした。

Claude :
"The Word of Oz"はファンタジー小説「オズの魔法使い」シリーズに関連する用語だと思われます。

具体的には以下のようなものを指す可能性があります。

オズの国(The Land of Oz)における掟や教え、法則などを指す言葉。 この世界観における"神"の言葉や規範のようなもの。
オズの作家L.フランク・バウムが書いた小説シリーズ全体を指す言葉。 つまり"The Word of Oz"=オズシリーズの物語世界全体を意味する。
オズの国の住人たちが日常的に使う言葉遣いや言い回し、idiomなどを指す言葉。 この世界独自の言語表現のようなもの。
オズの魔法使いの教えや哲学、人生観などを表す言葉。 小説に描かれた"生き方"のようなものを指している可能性も。
つまり、フェンタジー小説の物語世界におけるさまざまな"言葉"を包括的に表す用語と考えられますが、具体的にどの意味で使われているかは文脈によって異なるでしょう。

プログレッシブロックやヘヴィメタルなどを扱うブログのタイトルとして"The Word of Oz"が使われた場合、以下のような意味合いが考えられます。

プログレやメタルの"教義"や"法則"を指す
プログレッシブロックやヘヴィメタルには、独自の音楽性や価値観、スタイル、作曲/演奏の rules があります。"The Word of Oz"はそうしたジャンルの掟や規範を指している可能性があります。

プログレ/メタル好きの"言葉遣い"や"言い回し"
これらのジャンルにはファン独自のスラング や専門用語が存在します。"The Word of Oz"はそういった言語表現を指しているのかもしれません。

プログレ/メタルの"哲学"や"世界観"
両ジャンルには深遠で独特な価値観や人生観があり、それが歌詞や作品世界に表れています。そういった部分を"The Word of Oz"と表現している可能性も。

プログレ/メタルの"物語"や"世界"全体
オズの国を音楽のジャンルに見立て、そのすべての構成要素を指している可能性もあります。

つまり、プログレッシブロック/ヘヴィメタルという特殊な音楽ジャンルの、規範、言語、思想、物語世界そのものを"The Word of Oz"と表現しているのだと考えられます。ファンタジー小説に見立てた独特の表現となっています。

"The Word of Oz"というタイトルは、英米の視点からすると少し奇異に映る可能性があります。

理由は以下の通りです。

"The Word of"という表現自体は聖書的で宗教色が強い "The Word of God"(神の御言葉)というフレーズが有名なので、"The Word of"と冠すると聖典的なイメージが強まります。オズと組み合わせると奇妙に感じられるかもしれません。

"Oz"という言葉自体はあまり一般的ではない 英語圏でも児童文学「オズの魔法使い」は有名ですが、"Oz"という言葉自体はポップカルチャーの中でもあまり浸透していません。そのため、タイトルとしては分かりにくいです。

ファンタジー色が強すぎる "The Word of Oz"はとてもファンタジー的で小説の世界を連想させるタイトルです。音楽や映画などのメディアのタイトルとしては強すぎるイメージを持たれる可能性があります。

しかしながら、逆にその奇異さやファンタジー性が独創的であり、強い印象を残すタイトルとなる可能性もあります。英米人受けするかは別として、ターゲット次第ではインパクトのあるタイトルになり得ます。総じて英米からの一般的な見方としては奇異で分かりにくいタイトルと映るかもしれませんが、狙いや用途次第では効果的なタイトルになる可能性もあるということです。

まぁ、奇抜だと言うことなので、ありかな?


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