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黙っていては変わらない

善悪がわかる時代


善悪が明確にわかる時代になってきたようです。

セクハラ、パワハラ、ÐⅤ、詐欺、国会の答弁、カスハラ、覇権国家の横暴等が私たちの目の前を通っていきます。それらを見ていると、たいてい、どちらが善で、どちらが悪かわかります。

しかし、現実社会を見てみますと、善悪がわからない人がいます。「徳のないボスの下にいたら、すぐにさりなさい」と言った言葉があります。

経営者や会社の悪口をさんざん言ってやめない人がいます。ブラック企業でも何十年も勤める人がいます。なぜ、退職しないのでしょう。いろいろと言いわけがあるでしょうが、私は善悪の区別がつかない人だと思います。

今年の5月頃でしたでしょうか。ネットでホリエモンこと堀江貴文さんに対して「6月は祝日が一日もない、もっと休みたい」と嘆いている人がいました。

ホリエモンさんの答えは簡単でした。「有給休暇をとればいいのでは」の一言。「でも、有給休暇がとれない」の言い訳に対して、「有給休暇は労基法で理由を言わなくてもとれる、とらせてくれなかったら、労基署にいえばとれるよ。それでもだめだったら、そんな会社で働いていてもしょうがないから、辞めればいいだけ」と答えていました。

自分で解決できない問題を解決しない



人にいう前に自分だけで解決できる問題をなぜしないのでしょうか?

悪い労働条件のところで、なぜ甘んじて勤めているのでしょうか。「安月給だ」と嘆いているだけでは問題は解決できません。

世間を見渡してみれば、そんな人はいたるところにいます。


黙って従っていればいい封建制度や真面目に休まず勤務していれば、生活は安泰という終身雇用制度の影響で、考えない、ものを言わない従業員が増えていき、前述のような受け身の人がでてきたのでしょう。

人は元来保守的な動物で、変化をせず、物事を考えずに進行する傾向を本能的に受け入れます。

大きな障害などが起こらなければ前例踏襲が繰り返されます。いわゆる役所の断わり文句に「前例がない」が常態化しているのを見ると、平常時の変化のあまりない時代にそって、私たちはならされてきたようです。

無投票当選、無風選挙が多くても



都会より保守的な傾向の強い、田舎や農村部では、市町村長選挙の無投票当選や多選が多くなっています。

知事選挙では無投票はあまりありませんが、東京や大阪にはない、実質的信任投票の無風選挙がよく見られます。

無投票や無風選挙の自治体が百点満点の行政をしているわけではありません。行政のどの仕事が合格点か、落第点かを的確に示す機関がないため、住民や有権者はわからないまま、行政の仕事をだまって承認しているのです。

SNSを含めたメディアでは、行政の通知表みたいなものをあまり見かけません。あったとしても世間的に認知度が低く、住民に行政の仕事ぶりがわかりません。

7月7日の七夕選挙は東京都知事選挙に話題が集中しましたが、その日の選挙で面白い現象が起きました。

幸福度ナンバー1でも現状改革

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