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地域行事の価値に気付いた。

先日、地元で「文化まつり」という行事が役場で開催されました。
老若男女が制作物を発表したり、中学の吹奏楽部が演奏したり、地元の有志が出し物をしたり、要は地元感100%のイベントがありました。

こういうのってローカル感満載で、なんで行くんだろうっていう若い人多いと思います。
だったら、おしゃれな若者が企画するイケてるイベントの方が人が集まるし、いいじゃんという意見も聞きます。
SNSで話題になるのもおしゃれなイベントです。
その反面、こういう地域100%密着型のイベントがSNSで話題になることはありません。
回覧板で告知がきたり、防災無線でお知らせが流れたり。

正直見るものはあまりないなと思っていたのですが、今回子どもができてその価値を新発見しました。
この文化まつり、下は保育園児から上は80歳くらいまでと様々な一般人が展示をしています。小学生になると、習字を書いたり絵を書いたり。
中学生はポスターを書いたりなどなど。

会場を一回りすると、子どもの成長の様子がわかるんです。
うちの子どももこうやって成長していくんだなとか、近所の子どもが作った作品を見て感じたりするわけです。

そして4年近く住むと知り合いもそれなりの数になります。
そうすると、前まで鼻水垂らしてたあの子が立派な字を書くようになったなとか、普段はおとなしい女の子が立派に演奏してたりします。
親になるまではわからなかったけど、子どもの成長を感じれる場所ってすごく貴重です。
こういう行事ってお金には全くならないし、観光資源にもなりません。
でも住民目線で考えて見ると、すごく大事だなと認識し直しました。

商売をしていると、頭がお金、お金となりがちだけど、こういう人間くさい世界を大切にする気持ちも忘れてはいけないなと思う一日でした。

地方に暮らすよさ、その一つを発見して幸せな気持ちになれました。
そして、また一つ親になってよかったと思えることが増えました。

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