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起業家は、ワガママであれ。

クライアントさんから面白いから読んでみてと、

「ブルーロック」

というマンガを紹介されたので、さっそく1巻を買って読んだんですね。

この漫画は、サッカーが題材になっていて

「日本を世界一にするために最強のストライカーを育てる」

というお話しです。

で、その「最強のストライカー」になるための資質は

「エゴイスト」

であることだと。

サッカーはチームプレーなんだけれども、世界のトップストライカーは実はみんな

「最強のエゴイスト」

なんだというところから、物語ははじまります。

たしかに、一流の人は、みんなエゴイストですよね。

ビートたけしにしたって、ダウンタウンにしたって、矢沢永吉にしたって、

みんなエゴイスト感がぷんぷん溢れています。

「俺は俺だぜ、どうだ」

という雰囲気があふれています。

それで、ぼくら起業家で考えてみると、そこまでエゴイストでなくても、やはり資質として

「わがまま」

であることは必須だと感じるのです。

「これがやりたい!」

があふれている。

「これでもいいよ、あれでもいいよ」
「あなたの言うとおりについていくよ」

なんて人は起業家には向かない。

「これが好き!」
「これが嫌い!」

がはっきりしている。

その「わがまま」を前面に押し出すからこそ、

「ピッタリのお客さん」

と出会うことができ、最高の価値をお届けすることができるんです。

でですね、ぼくの「ホンネ理論」では

「エゴよりもホンネを大切に」

ということをお伝えしているんですが、ある意味で、

「エゴとホンネは表裏一体」

でもあるので、

「エゴを突き詰めれば、ホンネになる」

ということも見えてきました。

「お金がほしい!」
「ラクして稼ぎたい!」
「有名になりたい!」
「モテたい!」

これって、全部エゴですが、でも「うさんくさくない」んです。

「世界に愛を」とか
「誰々を救いたい」とか
「お金じゃないんです」

みたいな話より、実は真に迫るものがある。

レペゼンFOXのDJ社長は、「令和の虎」チャンネルで

「何がしたいのか?」

と「虎」たちに問われ、

「有名になってチヤホヤされたいだけだ」

とYouTubeの中で語っていましたが、潔いですよね。

「有名になってチヤホヤされたい」だけで10億円の借金を背負うなんて、狂人の所業です。

ここまでくると、これは「ホンネ」なんだろうと言える。

だからぼくは、

「エゴを抑えて”いい人”になるくらいなら、エゴ丸出しのほうが気持ちいい」

と思うし、

「ここにエゴがあります」と表明するのは「ホンネである」

という禅問答みたいなことを考えています。

とはいえ、「エゴ」を認めるのは、なかなかに「おそれ」が伴うものです。

というわけで、次回は

「エゴを認め、自分のなかの”わがまま”を解放する方法」

について書いてみたいと思います。


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