東京の好きな場所③ 新宿・末廣亭
憧れの東京に暮らして数ヶ月。
感動が薄れぬうちに
行ってよかった
忘れたくない大好きな場所を記しておきます。
新宿三丁目駅。
地下鉄の階段を登って、見えてまいりますのは、新宿・末廣亭でございます。
ここは、日本で一番古い木造の演芸場だそうで、
伝統的なエンターテイメントショー『話芸』を毎日お楽しみいただけます。
落語、浪曲、講談、マジック、コント、紙切り・・・
お名前を聞いたことある方、ない方に関わらず、
その道のプロフェッショナルとして何十年も歩んでこられた方々の芸を生で見られることの凄さ、幸運に感謝が込み上げてくる空間です。
恥ずかしながら私、
東京に来るまでは伝統話芸について何も存じておりませんでした。
あれっ?!面白いかも!と気づいたきっかけは、
同年代の講談師、玉川太福さんを生で見てからです。
浪曲、ご存じですか?
落語に似ていますが、お三味線が付いてます。
ステージの照明と多くの観客の視線を浴びながら、
着物で汗だくになりながら唸るお姿。
私と同じくらいの歳月を生きてきて、
なぜこの人は浪曲の道を選んだのだろう、
どんな人生だったのだろうと急に身近に感じ始めました。
私が好きなお話は、
太福さんが、100歳の現役浪曲師、玉川裕子師匠と一緒にスマホを一緒に買いに行ったときのことを作品にした『裕子のスマホ』です。
新宿末廣亭は、
昼席、正午から夜席二十時半過ぎまで、入れ替え無しで3,000円。
(特別プログラムの日は入れ替えあります。)
七五調の名調子は、演芸場を出た後も心地よく体に響きます。
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