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なぜ、紅白歌合戦はつまらないのか?

今日のテーマは

「なぜ、紅白はつまらないのか?」

です。

国民的番組を「つまらない」とか

決めつけてしまって恐縮ですが、

あまり昔から愉しいと僕は思わないんです。

それってなんでかなと思ったら、

「ターゲットが絞られていない」

からなんですね。

昭和の時代の、

「全国民向け」

になっちゃってるんです。

そもそも紅白歌合戦というのは

「歌を聴く」

ということに価値を置いていません。

昭和のころ、大晦日、

みんな仕事も終えて、

年越しそばでも食べながら、

家族で、こたつで、観る。

みたいな

「年末感の演出」

というのが、

「紅白歌合戦の価値」

だったと思うんですね。

それでリモコンのない時代だと、

「他を観る」

という発想がないから、

視聴率が80%みたいな異常な世界になったんだと思うんです。

で、途中から

美川憲一や小林幸子の

「衣装を観て笑う」、

そこで家族の

「共感」

が生まれる、

そういうところに価値が置かれていたりした。

しかしね、子どものころに思っていたのは

「ミュージックステーションや

Hey!Hey!Hey!、うたばんの方が愉しい!」

ということでした。

なぜなら、

「演歌」

に興味がないからですね。

しかし大正生まれのじいちゃんと一緒に観ていると、

「最近の歌は、意味わからん!」

と不機嫌そうにしていました(笑)

それは

「ターゲットが全国民」

だからです。

「全国民を満足させる」

なんてことは、

この価値観の多様化した時代には

とうてい無理な話です。

時代的にも、

「みんなで」というよりは

「それぞれで楽しむ」

という流れになっています。

そんなときに、

「みんな向け」

というのは、無理があります。

そもそも

「みんな」

という人はいないからです。

そして。

「価値は文脈(ストーリー)から生まれる」

から。

これが重要ポイントです。

たとえば、若い人には

「加山雄三ラストステージ」

の価値って分かりません。

なぜなら、

「若大将のストーリー」

を知らないからです。

加山雄三ファンからしたら、

感動的なラストセレモニーでも

若い人に見せたら、

「誰、このおじいちゃん?」

になっちゃうんですね。

40歳のぼくですら

「加山雄三の良さ」

って分からないですから、

20~30代の方には、

なおさら伝わらないと思うんですね。

そうしたら視聴者という「顧客」には

「不満」

が残ります。

しかし、K-POP,J-POPばかりだと

高齢の層に

「不満」

が残る。

これが

「ターゲットを絞らない」

ことの弊害です。

そして

「ターゲットを絞らなければ、価値は伝わらない」

ということがよくわかる事例とも言えます。

ホントね、

「価値」

というのは

「相性がすべて」

ですから。

ちょっと今、

そのあたりを

「伝わるマーケティング」

として、まとめていますからね。

完成したら、また皆さんにプレゼントいたしますね♪

今年は、また色々と企画も動かしていきますので、

ぜひぜひ遊びにきてくださいませ(^-^)


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